転職前に読んでおきたい製薬会社の「職種と仕事内容」徹底解説|各部門ごとの求人数もわかる

この記事では製薬会社の多様性に富む業種に関して解説します。業界内で新しい職種に挑戦したいと思っている方々から以下のような声を聞きます。

■ 業界内でのキャリアアップ、異なる職種にもチャレンジしたい
■ 職種がたくさんあって、自分にとって適切な職種がわからない
■ 業界内の仕事に関して、情報収集どうすれば良い?

製薬会社の業務は多様性と流動性に富んでます。必ずしも今の「職種」が「自分にとって最適な仕事」「業界内で需要が高い職種」であるとは限りません。そのような方は、じっくりと情報収集を通じて、自分に合った職種への挑戦を検討することも長いキャリアの中で大切です。

私は20年以上、市場調査のコンサルタントとして製薬会社の多くの部門の方と様々なプロジェクトに携わってきました。異なる部門へチャレンジして、いきいきと仕事にとりくむ人を多く見ています。

この記事では、製薬会社の「業種」それぞれどのような仕事内容なのか解説をしています。製薬業界内で、新しい職種への挑戦を検討している方の次のチャレンジに役に立つ情報を提供出来ましたら幸いです。

製薬業界の仕事が多岐にわたる5つの理由

製薬会社での職種は多岐にわたります。その職種に対応する多様性に富んだ人材への要望も高いのはなぜでしょうか?以下のような理由があります。

■ 多様なプロセス
■ 新たな技術や知識への対応
■ グローバルに展開、対応する人材と職種
■ 新しい分野の仕事が日々増えている

 

製薬会社新しい薬剤の開発から製造、販売、そして医療現場での使用まで、多様なプロセスを経るため、それに応じた専門性を持った人材が必要とされます。

医薬品の研究、開発、製造には、創薬に関する技術や知識が必要不可欠です。医薬品を発見から、開発、そして承認を経て患者にまで届ける過程において多様で専門性をもったバックグラウンドを持った人材が求められます。

製薬業界は、常に新しい医薬品の開発や技術の進歩に伴い変化し続けています。そのような変化に対応するために職種自体も多様化されています。

製薬企業は、グローバルに展開しています。そのため、英語を活用する職種が多いことも特徴的です。英語力がある人材はあらゆる職種で求められています。

次に、新しい分野の職種も発生しています。例えば、デジタル分野での職種がそうです。マーケティングでは、オウンドメディアやSNSを通じての啓蒙活動はすでに一般的になってきておりますが、ネットの活用だけではなくなってきています。例えば、AIは、製薬会社のすべてのライフサイクルでの活用が期待されており、そのような技術を使った人材や新しい職種は急速に需要が高まることが予想されます。

以上のように、製薬業界には多様な職種が存在する理由は、その産業の性質や特徴に深く関与し、さらに、今後も新しい職種が増えるものと思われます

製薬会社の各職種ごとの仕事内容と求人傾向

研究職部門

製薬会社における研究職は、新しい医薬品を開発するための研究を担当する職種です。創薬研究では、疾患の原因を解明し、それに対する有効な医薬品の開発を目指します。薬剤の発見、化合物の合成、生物学的評価などが行われます。

製薬会社の研究戦略にも直結しているので創薬研究の求人は特に非公開が多いようです。創薬研究部門での転職活動には転職エージェントの複数登録するなど有効に活用し、傾向と転職対策が必須です。

研究職への求人数は業界内でも多く、2023年の4月時点で、アンサーズでの研究職の求人は1215件あります。そのうち公開されている求人数は290でした。

創薬研究

創薬とは、新しい医薬品を開発するための研究開発業務です。創薬のプロセスは、疾患を引き起こす仕組みを解明することから始まります。その後、疾患に対して効果的な新しい化合物を探索し、最終的に臨床試験に進むための候補化合物を開発します。創薬の分野では、有機化学、分子生物学、薬理学、バイオテクノロジー、医薬品安全性などの知識とスキルが必要です。

前臨床研究

前臨床・非臨床とは、創薬段階から臨床試験前の開発段階までの研究開発業務です。具体的には、候補化合物の特性評価、安全性評価、薬物代謝動態評価、動物実験などを行います。これらの評価により、臨床試験に進むためのデータを収集し、医薬品の安全性と有効性を評価するための情報を提供します。前臨床・非臨床の分野では、薬理学、毒性学、薬物動態学、獣医学などの知識とスキルが必要です。

細胞培養/テクニシャン

細胞培養/テクニシャンは、製薬会社の研究開発部門の一部門で、新しい薬剤の発見や開発を行っています。この部門では、細胞を培養し、薬剤の効果を評価することが主な業務となります。また、細胞培養に必要な実験装置の操作や、実験データの記録・分析も担当しています。研究開発の初期段階である創薬研究において重要な役割を担っている部署の一つです。

なお、研究職の求人傾向は、別記事「研究職における求人の傾向」でもさらに詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

※ 製薬業界「研究職」の転職には転職エージェント「複数登録」がおすすめです
>>> 正しい「複数登録」の手順とメリット、注意するべきポイントを徹底解説した記事はこちら

開発職部門

製薬会社の開発職は、新薬の開発に関わる多岐にわたる職種が含まれます。医薬品の研究や開発のための前臨床・非臨床試験や臨床試験の企画・実施、データマネジメントや統計解析、安全性情報管理、臨床試験、承認申請までの一連のプロセス、製造販売後調査、プロジェクトマネジメントなどがあります。

また、マーケティングや営業部門とも連携しており、医薬品の販売戦略の立案や学術情報の提供、医療関係者との関係構築なども行います。

ビジネス面においては、競合分析、マーケティング戦略の立案、医療従事者への情報提供、社内外のコミュニケーションなども担当することがあります。開発職の業務は、新薬開発に直結する重要な業務であり、製薬会社の中でも重要な存在となっています。開発職は、新薬を作り出す上で欠かせない重要な役割を担っています

なお、2023年の4月時点で、アンサーズでの開発職の求人は2384件あり、そのうち公開されている求人数は624で、今日ご紹介する部署別では最も求人数が多い部門でした。

製薬会社の新薬の開発情報に関する情報も含まれているため開発職の求人は非公開が多いようです。開発部門での転職活動には転職エージェントの複数登録などを有効に活用、傾向に対してしっかりとした転職対策をすることが重要です。

開発職の求人職の傾向の詳細は別の記事で詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

CRA(臨床開発モニター)

CRAは、Clinical Research Associateの略で、臨床試験を行う際に、現場で被験者の健康状態や試験実施状況などを監視・確認し、臨床試験データの収集、チェック、報告を行う業務を担当する職種です。

CRAは、治験モニターやクリニカルモニターとも呼ばれ、製薬メーカーやCRO(Contract Research Organization)に所属している場合が多いです。臨床試験の実施にあたって、倫理審査委員会や保健当局からの承認を取得した上で、被験者の募集を行い、治験センターでの試験実施を監視することが主な業務となります。

CRAの主な仕事内容には、被験者の選定や試験のプロトコール(治験計画書)作成、試験薬の管理、データの収集やチェック、監査対応、報告書の作成などがあります。また、治験モニターは、被験者と医師、医療スタッフとの間に立ち、問題が発生した場合には調整や解決策の提供を行うこともあります。臨床試験に関わる各種文書の作成や、実施中の課題や問題点を報告することも大切な業務の一つです。また、未経験のCRAの募集もあります

プロジェクトマネージャー/開発企画

製薬会社の開発職において、プロジェクトマネージャー/開発企画担当は、新薬の開発においてプロジェクトを推進し、チームをまとめる役割を担います。具体的には、新薬の開発計画策定、予算管理、タイムライン管理、品質管理、リスクマネジメントなどを行います。また、製造部門や臨床開発部門、法務部門、マーケティング部門などと密に連携し、開発プロジェクトを成功に導くために必要な各種調整を行います。プロジェクトの進捗管理や課題解決に加え、成果を上げるための方策の策定や戦略立案など、高いビジネススキルとリーダーシップが求められる仕事です。

DM/統計解析

開発部門で統計解析の仕事は、新薬開発プロセスの中でデータの解釈・評価を行う重要な役割を担っています。臨床試験のデータを統計的に分析し、治験データの品質管理、新薬開発戦略の決定支援、投薬量の決定、患者応募基準の決定などに携わります。また、統計解析の専門家は、治験データの解析だけでなく、医療統計学やバイオインフォマティクス、薬剤動態学などの専門知識も必要とされます。統計解析の結果は新薬の承認に大きく関わるため、高度な知識と技術が求められます。

QA/QC/監査

臨床研究におけるQC業務は、品質及び信頼性確保活動の一環で、研究開発本部内の業務支援として様々な業務を行います。その中には、臨床開発における品質担保のための活動やIssue Management支援、Global SOP体制整備支援などもが含まれます。

確立された品質保証プロセスや基準、グローバルな規制ガイドライン、顧客との契約義務を遵守するために、内部および/または外部の監査や検査を実施することもあります。

また、グローバルQMS(GCP)の構築やレギュラトリー・インテリジェンス及びリスクレジスターに関する業務、Global/Local SOPのマネジメント業務、Global/LocalのGCP業務のサポートなども行います。これらの業務を適切に行い、高品質な臨床研究を実現することが求められます。

監査の仕事は、自社内や取引先の製造施設や業務プロセスを審査することです。法令や規格に基づく監査を行い、問題点を指摘したり改善策を提案したりします。また、外部機関による審査や承認に向けた内部監査も担当することがあります。

薬事/メディカルライター

薬事/メディカルライターは、製薬会社や医療機関、広告代理店などで働く医療関連の専門職です。彼らは、医療用医薬品や医療機器などの製品情報を作成することが主な仕事です。

具体的には、医療用医薬品や医療機器の解説文書(添付文書やパッケージングラベル)、製品の説明資料、学術論文、プレスリリースなどを作成します。また、医療従事者向けのセミナーや学会発表資料なども作成することがあります。

薬事/メディカルライターは、医療関連の知識を深め、医学用語を正確に理解していることが必要です。彼らはまた、法律や規制にも詳しい必要があります。製品情報の正確性や適切性を確保するため、医療従事者や一般の人々に対する健康に関する情報を提供する責任を担っています。

CRC(治験コーディネーター)

CRCとは、製薬業界において臨床試験の実施に関わる業務を行う人のことを指します。CRCの仕事には、臨床試験に参加する患者さんのスクリーニング、試験に参加する患者さんの調査、試験に必要なデータの収集、その他試験に関連する書類作成などが含まれます。また、試験に参加する患者さんの安全を確保するために、副作用の報告やモニタリングもCRCの重要な業務の一つです。試験データの精度や品質の確保が求められるため、CRCは細心の注意を払い、正確な作業を行うことが必要です。

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>>> 正しい「複数登録」の手順とメリット、注意するべきポイントを徹底解説した記事はこちら

営業・MR/マーケ/学術部門

製薬業界において、MR(医薬情報担当者)やマーケティング担当者、学術関連担当者は、製品の宣伝や販売促進、研究支援など多岐にわたる業務を担当します。

MR職は医師や薬剤師などに製品情報を提供し、理解促進や適正使用の促進を図り、製薬会社の営業として活動します。

マーケティング部門は、販売促進戦略の立案や実行を担当し、学術関連では臨床試験の支援や情報提供、学術研究の支援、学会発表や論文の執筆、承認申請に必要なデータの整理・分析も担当します。MR、マーケティング、学術関連の担当者たちは、それぞれ専門的な業務を担当しつつ、お互いに連携し、製薬会社の営業戦略の中心的な役割を担っています。

なお、2023年の4月時点で、アンサーズでのMR/マーケ/学術の求人は1174件あり、そのうち公開されている求人数は276でした。
製薬会社の医薬品の売上に関連するMRやマーケ、学術部門の求人は非公開の割合多いようです。MR部門での転職活動には転職エージェントの複数登録など有効にに活用するなど求人の傾向に対してしっかりとした転職対策をすることが重要です。

別記事ですが、MR職の求人職の傾向をもうすこし詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

MR

MRは医療機関や医師、薬剤師などの専門家に対して、製品の情報提供や学術的な説明を行い、製品の理解促進や適正使用の促進を図ります。また、顧客との信頼関係構築や販売促進の戦略的な立案も重要な業務となります。

MRの数は減少傾向が続いていますが、日本国内では5万人のMRがいます。MRの求人数の傾向を含めた転職対策は、「MRの転職求人数からみる傾向とおすすめの転職エージェント3選」で詳しく解説していますので、併せてご活用ください。

MR BIZでは、MR業務の解説、MRの年収比較をはじめMRに特化した求人に加えて、転職を希望する方に役立つコンテンツも提供しています。

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マーケティング

マーケティング担当者は市場動向の分析や市場調査を行い、製品の販売促進戦略の立案や実行を担当します。製品の特徴や優位性をアピールする広告やプロモーション戦略の企画、イベントや展示会の運営、販売データの分析と戦略の改善なども業務の一部となります。

学術/DI/研修

学術関連担当者は、製品の臨床試験や治験を支援するために、研究者や医療機関との関係構築や情報提供、学術研究の支援を行います。また、学会発表や論文の執筆、製品の承認申請に必要なデータの整理・分析も担当することがあります。

メディカルアフェアーズ/MSL

メディカルアフェアーズは、製薬会社が販売する製品の適正使用を保証し、医療現場の信頼性を高めるために行う業務です。具体的には、医薬品の安全性情報の管理や医療機関への情報提供、学会や研究者との連携、承認申請書類の作成支援などがあります。

一方、MSL(Medical Science Liaison)は、製品に関する最新の医学的知見を専門家に提供し、医療現場における製品の理解を深めるための業務を担当します。医学的な情報の提供や学術的な支援、学術研究のサポート、臨床試験の支援などが主な業務で、医療専門家との関係構築が求められます。

両方の仕事とも、医療従事者との信頼関係を築き、製品の適正使用や信頼性の向上に貢献することが求められます。また、最新の医学知識について常に情報収集を行い、製品の特徴や優位性を正確に伝えることが重要です。

※ 製薬業界「営業・MR・マーケティング部門」の転職には転職エージェント「複数登録」がおすすめです
>>> 正しい「複数登録」の手順とメリット、注意するべきポイントを徹底解説した記事はこちら

事業開発・ライセンシング部門

経営企画/事業開発/ライセンシング・特許

製薬業界の経営企画部門は、経営戦略や事業計画の策定・実行を担当します。

具体的には、市場動向や競合情報の分析、新規事業の企画・立案、財務や予算管理、M&Aや提携先の選定、社内外のステークホルダーとの調整などが業務に含まれます。また、社内外の情報を収集し、経営陣に提言することで、経営戦略の策定に貢献します。経営企画部門は、製薬会社の中核的な部門の一つであり、ビジネスの成長戦略や長期的な事業展開に貢献することが求められます。

製薬業界の事業開発部門は、新しい製品や技術を開発し、市場に導入するための戦略的な計画を策定する部署です。具体的には、市場動向や競合情報の収集、ライセンス契約の締結、M&A(企業の合併・買収)、新規製品開発や既存製品の改良などを行います。

また、医療分野における新しい治療法や技術の研究開発にも取り組み、その成果を製品化して市場に投入することも重要な役割となります。事業開発部門は、製薬企業の成長戦略において重要な役割を担い、緻密な市場分析や多様なスキルを持った専門家が集まっています。

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ファーマコビジランス/PMS部門

ファーマコビジランスとPMSの仕事は、製品の安全性確保や規制当局とのコミュニケーション、企業の責任を果たすことなど、多くの課題に対応するために、製薬会社にとって欠かせない業務であると言えます。

ファーマコビジランスとPMSの仕事を通じて、製品の安全性情報を収集し、適切な対応を行うことで、患者さんや医療従事者の安全を確保します。また、規制当局とのコミュニケーションを図り、適切な情報提供を行うことが求められます。これにより、規制当局との関係を良好に保ち、製品の承認や販売に必要な許認可を取得するための条件をクリアすることができます。

製薬会社は、医薬品の安全性に対する責任を持っています。ファーマコビジランスとPMSの仕事を通じて、製品の安全性に関する情報を収集し、適切な措置を講じることで、企業の責任を果たすことができます。製品の安全性情報を分析し、リスク評価を行い、適切なリスク対応策を講じることで、製品の安全性を維持し、不適切な使用や副作用の発生を防止することが求められます。

なお、2023年の4月時点で、アンサーズでのファーマコビジランスとPMSの求人は382件あり、そのうち公開されている求人数は89件でした。
ファーマコビジランスとPMSの求人は決して多くないものの非公開求人が多いため、この部門での転職を希望の方は転職エージェントの複数登録など有効に活用することが必須です。

ファーマコビジランス(安全性情報)

ファーマコビジランスの仕事は、医薬品や医療機器の副作用や安全性に関する情報を収集し、評価します。その上で、必要に応じて関係者に情報提供を行います。このために、副作用報告書の受付、管理、分析、報告、臨床試験や市販後調査の監視や評価、国内外の医薬品情報収集と分析、製品の安全性情報のリスク評価と評価報告書作成、医薬品の販売業者、医療機関、保険者等への情報提供や指導などの業務があります。これらの業務を通じて、医療現場や患者さんの安全を確保することが求められます。また、国内外の規制当局との折衝や報告書の作成にも関与することがあります。

PMS(市販後調査)

PMS(市販後調査)の仕事は、医薬品や医療機器の市販後の安全性調査を行うことです。このために、市販後調査計画の策定、調査対象者の選定・募集・説明、調査データの収集・管理・分析、調査結果の報告書作成と提出、調査結果の評価と報告などの業務が含まれます。PMSの仕事は、医薬品や医療機器の安全性情報を収集し、適切な情報提供を行うことで、医療現場や患者さんの安全を確保するために欠かせない重要な業務です。また、調査計画の策定や報告書の作成において、国内外の規制当局との折衝が必要になることもあります。

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クリエイティブ部門

メディカルコピーライター/広告制作/メディカルエディター/プランナー/ディレクター

医療用医薬品を開発する際には、多大な投資と時間がかかります。そのため、効果的なプロモーションが不可欠です。製薬会社は、製品を医師や患者に知ってもらい、購入してもらうために、多くの情報を提供する必要があります。ここでメディカルコピーライターや広告制作が役立ちます。

メディカルコピーライターや広告制作は、製薬会社にとって製品の販売促進やイメージアップに貢献します。医師や患者の信頼を獲得し、製品の知名度を高めることができるため、企業の成長につながる重要な仕事です。

なお、2023年の4月時点で、アンサーズでのクリエイティブの求人は194件あり、そのうち公開されている求人数は41件でした。
クリエイティブ関連の求人は決して多くないこと、非公開求人が多いため、この部門での転職を希望の方は転職エージェントを有効に活用することが必須です。

※ 製薬業界「クリエイティブ部門」の転職には転職エージェント「複数登録」がおすすめです
>>> 正しい「複数登録」の手順とメリット、注意するべきポイントを徹底解説した記事はこちら

 

CMC/製造部門

製薬業界において、CMC/製造関連の業務は大きく以下の業種に分けられます。

医薬品の製造工程が品質や安全性、有効性に直結するため、製造工程を適切に管理することが製薬会社にとって必要不可欠であり、製薬会社にとってCMC(化学、製造、管理)/製造関連業務は非常に重要な業務です。

CMC/製造関連業務は、薬剤が承認される前の臨床試験段階から製品化、市販後の生産・品質管理までの全ての工程で行われます。生産管理、SCM、購買においては、製造に必要な原料や資材の調達・供給管理を行い、製造工程のスムーズな進行を支援します。

CMC/製造関連業務は、薬剤の製造工程を通じて、製品の品質や安全性、有効性の確保や安定供給を担保するために欠かせない業務となっています。

製剤研究/製剤設計

製剤研究/製剤設計では、新薬候補物質を効率的かつ安全に製剤化するための工程を研究・開発します。具体的には、薬物の物性評価、製剤の設計、製造方法の開発、試作品の製造・評価などを担当します。

CMC薬事

CMC薬事では、製剤研究/製剤設計で開発された製剤の品質、安全性、有効性を評価し、承認申請に必要なCMC(化学・製造・管理)情報をまとめます。また、承認後の製品についても変更管理を行い、製品の品質維持に努めます。

品質管理/品質保証

品質管理/品質保証では、製品の品質を管理し、製品の安全性・有効性を確保します。具体的には、製品の品質規格や検査方法の策定、製品の検査や品質トラブル対応、品質管理システムの構築・運用などを担当します。

生産技術/製造技術/製造

生産技術/製造技術/製造では、製剤研究/製剤設計で開発された製剤を実際に製造するための工程を設計・開発します。具体的には、製造設備の選定・設計、製造プロセスの最適化、製造工程の管理・改善、製品の詰め込みや包装、クリーンルームの管理などを担当します。

生産管理/SCM/購買

生産管理部門は、製造現場での人員配置や生産計画の策定、生産ラインの改善などを担当しています。SCM部門は、サプライチェーンのマネジメントを行い、原料や製品の調達や流通管理などを担当しています。購買部門は、製品や原料の調達に関する契約交渉や価格交渉、納期管理などを担当しています。これらの業務を通じて、製薬会社は製品の品質向上やコスト削減、スピーディーな生産・供給体制の確立などを目指しています。

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製薬業界の多様な業種への理解を高めて転職に生かす方法

製薬会社の職種は大きなカテゴリー「研究職」「開発職」「営業・マーケ・学術」「事業開発・ライセンス」「生産」「クリエイティブ」に加えて、細分化されています。これらのカテゴリーごとに求人数の規模やトレンドも異なります。

以下のテーブルでは、2023年4月時点で製薬業界で最も活用されているウエブメディア「アンサーズニュース」で定期的に発表されている職種ごとの求人数を集計しています。部署によっても求人数に大きな違いがあります。主要な6つの部署での「公開されている求人数」と「非公開求人を含めた求人数」を見ていきましょう。

「アンサーズ」とは?アンサーズの運営会社から、サービス概要までの詳細を解説しています。アンサーズの詳細を確認したい方はコチラの記事を参考にして下さい。
【アンサーズとは?】製薬業界の転職にオススメの「アンサーズ」を徹底解説

部署別の求人数の比較

順位 部門 求人数(非公開含む) 公開求人数
1位 開発職 2,384 624
2位 研究職 1,215 290
3位 MR・マーケ関連 1,174 276
4位 ファーマコビジランス/PMS 382 89
5位 製造関連 194 41
6位 事業開発・ライセンス 164 38

出典:アンサーズのデータを集計の上Insights4が編集

求められる異なるスキルの把握

製薬業界における転職を考える際に、希望する部署で求められるスキルはどのようなものなのかを把握することが重要です。それぞれの職種で必要なスキルが異なるためです。

例えば、研究開発部門では、薬学、化学や生物学などの知識やディグリーが必要とされます。一方で、製造部門では、製造プロセスの管理や技術、品質管理などのスキルが必要とされます。販売・マーケティング部門で必要とされる、営業力やマーケティング戦略の考え方も、特徴的なスキルが必要とされます。

英語力を活用する部署も多く存在しますが、部署によって求められる英語力のレベルが異なります。

海外と直接取引をする機会が多い事業開発やライセンス部門では交渉や管理できるレベルの英語が求められますが、研究開発部門では、論文や特許の書類作成や海外の研究機関とのやりとりする高い英語力が求められます。

一方でMRが直接英語を使う機会は少ないものの、英語力があるMRは、MRでの経験を生かした戦略部門へのキャリアップも期待できます。

外資系製薬会社や日系大手企業に転職を希望する際は、すべての業務である程度の英語が求められるので、TOEICなど客観性の高い英語力をしめす英語力を準備することも重要です。

製薬業界においては、部署ごとに必要なスキルが異なるため、転職を考える際には、自分が持っているスキルや経験がどの部署で活かせるかをしっかりと踏まえることが重要です。

製薬業界、製薬会社の理解を高める方法

希望する企業のホームページやSNSなどでが、その企業がどのようなビジョンや戦略を持っているのか、どのような製品や開発をもっているのかが把握できます。その情報をもとに、自分がアピールするべきスキルや経験を明確にし、応募書類や面接で効果的にアピールすることができます。

その企業の社風や文化を知ることができます。自分が入りたい企業や職種に合わせた、志向性や考え方を持ち、その企業にマッチするような応募書類や面接対策をすることができます。

転職エージェント「上手に」活用する

製薬会社の職種は多岐にわたります。そのため、転職において、適切な転職エージェントの活用がおすすめです。それは、転職エージェントは業界の情報を豊富に持ち、求人情報だけでなく非公開求人の情報も持っているからです。

また、転職エージェントは転職者の向き不向きを分析して、適切な求人情報を提供してくれます。転職エージェントのアドバイスを受けることで、自分が今後どのようなキャリアアップを目指すか、また、そのために必要なスキルや資格なども把握できます。

製薬業界の転職では転職エージェントを活用して、自分に適切な「職種」へチャレンジする近道とも言えます。その際には、製薬業界に強い転職エージェントの活用が重要です。

製薬業界の方むけの転職エージェントは、「製薬特化型の転職エージェント」と「英語に強い転職エージェント」など自分の強みを活かす転職エージェントとの「複数登録」がオススメです。失敗しないための転職エージェントの「選び方」は別の記事で詳細を紹介していますので参考にして下さい。

>>【製薬業界の転職】転職エージェントの正しい「複数登録」の方法は?メリット3つと注意するべきポイントを徹底解説

転職エージェントを活用する際の注意点

自分に合った新しい「職種」の情報収集に、転職エージェントは非常に有効ですが、その一方で注意点も必要です。

また、自分に合った職種が見つからない、具体的な転職プランが準備出来ていない、とにかく相談をしたいと言った段階の場合、転職エージェントにはその旨しっかりと自分の意志を伝えることが重要です。

キャリアコンサルタントによっては自分の利益を優先し、その時点で適切と思える求人をどんどん提案してくるケースがあります。そのため、転職に関して自分の主体性をしっかりと持ち、自分にとって有益なエージェントやキャリアコンサルタントを見極めて活用しましょう。

そのため、転職のタイミングや希望の職種が見つかるまでは応募しないことなどをしっかりと登録時に伝えることが大切です。

そのような求職者の中長期的な目線でキャリアへのアドバイスをしてくれるもの転職エージェントの役割と言えます。例えば、製薬業界に特化している「アンサーズ」では、あらかじめ「採用開始アラート」というサービスを設けています。

この「採用開始アラート」では、登録をした求職者の希望する製薬会社の求人情報が出たときにメールで通知してくれるサービスです。キャリアコンサルタントとのアドバイスに加えて、このようなサービスを活用して、新着情報を見逃さないのも有効な情報収集のツールです。製薬業界の転職の手順に加えてこのようなサービスも利用することで成功に近づけます。

 

業界・部署研究と理解に役立つオススメ書籍

製薬業界にすでにいらっしゃる方にとっては、業界に関してはすでに詳しくご存知とは思いますが、改めて今の製薬業界がどのようなモノなのかも知ることに役立つ書籍をピックアップしました。



まとめ

製薬業界は、新薬の開発から製造、販売、医療現場での使用まで多岐にわたり、それに応じた専門性を持った人材が必要とされます。研究職、開発職、営業、マーケティング、学術、事業開発、生産、クリエイティブなど、製薬業界で求人がある職種は多岐にわたります。また、医薬品業界はグローバル化が進むこと、新しい技術や規制などに対応するために、今後も業種は増えるものと思われます。

職種によって必要なスキルは異なるため、転職活動では、それぞれの職種でどのようなスキルが求められているのかを、希望する企業の研究と同時に収集するべき情報となります。英語力を活用する部署も多く、求められるレベルも部署によって異なります。転職を考える際には、希望する部署で求められるスキルを把握することが重要です。

自分にマッチする部署での仕事での転職はとても大事です。そのような中で製薬会社の部署や多様化が進んでいることと、求人サイトでは開示されていない非公開求人も多いため、製薬業界に強い転職エージェントを上手に活用することが大切です。

製薬・医薬品業界の転職では、適切な転職エージェントを選ぶことはとても重要ですが、転職エージェントは数多くありますし、コンサルタントとの相性なども結果に影響を与えます。

製薬業界の転職で実績のある転職サイトとエージェントを一覧としてまとめている「製薬・医薬品業界の転職で実績のある転職エージェント一覧」も併せてご活用ください。

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