製薬・医薬品業界の転職、転職エージェントは強みや特徴を踏まえて自分にあったものを選びたい人向けに、製薬業界で使うべき転職エージェントの5つのタイプを徹底的に解説します。
■ 転職エージェントを使いたいがあり過ぎて選べない
■ 自分にあったタイプの転職エージェントは?
■ 製薬業界で活用されている転職エージェントのタイプは?
製薬業界の転職で大切な転職エージェントの選択ですが、転職エージェントの特徴や強みである「タイプ」をしっかりと把握することで効果的に選ぶことができます。
本記事では、転職エージェントの「タイプ」を解説します。自分にとって最適な転職エージェントを選ぶことができ、失敗しない転職活動に役立ちます。
転職エージェント、それぞれの特徴で異なる「タイプ」
転職エージェントとは、専門のキャリアコンサルタントが直接求職者の転職活動をサポートしますが、厚生労働省のデータによると23年3月には26,000以上の事業所があります。かなりの数が転職関連で求職者のサポートをしていることがわかります。
その中から最適な転職エージェント選ぶことは大変ですが、それぞれがもつ特徴でタイプに分類することができます。いくつかのタイプに分類してみます。
■「総合型」:転職業界大手。膨大な求人数と幅広い業界を対象
■「業界特化型」:業界に特化した転職エージェント
■「職種型」:「営業職」「販売」「管理部門」など職種に特化
■「勤務地」:地域別の求人。転勤、Iターン、U-ターン転職
■「年齢特化型」:20代の若手から、シニア層まで各年代に強い
■「ハイクラス」:ハイクラス。ヘッドハンティングやスカウトも
■「ベンチャー向け」:ベンチャー企業の求人につよい
■「英語型」:外資系、グローバル大手企業など高い英語力
■「エンジニア・IT」:専門のスキルとの求人に特化
■「士業向け」:様々な士業や資格に特化。薬剤師、医師、看護師も
では、たくさんある転職エージェントのタイプですが、製薬業界のキャリアップに活かせる転職エージェントのタイプとはどのようなタイプでしょうか?
さらなる「キャリアップ」を目指しての転職に有効な転職エージェントとして、特に以下の5つの「タイプ」を選びました。
■「製薬業界特化型」
■「総合型」
■「英語型」
■「ハイクラス」
■「年齢特化型」
各タイプが製薬業界の転職で活用されている理由、どのような人にとって有効なのか、それぞれのタイプごとに後ほど詳しく解説いたします。
その前に成功するために重要な転職エージェントの「複数登録」について解説します。
製薬業界の転職「複数登録」がオススメ
製薬業界の転職ですが、使う転職エージェントは1社だけにする必要はありません。登録は無料ですし、エージェントとの相性もあるので、多くの転職者は複数の転職エージェントへ登録する「複数登録」をします。
複数の登録には、「求人の幅が広がる」「異なるアドバイスをもらえる」「エージェントを使い分けられる」といったメリットがあります。大切なのが、自分の強みを活かせる、そして相性のよい転職エージェントを2-3社を活用するということです。
注意する点としていくつかありますが、あまり多くのエージェントへの登録をしないことがあげられます。これは、登録しすぎて自分自身が時間やスケジュールを管理できず、企業や転職エージェントに迷惑がかかってしまうからです。
※ 製薬業界の「複数登録」のメリットと正しい登録方法に関して、詳しく別の記事で解説しています。
【製薬業界の転職】転職エージェントの正しい「複数登録」の方法は?メリット3つと注意するべきポイントを徹底解説
複数登録ではまず「業界特化型」の転職エージェントに登録
製薬業界で成功するための「複数登録」をする場合、まずは「製薬業界特化」のエージェントに登録することがオススメです。「総合型」を1.2社登録をすすめる人も多いですが、製薬業界の転職では、「製薬業界特化」のエージェントにまずは登録することをオススメします。
製薬業界は、独特の専門性や高いスキルが求められる製薬業界のため、転職エージェントやキャリアコンサルタントが専門性に対応できる経験とスキルが必要です。そのため、業界の深いところまで食い込んでいる特化型のエージェントからの情報やアドバイスにまずは触れることが有効です。
業界特化の転職エージェントとしておすすめは「アンサーズ」です。
【製薬業界の転職|複数登録の「軸」にオススメは「アンサーズ」】
詳細は公式ページで
製薬業界で使われている転職エージェントのタイプ5つ
それでは、製薬業界の転職で特に活用するべき5つのタイプの説明をします。ここでは、それぞれの「タイプ」の特徴、使うべき求職者の活かしたい強みや希望、そして特に実績のある転職エージェントを比較、ご紹介します。
1.「製薬業界特化型」の転職エージェント
製薬業界は高い専門性を要する業界です。転職エージェントも製薬業界に特化した転職エージェントが複数あります。製薬業界特化の転職エージェントをまず登録するのは以下のような理由があります。
■ 製薬業界内に深く入り込んでいる
■ 製薬業界に詳しいキャリアコンサルタントのサポート
■ 非公開求人情報へのアクセス
特化型の転職エージェントの役割は、求職者と製薬企業とのマッチングを円滑に行うことです。業界内の専門職種に特化した求人情報をもちます。業界内の研究開発、臨床試験、製造、品質管理など、製薬業界で求められる様々な職種について幅広い求人情報を保有しています。
製薬業界での求人は非常に専門性の高い求人が多く、転職エージェントやキャリアコンサルタントがそのような業界の情報に詳しいことが必須条件です。キャリアコンサルタントはそのような背景を熟知し、転職希望者との適切なマッチングを提案できなければいけません。
製薬特化の転職エージェントには、製薬業界に特化した業界経験とネットワークを持つキャリアコンサルタントが在籍しています。彼らは製薬企業や関連機関との緊密な連携を通じて、業界の最新動向や求人情報に精通しています。
製薬特化の転職エージェントは、製薬業界の特徴や要件に基づいたキャリアアドバイスを行い、求職者のスキルセットを最大限に活かすためのサポートを求職者に提供します。
2.大手「総合型」の転職エージェント
「総合型」の転職エージェントは、さまざまな業界や職種に対応し、多様な求人情報を提供する転職エージェントのことです。総合型に分類される転職エージェントは大きな資本をもとに運営されており、求人数や登録している求職者の数も膨大です。
※ 大手「総合型」の転職エージェントをつかうメリット
■ 豊富な求人情報
■ キャリアコンサルタントが多数在籍
■ 多数の企業が活用
■ スピードと効率性
■ 面接対策とサポート
圧倒的な求人数が大きなメリットが製薬業界の転職でも「総合型」の転職エージェントを活用する理由です。
豊富な求人情報
総合型の転職エージェントは広範な業界や職種の求人情報を提供しています。特に大手のエージェントは、多くの製薬会社や関連企業とのコネクションを持っており、多様な求人情報を取り揃えています。
製薬業界では、多くの業種と職種があり多様化が進んでおりますが、総合型の転職エージェントはこのような多数の業種、職種でも幅広く求人情報を持っています。、また、転職サイトでも検索ができますが、求職者にフィットした求人情報を紹介できます。これによって、総合型が扱っている業界は幅広いものの、自身の希望条件に合った求人を選ぶことができます。
キャリアコンサルタントが多数在籍
総合型転職エージェントには経験豊富なキャリアコンサルタントが在籍しています。彼らは転職に関する専門知識や市場動向に詳しく、個々の希望やスキルに合わせて最適なキャリアプランを提案してくれます。
製薬業界での転職の扱いも多いことから、製薬業界での経験を有するコンサルタントや実際に業界に詳しいキャリアコンサルタントも有する転職エージェントもあります。
経験や専門性で自分の目指す業種、職種はもちろん、会社名をあげて、専門性の高いキャリアコンサルタントを紹介してもらうことも総合型を活用しつつ製薬業界での転職を有利にするめるコツの一つと言えます。
多数の企業が活用
大手の総合型エージェントは多くの企業とのパートナーシップを築いています。これにより、求人情報の提供だけでなく、企業のニーズや文化についての情報も豊富に得られます。製薬会社においても、業界内での評判やトレンドを把握し、その情報を転職活動に活かすことができます。
製薬業界の多数の企業にも幅広くアプローチできている総合型の転職エージェントも多いので、確認しつつ自分にあったエージェントを選びましょう。
スピードと効率性
総合型転職エージェントは、求人情報の一元管理や面接調整、書類審査のサポートなど、転職プロセス全般を効率的に管理してくれる利点があります。これによって、複数の企業と同時進行で面接や交渉を進めることができ、転職プロセスの迅速化が期待できます。
製薬会社の転職を考える際には、大手の総合型転職エージェントを利用することで、幅広い選択肢と専門知識を活かし、スムーズな転職活動を進めることができるでしょう。一方で、製薬業界の転職で「総合型」の転職エージェントを活用する際には、注意点もあります。以下のような注意点をしっかりとおさえた上で「総合型」の転職エージェントをより効果的に活用しましょう。
※ 「総合型」の転職エージェントを活用する上での注意点
■ 実績と専門性
■ キャリアエージェントの経験とサポート
■ 希望条件とのマッチング
実績と専門性
キャリアエージェントの実績と専門性は、転職活動の成果を左右する重要な要素です。
製薬業界において、エージェントやキャリアコンサルタントが過去にどれだけの事例を持っているかや、特定の業界や職種に対する深い知識と経験を確認することが重要です。
実績が豊富で専門性の高いエージェントは、求人情報の提供だけでなく、適切なアドバイスやキャリアプランの立案も行ってくれます。これらの実績や経験を製薬業界であるかどうかの確認をしっかりとすることで、自身のスキルや経験を最大限に活かせる転職先を見つける可能性が高まります。
キャリアエージェントの経験とサポート
キャリアエージェントが提供するサポートは、転職活動を円滑に進めるために重要な役割を果たしますが、製薬業界むけのサポートをしっかりしてくれることを確認しましょう。
経験豊富なエージェントは、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、交渉支援など、さまざまな段階でのアドバイスやサポートを提供してくれます。自身のスキルや強みを最大限に引き出すための指導やフィードバックは、転職活動の成功に直結する重要な要素です。
製薬業界の求人で求められるスキルや経験は業界に詳しくない人だとしっかりと把握できていないケースがあります。しっかり業界向けのサポートができるエージェントかどうかの確認は大事です。
希望条件とのマッチング
希望条件とのマッチングは、転職エージェントの役割の一つですが、エージェントが一般的な知識のみで対応すると本当にぴったりのマッチングが出来ない可能性があります。
エージェントは自身の希望条件やキャリア目標を詳しく理解し、それに合致する求人情報を提供してくれるので、しっかりと自分の求めている希望や条件、強みを情報として提供しましょう。
希望条件とのマッチングが高い場合、転職先での満足度や成功確率が高まります。エージェントのサポートによって、自身の要望に合った最適な転職先を見つけることが可能です。
これらのメリットと注意点を総合的に考慮しながら、「総合型」のキャリアエージェントを比較、選択することで、自身のキャリアの進展をサポートしてくれる総合型の転職エージェントをより効果的に活用することができます。
製薬業界で実績のある【総合型】転職エージェント3選
総合型は、求人数と網羅する業種、業界が多いことが大きな特徴です。以下の3社は製薬業界でも実績があります。
サービス名 | JACリクルートメント | doda | マイナビエージェント |
総合型で英語にも強い |
![]() 転職サイトも充実 |
![]() 20代・第二新卒に人気 |
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公開求人数 | 約13,500件 | 約159,000件 | ー |
利用者層 | 35~39歳 | 20~40代 | 20~39歳 |
対応地域 | 全国・海外 | 全国 | 全国 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
製薬業界での実績 | 多数あり | あり | あり |
特徴 | 製薬業界と英語に強い | 業界最大手。求人数が多い | 若手層での人気が高い |
公式サイト | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはコチラ |
3.「英語を活かした転職」に強い転職エージェント
英語に強い転職エージェントは、国内外の英語を使用する求人情報やグローバル企業との繋がりを持ち、英語力や国際経験を活かした転職支援を行うエージェントです。専門のキャリアコンサルタントも外国人もしくはバイリンガルレベルの英語力がある人が多いのも特徴です。
彼らの強みは、グローバルな求人情報の提供、英語に関する専門知識、グローバルネットワークの活用、そしてカスタマイズされたサポートです。求職者は英語を活かしたキャリアやグローバルな職務を目指す際に彼らのサービスを利用することで、有益な支援を受けることができます。
製薬業界でも外資系の製薬会社や業界内の企業も積極的に日本での人材採用活動をしています。部門によってはTOEIC800点以上、もしくは900点レベルの英語力を必要としている部門があります。そのような部門の人材担当は、英語力が強い求職者が登録している転職エージェントに相談をします。
英語に強い転職エージェントを活用するメリットと課題もあるので、課題に注意しつつ適切な転職エージェントを活用します。
※英語に強い転職エージェントを活用するメリット
■ グローバルな求人情報へのアクセス
■ 給与アップ、売り手市場
■ 英語力の向上
グローバルな求人情報へのアクセス
英語に強い人材を求める企業は、バイリンガルやネイティブのキャリアコンサルタントを有する転職エージェントに相談をします。自然とこれらの転職エージェントはグローバルな求人を多く持つことになります。
英語を活かしたい求職者は、英語につよい転職エージェントへの登録することで、外資系大手企業国際的な製薬会社やグローバル企業の求人情報に広くアクセスできるメリットがあります。エージェントのネットワークを活用し、自身の英語力の強みを最大限に活かすチャンスが広がります。
給与アップ、売り手市場
英語力は高く求められているスキルですが、本当に高いレベルで英語を活用できる人材は限られています。そのため、キャリアップのスキルとして非常に有効です。
製薬業界は人材需要が高い分野であり、英語を使えた上で、業界特化のスキルや経験を持つ人材への需要が増加しています。このような売り手市場の状況下では、求人企業は優秀な人材を引き寄せるために給与や待遇を改善することがあり、結果として給与アップの機会が増えることが考えられます。
英語力の継続的な向上
英語力が求められる企業への転職を考える際には、これまで学習してきた英語力を更に継続的に向上させるチャンスがあります。新しい職場環境において英語を常に活用する機会が増えることは、ビジネスにおける実践的な英語力の向上につながるだけでなく、より長期的なキャリアアップにも有益です。
自分の英語力がまだの場合でも英語を活用する職場へのチャレンジは長期的なキャリアアップと言う面で役に立つ可能性があります。
新たな職場環境では、英語を使ったコミュニケーション、プロジェクトの報告書やプレゼンテーション、チーム内やクライアントとのディスカッションなど、多様な業務シーンで英語を活用する機会が広がります。
グローバルな視点を持ち、国際的なビジネス展開に関与することで、自身の専門知識やリーダーシップスキルが向上する可能性があります。さらに、他言語の文化やビジネス慣習に触れることで、自身の視野を広げ、新たな成長機会を見つけることができるでしょう。
※ 製薬業界でのキャリアップにつながる英語学習に関して解説しています。
>>【英語学習】製薬業界で求められる英語力とは?
一方で英語力を活かした転職エージェントを活用する際の注意点もあります。
※ 英語に強い転職エージェントを活用する際の注意点
■ キャリアコンサルタントの業界での経験
■ 英語力の証明
■ 自身の英語力
キャリアコンサルタントの業界での経験
キャリアコンサルタントが製薬業界に精通しているかどうかを確認することが重要です。製薬業界の特異性やニーズを理解していることが成功するには必須です。
なぜなら、業界での経験が浅いキャリアコンサルタントも多くいます。しっかりと確認をしましょう。せっかくネイティブのキャリアコンサルタントでも経験や製薬業界の知識が低くては意味がありません。
製薬業界の知識や経験が深いネイティブのキャリアコンサルタントは、実績のある転職エージェントには必ずいますので、転職エージェントに対して自分にあったキャリアコンサルタントに担当してもらうようしっかりと相談しましょう。
英語力の証明
英語力を活かした転職活動で成功をするためには、客観的な英語力の証明が便利です。製薬業界で英語を活かすためには、最低でもTOEIC800点は欲しいです。
転職エージェントも、担当者をアサインする際や求人情報を紹介する際にもTOEICでの高いスコアが予めある場合、英語力を活かせる転職に有利との判断をします。
キャリアコンサルタントがネイティブの場合など、決してTOEICなどのスコアがない場合でも英語力がどのくらいか紹介する会社には説明は出来ますが、本当に英語力がある人ほど、客観性の硬いTOEICの高スコアで英語力を証明しておきましょう。
※ TOEICの高スコアには「コツ」があります。英語力がある人は、まずは参考書で独習がおすすめ
>>「製薬業界でTOEICスコア800点以上を目指すおすすめ「参考書」7選」
自身の英語力
最後に、英語力はこれから、英語の学習中だけれども英語を活かした転職をしたい方も英語に強い転職エージェントを活用するべきと思います。しかしながらその際には、キャリアコンサルタントにしっかりと英語力やキャリアップに関してコンサルテーションをしてもらいましょう。
英語力は決して「盛る」ことはできません。まだ十分な英語力がないとのアドバイスの場合は、英語学習に時間を作り、英語力が向上した段階でよりキャリアのアップに繋がる転職をめざしましょう。
これらの注意点を踏まえて、製薬業界の転職で英語に強い転職エージェントを選び、効果的なサポートを受けることで、よりスムーズな転職プロセスと成功を実現する可能性を高めることができます。
※ とにかく「早く」英語力を高めたい人には「英語コーチング」
>>「英語コーチング」とは?製薬会社で本気の英語学習におすすめスクール6選
製薬業界で実績のある【英語の強み】を活かせる転職エージェント
製薬業界で実績のある「英語につよい」転職エージェントを紹介します。
サービス名 | JACリクルートメント | ランスタッド | ロバート・ウォルターズ |
英語に強い総合型 |
![]() 英語とハイクラス型 |
![]() 英語を活かす転職 |
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公開求人数 | 約13,500件 | 約5,280件 | 約1,850件 |
利用者層 | 35~39歳 | 30代~50代 | 30~40代 |
対応地域 | 全国・海外 | 全国 | 全国 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
製薬業界での実績 | 多数あり | あり | 多数あり |
特徴 | 英語、製薬業界両方に強い | 日系グローバル・外資系に強い | 英語・日系グローバル・外資系 |
公式サイト | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |
4.ハイクラスむけの転職エージェント
「ハイクラス」の転職エージェントは、高いレベルのポジションや高収入の求人情報を扱っています。上級管理職や専門職、エグゼクティブレベルの求職者を対象としているので、求職者が登録をしても条件に合わない場合があります。
ハイクラスの転職エージェントは、優れたネットワークやコネクションを持ち、一般には公開されていない非公開求人情報を保有、一般的な求人サイトでは見つけることが難しいような、高給与や高ポジションの求人情報を提供することができます。
転職エージェントは、求職者と求人企業のマッチングが基本ですが、ハイクラスの場合は転職エージェントが企業側から得た「求人」の条件に見合う人を探して照会をする「ヘッドハンティング」機能を有する場合も多くあります。「スカウト」というのがそれに近いコンセプトです。
ハイクラスの転職エージェントは、高ポジションや高収入を求める求職者を中心に積極的に活用をしています。
製薬業界の転職で実績のある「ハイクラス型」転職エージェント
サービス名 | タイプ | 特徴 |
JACリクルートメント | ハイクラス・総合型・英語 | 大手総合型に加え、ネイティブのキャリアコンサルタントを有し英語にも強い |
Type転職エージェント | ハイクラス | ハイクラスにも強い転職エージェントできめ細かいサポートが評判 |
ランスタッド | ハイクラス・英語 | 外資系・大手グローバル製薬企業にも強く英語を活かせる転職に強み |
ロバート・ウォルターズ | ハイクラス・英語 | ネイティブのキャリアコンサルタントがサポート。製薬業界の幅広い業種で実績 |
doda X | ハイクラス | 年収600万円以上を目指す方向けのハイクラス転職サービス |
リクルートダイレクトスカウト | ハイクラス | 年収800万円以上も目指せるハイクラス特化転職サービス |
Morunda | ハイクラス | 製薬、医療機器、ライフサイエンス特化のエグゼクティブサーチ、転職エージェント。英語力を求める求人多数 |
5.【年齢別】それぞれの年齢層に強い転職エージェント
転職エージェントでは、得意の年齢層があります。
- 若年層向け転職エージェント: 新卒者や若年層の求職者をサポートする転職エージェントは、未経験者や学生からのキャリアアドバイスや就職支援に特化しています。若年層向けの求人情報や企業とのマッチングを重視しており、就職活動に不慣れな方でも安心して利用できます。
- ミドル世代向け転職エージェント: 中途採用やミドル世代の転職をサポートするエージェントは、経験豊富な求職者に対して、キャリアの転換やスキルを活かした転職を支援します。求人情報の他に、キャリア相談や職務経歴書のアドバイスなど、より専門的なサポートを提供していることがあります。
- シニア層向け転職エージェント: シニア世代の方々を対象にした転職エージェントは、定年退職後やキャリアを活かした再就職をサポートします。豊富な人生経験や専門知識を活かせる求人情報や、長年の経験を評価してくれる企業とのマッチングを重視しています。
自分の年齢層に強い転職エージェントが保有する求人も、ターゲットの年齢層が多い傾向があります。それぞれの年齢層に強い転職エージェントを選ぶことも成功するためには大切な要素です。
年齢層別に強いおすすめ転職エージェント
サービス名 | タイプ | 特徴 |
UZUZ | 20代・理系 | 20代の理系の仕事をメインに紹介している転職エージェント。 |
第二新卒エージェンㇳ | 20代 | 20代に特化した無料の就職・転職支援サービス |
製薬業界の転職エージェント「タイプ」に関して「Q&A」
Q1.自分の活かせる「強み」がなにかまだわからないので選べない?
自分の強みを見つけるためには、自己分析を行うことが大切です。自己分析とは、自分の経験やスキル、価値観、興味関心などを客観的に振り返り、自己理解を深めるプロセスです。
これまでの職務経験や学業、趣味など、過去に関わったことを振り返ってみましょう。どんな仕事が楽しく、やりがいを感じたのか、どんなスキルを身につけたのかを考えます。
そして、自分が得意なスキルや持っている特性を洗い出してみてください。コミュニケーション能力や問題解決能力、リーダーシップ力など、さまざまな側面があります。 身近な友人や同僚に、あなたの強みや得意なことについて尋ねてみることも有益です。他者の視点からのフィードバックは新たな気付きをもたらすことがあります。
自分が興味を持ち、熱中できる分野やテーマも重要な要素です。自分の好きなことに取り組むことで、強みを活かす機会が増えるかもしれません。
これらのステップを踏んでみて、自分の強みを具体的に見つけてみてください。また、転職エージェントに相談をしてみることも一つの手段です。転職は大切なキャリアップの機会です。焦ることなく、じっくりとキャリアの可能性を探りましょう。
Q2.異なる職種へ挑戦したいが、経験がない場合、どのタイプがよいでしょうか??
異業種への挑戦を考える際に、経験がまだ浅いと感じることはよくあることです。
エージェントの専門性と経験をみましょう。異業種への転職をサポートしている専門やあるいは総合型のエージェントを選ぶことが大切です。特定の業界や職種に精通しているエージェントは、あなたの希望に適した求人情報やキャリアアドバイスを提供できる可能性が高いです。
エージェントとのカウンセリングで、あなたのキャリア目標や希望をしっかりと理解してくれるかどうかを確認しましょう。親身に対応してくれるか、具体的なアドバイスを提供してくれるかなど、信頼できるエージェントを選ぶことが重要です。また、エージェントは企業とのコネクションを持っており、多くの求人情報にアクセスできる可能性が高くなります。異業種への挑戦を成功させるためには、幅広い選択肢があることが重要です。
過去の利用者の評判をチェックすることも大切です。オンラインの口コミやレビューを参考にして、信頼性のあるエージェントを選びましょう。これらのポイントを考慮して、複数の転職エージェントを比較し、自分に最適なエージェントを選ぶことが大切です。タイプにこだわることなく、その他の要素も異業種へのチャレンジでは有効かもしれません。
アンサーズ | JACリクルートメント | マイナビエージェント |
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![]() 製薬業界特化 |
総合型で英語にも強い |
![]() 20代・第二新卒に人気 |
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まとめ:製薬業界の転職で使われるエージェントのタイプ
製薬業界は、新薬の開発や外資系企業の進出など多岐にわたる業種や業務が存在するため、専門的な転職市場となっています。
そのため、正確な情報収集や求人情報の活用が必要不可欠であり、転職サイトや転職エージェントの活用が有効です。
この記事では、製薬・医薬品業界での転職に役立つ転職サイト・エージェントのタイプに関して解説をいたしました。
製薬業界の転職エージェントには、「製薬特化」に加えて、「総合型」「ハイクラス」「英語型」「年齢型」があります。
製薬業界の転職市場は他の業界とは異なるため、今回の記事で転職エージェントのタイプ別に自分の希望に沿ったエージェントを選択して、キャリアアップにつなげることが大切です。

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