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ソネロキマブ、乾癬性関節炎第III相で主要評価項目を達成

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MoonLake Immunotherapeuticsは2026年8月10日、活動性乾癬性関節炎を対象とするソネロキマブの第III相IZAR-1試験が、16週時点の主要評価項目を達成したと発表しました。

導入投与を行った60mg群のACR50達成率は42.1%です。試験は52週まで継続し、全データは2027年上半期に公表される予定となっています。

今回開示されたのはソネロキマブ群の絶対的な奏効率であり、プラセボとの比較値は引き続き盲検下にあります。公表された有効性、安全性、開発日程を中心に、現時点で確認できる事実をまとめます。

ニュースのポイント

  • IZAR-1試験の主要評価項目と達成率
  • 皮膚症状や身体機能を含む副次評価項目
  • 未公表となっているプラセボ比較データ
  • IZAR-2試験と今後の結果公表時期

ソネロキマブの乾癬性関節炎試験結果

IZAR-1は、生物学的製剤による治療歴のない活動性乾癬性関節炎の成人を対象とする国際共同無作為化二重盲検試験です。今回の発表では、関節症状だけでなく、皮膚症状、身体機能、患者報告アウトカムに関する結果も示されました。

ACR50達成率は42.1%

主要評価項目は、16週時点でACR50を達成した患者の割合です。導入投与を含むソネロキマブ60mg群の42.1%がACR50を達成し、試験は主要評価項目を満たしました。

主要な副次評価項目では、ACR20達成率が66.5%、最小疾患活動性の達成率が41.2%でした。皮膚症状を併発する患者のPASI90達成率は61%です。また、HAQ-DIのベースラインからの平均変化量はマイナス0.427、SF-36身体的側面のスコア変化は6.54と報告されています。

関節、皮膚、身体機能、患者報告アウトカムにわたる複数の評価項目で、16週時点の数値が公表されました。

プラセボ比較は盲検を維持

今回のトップライン発表には、プラセボ群との比較解析や各投与群の詳細は含まれていません。FDAと合意した盲検解除手順に基づき、60mg導入投与群の絶対的な奏効率のみが開示されました。

したがって、42.1%というACR50達成率について、プラセボとの差や統計解析の詳細を現段階で確認することはできません。MoonLakeは、第III相プログラムが完了するまで比較データの盲検を維持すると説明しています。

有効性の比較評価には、プラセボ群を含む全治療群のデータ開示を待つ必要があります。盲検下の安全性解析では、過去の試験と異なる新たな安全性シグナルは確認されませんでした。

出典:MoonLake Immunotherapeutics「IZAR-1試験トップライン結果」

ソネロキマブの乾癬性関節炎開発日程

MoonLakeはIZAR-1を52週まで継続する一方、TNF阻害薬で効果不十分だった患者を対象とするIZAR-2も進めています。今後は持続性、安全性、プラセボおよび実薬参照群との比較結果が焦点となります。

IZAR-2はスキリージを参照

IZAR-2には、AbbVieのIL-23阻害薬スキリージ(リサンキズマブ)の実薬参照群が設定されています。対象はTNF阻害薬で十分な効果が得られなかった活動性乾癬性関節炎患者です。

MoonLakeは、IZAR-2の登録完了を2026年第3四半期に見込んでいます。また、乾癬性関節炎と体軸性脊椎関節炎の患者を対象とする第II相P-OLARIS試験は、2026年末から2027年初めの結果公表が予定されています。

出典:ClinicalTrials.gov「IZAR-2試験 NCT06641089」

ソネロキマブと乾癬性関節炎の今後

発表済みの内容は、IZAR-1の60mg導入投与群が16週時点でACR50達成率42.1%を記録し、主要評価項目を達成したことです。ACR20、最小疾患活動性、PASI90でも数値が示され、盲検下の解析では新たな安全性シグナルは報告されませんでした。

今後は、2026年第3四半期のIZAR-2登録完了、2026年末から2027年初めのP-OLARIS試験結果、2027年上半期のIZAR-1全データ公表が予定されています。プラセボ比較と各治療群の詳細は、これらの追加発表で明らかになる見通しです。