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Zealand Pharma、真性多血症治療薬候補rusfertideの権益をRoyalty Pharmaへ1億ドルで売却

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Zealand Pharmaは2026年8月12日、真性多血症治療薬候補rusfertideに関する経済的権益を、Royalty Pharmaへ1億ドルで売却したと発表しました。

取引は同日付で完了。米国ではFDAが新薬承認申請を優先審査しており、PDUFA目標日は2026年第3四半期に設定されています。

今回の発表では、支払い時期や売上高に応じたロイヤルティの配分も明らかになりました。開発主体、臨床データ、今後の審査予定とあわせて、製薬業界の実務者が押さえておきたい事実を確認します。

  • 1億ドルの権益売却に含まれる条件
  • Zealand Pharmaが保持するロイヤルティ
  • rusfertideの開発体制と臨床データ
  • FDA審査と今後予定される動き

Zealand Pharmaがrusfertideの権益を1億ドルで売却した取引条件

Zealand Pharmaによるrusfertide権益売却など世界の製薬市場動向を表す地球儀
Zealand Pharmaはrusfertideに関する経済的権益をRoyalty Pharmaへ売却しました。

発表の中心は、非中核の将来収益を現金化し、Zealand Pharmaが肥満症・代謝領域へ資金を再配分する取引です。売却対象と支払い条件を分けて見ていきます。

1億ドルの取引条件

Royalty Pharmaが取得したのは、rusfertideの将来の世界売上高に対する1%のロイヤルティ権と、規制・商業化に伴うマイルストーンを含む経済的権益です。

Zealand Pharmaは取引完了時に5,000万ドルを受け取り、残る5,000万ドルは完了から1年後に支払われます。

売却額は合計1億ドルで、半額を即時、残額を1年後に受領する契約です。Zealand Pharmaは、得た資金を「Metabolic Frontier 2030」に沿った成長機会へ配分すると説明しています。

今回の取引は、rusfertideの開発権や販売権の移転ではありません。

武田薬品工業が世界での商業化を担当する既存の体制に変更はなく、売却対象はZealand Pharmaが保有していた金銭的権利です。(出典:Royalty Pharma「Rusfertide funding agreement」

売上15億ドル超の配分

Zealand Pharmaは権益をすべて手放すのではなく、rusfertideの年間世界売上高が15億ドルを超えた部分について0.25%のロイヤルティを保持します。

同じ売上区分ではRoyalty Pharmaが0.75%を受け取る条件です。

もともとの権利は、Zealand PharmaとProtagonist Therapeuticsが2012年に締結したペプチド研究契約に由来します。

共同研究は2014年に終了し、2021年の和解契約でProtagonistの支払い義務が明確化されました。その後、Protagonistは2024年に武田薬品工業とrusfertideの世界ライセンス契約を結んでいます。

Zealand Pharmaの権益売却後に控えるrusfertideのFDA審査と開発予定

権益取引と並行し、rusfertideの米国審査は継続しています。今後の焦点はFDAの判断と、承認された場合の商業化準備です。

FDA審査とVERIFY試験

rusfertideは、ヘプシジンの作用を模倣する週1回の皮下自己注射製剤です。FDAは2026年3月に、成人の真性多血症を対象とする新薬承認申請を受理し、優先審査を付与しました。

PDUFA目標日は2026年第3四半期と公表されていますが、具体的な日付や審査結果は今回の発表に含まれていません。

申請は主に293人を対象とした第III相VERIFY試験の32週解析と52週データ、さらにREVIVE試験およびTHRIVE試験の長期データに基づきます。

武田社によると、VERIFY試験では主要評価項目と4つの主要副次評価項目を達成。rusfertide併用群は標準治療群と比べ、ヘマトクリット管理、瀉血の削減、疲労などの患者報告アウトカムで改善を示しました。

52週までに報告された主な治療下有害事象は、注射部位反応47.4%、貧血25.6%、疲労19.6%でした。重篤な有害事象はrusfertide投与患者全体の8.1%に発生しています。(出典:Takeda「FDA Accepts NDA and Grants Priority Review for Rusfertide」

Zealand、rusfertide権益を1億ドルで売却のまとめ

Zealand Pharmaがrusfertide関連権益を1億ドルで売却し、15億ドルを超える年間世界売上高に対する0.25%のロイヤルティを保持します。

Royalty Pharmaは取得した権益に基づき、同じ売上区分で0.75%を受け取ります。

開発はProtagonistとTakedaが進め、世界での商業化はTakedaが担当します。

次の公表予定として確認できるのは、2026年第3四半期に設定されたFDAのPDUFA目標時期と、取引完了から1年後に予定されるZealand Pharmaへの残金5,000万ドルの支払いです。

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