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BMSのZenbexusが多発性骨髄腫でFDA迅速承認、初の経口CELMoDに

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米食品医薬品局(FDA)は2026年8月13日、Bristol Myers Squibb(BMS)のZenbexus(一般名iberdomide)を、再発・難治性多発性骨髄腫に対する3剤併用療法として迅速承認しました。

FDAが承認した初のセレブロンE3リガーゼモジュレーター(CELMoD)となります。

承認根拠は、第3相EXCALIBER-RRMM試験で示されたMRD陰性完全奏効率です。この記事では、承認対象となった患者、比較試験の数値、安全性、継続承認に向けた評価項目を中心に、承認内容をまとめます。

  • ZenbexusのFDA承認対象
  • EXCALIBER-RRMM試験の有効性
  • 主な安全性情報とREMS
  • PFS評価と次のCELMoD開発予定

BMSのZenbexusが多発性骨髄腫でFDA承認を取得した対象と試験結果

BMSのZenbexusに対するFDA承認を表す赤いAPPROVEDスタンプ
Zenbexusは多発性骨髄腫を対象とする初のFDA承認CELMoDとなりました。

今回承認されたのは、Zenbexus、ダラツムマブ・ヒアルロニダーゼ-fihj、デキサメタゾンによる併用療法です。承認対象と、判断の根拠になったMRD陰性完全奏効の結果を確認します。

対象は前治療歴のある成人

対象は、プロテアソーム阻害薬と免疫調節薬を含む治療を少なくとも1ライン受けた成人の多発性骨髄腫患者です。

Zenbexusは1回1mgを1日1回、28日サイクルの1~21日目に経口投与し、ダラツムマブ・ヒアルロニダーゼ-fihjおよびデキサメタゾンと併用します。

EXCALIBER-RRMM試験には1~2ラインの治療歴がある患者が登録されました。一方、抗CD38抗体またはボルテゾミブによる直前の治療に難治性を示した患者は除外されています。

FDAによる承認対象と試験の登録基準には違いがあるため、データを読む際に区別が必要です。

審査はProject Orbisの枠組みで行われ、スイスのSwissmedicが参加しました。

また、優先審査が適用され、iberdomideには画期的治療薬と希少疾病用医薬品の指定が付与されています。(出典:FDA「iberdomide迅速承認発表」

MRD陰性完全奏効率は41%

EXCALIBER-RRMMは、2段階、多施設共同、無作為化、非盲検の第3相試験です。計939人が無作為化され、MRD評価の主要解析集団には最初の420人が含まれました。

治療群 患者数 MRD陰性完全奏効率
Zenbexus併用群 207人 41%(85人)
DVd群 213人 21%(44人)

追跡期間中央値16カ月時点で、Zenbexus併用群のMRD陰性完全奏効率は41%、ダラツムマブ、ボルテゾミブ、デキサメタゾンによるDVd群では21%でした。群間差は統計学的に有意です(p<0.0001)。95%信頼区間はZenbexus併用群が34~48%、DVd群が15~27%となっています。

承認時に初めて示された数値

BMSは2025年9月、MRD陰性率に関する主要評価項目の達成を公表しましたが、具体的な成績は開示していませんでした。41%対21%という結果は、試験中のほかの評価項目への影響を避けるため、FDA承認時に初めて発表されています。

BMSのZenbexusに対する多発性骨髄腫FDA承認後の安全性と今後の予定

ZenbexusはMRD陰性完全奏効を根拠に迅速承認されました。今後は安全性管理に加え、進行中の試験で無増悪生存期間などの評価が続きます。

安全性とREMSの運用

Zenbexusには、胚・胎児毒性ならびに重篤な静脈・動脈血栓塞栓症に関する枠組み警告があります。胚・胎児毒性のリスクに対応するため、米国ではZENBEXUS REMSによる制限付き流通となりました。

Zenbexus併用群では、好中球減少症が90.2%、感染症が78.9%に認められています。重篤な副作用の発現率は58.3%で、主な事象は肺炎26%、上気道感染6.4%、二次性原発悪性腫瘍5.9%、好中球減少症4.9%でした。

副作用による死亡は10人で、Zenbexus投与患者の4.9%に相当します。

また、副作用による投与中止率は7.8%でした。感染症、血球減少、血栓塞栓症に関する安全性管理が承認後の運用項目になります。

今回の適応は、MRD陰性完全奏効を根拠とする迅速承認です。継続承認は、確認試験によって臨床的有用性が検証され、説明されることが条件になる場合があります。

PFS評価と次のCELMoD

EXCALIBER-RRMM試験には、MRD陰性と無増悪生存期間(PFS)の2つの主要評価項目が設定されています。

試験は継続中で、PFS、全生存期間、安全性、MRD陰性の持続期間などが評価されます。BMSは2026年中に試験の全データを公表する予定です。

また、BMSが開発する別のCELMoDであるmezigdomideもFDA審査中です。申請対象は、mezigdomide、カルフィルゾミブ、デキサメタゾンの併用療法で、PDUFA目標日は2027年5月13日に設定されています。

BMSのZenbexusによる多発性骨髄腫FDA承認のまとめ

Zenbexusは2026年8月13日、前治療歴のある成人多発性骨髄腫患者を対象に、ダラツムマブ・ヒアルロニダーゼ-fihjおよびデキサメタゾンとの併用でFDA迅速承認を取得しました。

FDAが承認した初のCELMoDであり、再発・難治性多発性骨髄腫においてMRD陰性完全奏効を根拠とした初の承認です。

承認時に公表された主要な結果は、MRD陰性完全奏効率41%対21%でした。

今後はEXCALIBER-RRMM試験のPFSを含む全データと、2027年5月に審査期限を迎えるmezigdomideの判断が予定されています。(出典:Bristol Myers Squibb「Zenbexus FDA承認発表」

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