Konovoでは、どのような医療市場調査を依頼できるのでしょうか。
Konovoのサービスは、オンラインで医療調査を実施する「Intelligent Platform」、条件に合う医師や患者を選定する「Custom Audiences」、調査設計から分析までを支援する「Strategy & Services」の3つの機能で構成されています。
3つを組み合わせることで、対象者の選定、調査票の作成、回答収集、品質確認、データ分析までを一貫して依頼できます。一方、自社で対応できる工程を残し、必要な部分だけを依頼することも可能です。
Konovoの会社概要、医師・患者パネル、日本語での相談方法を含む全体像は「Konovoとは?AIと医師・患者パネルで実現する海外市場調査」で確認できます。
本記事では、Konovoの公式発表をもとに、3つの機能の違い、利用できるパネル、Survey Studioによる調査設計支援、依頼前に確認したい条件を分かりやすく解説します。
- Intelligent Platformによる調査実施
- Custom Audiencesによる対象者選定
- Strategy & Servicesによる専門支援
- Survey Studioによる調査設計の効率化
Konovoの医療市場調査を支える3つの機能

Konovoは2025年4月、Apollo Intelligenceから社名を変更するとともに、傘下のInCrowd、Survey Healthcare Global、GlocalMindを単一ブランドへ統合しました。
現在の3機能には、各社が担っていた迅速調査、自動化技術、医療従事者パネル、国際調査、専門サービスが反映されています。各社の役割と統合の理由は「Apollo IntelligenceからKonovoへの社名変更とグループ統合」で解説しています。
Intelligent Platform|調査票の作成から結果確認までを支援
Intelligent Platformは、旧InCrowdの機能を引き継いだオンライン調査基盤です。対象条件の設定、調査票の作成、回答収集、実査状況や結果の確認などに利用します。
20種類の質問形式に対応し、回答結果をリアルタイムで確認できるとKonovoは説明しています。少数の質問で市場の反応を早く確認する調査から、条件分岐を含むオンライン定量調査まで、目的に合わせて設計する仕組みです。
ただし、プラットフォームを利用すれば、すべての調査が同じ期間で完了するわけではありません。対象者の出現率、必要回答数、質問数、対象国などによって、回答回収にかかる時間は変わります。
Custom Audiences|条件に合う医師・患者などを選定
Custom Audiencesは、旧Survey Healthcare Globalを中心とする対象者選定・募集サービスです。医師、KOL、看護職、薬剤師、病院管理者、保険支払者、患者、家族介護者などから、調査条件に合う回答者を選びます。
医療従事者については、診療科、役職、勤務環境、担当患者数、治療経験などのプロフィール情報をもとに対象者を抽出します。医師・KOLパネルの規模、対応領域、認証方法は「Konovoの医師・KOLパネルと品質管理」で詳しく確認できます。
Konovoは2026年2月にRare Patient Voiceの買収を発表し、9カ国、1,500以上の疾患にわたる20万人超の患者・家族介護者が調査基盤へ加わりました。希少疾患を含む対象範囲や調査事例は「Konovoの患者・介護者パネルと希少疾患調査」で解説しています。
医療従事者と患者・介護者の双方に接触できるため、同じ治療テーマについて医師の認識と患者の経験を比較する調査にも利用できます。
Strategy & Services|調査設計から分析まで専門家が支援
Strategy & Servicesは、調査設計、プロジェクト管理、翻訳、データ処理、分析、可視化、報告などを支援するサービスです。
例えば、対象者の募集と実査だけを依頼し、分析は自社で行うこともできます。反対に、調査目的の整理から調査票の作成、実査、分析までを一括して委託する方法もあります。
依頼範囲によって費用、納期、発注側の作業量が変わるため、見積もりではどの工程が含まれているかを確認することが重要です。
| 機能 | 主な役割 | 利用例 |
|---|---|---|
| Intelligent Platform | 調査票作成、配信、回答収集、結果確認 | オンライン定量調査、短時間調査 |
| Custom Audiences | 調査条件に合う対象者の選定・募集 | 専門医、KOL、患者、介護者の募集 |
| Strategy & Services | 設計、翻訳、管理、分析などの専門支援 | 複数国調査、フルサービス調査 |
Konovoの3つの機能を利用する際のポイント

Survey Studioで調査票の設計とプログラミングを効率化
Konovoは2025年11月、AIで調査票の設計とプログラミングを支援する「Survey Studio」を発表しました。質問表現、条件分岐、回答ロジックなどを反映し、草案から実査可能な調査票へ変換する機能です。
Konovoは、従来は数週間かかる場合があった設計・プログラミング工程を数分へ短縮すると説明しています。15年以上にわたる医療市場調査のデータと設計基準を利用し、Metaformsの調査プログラミング技術も組み込んでいます。
ただし、AIだけで調査票を確定する仕組みではありません。最終承認には人が関与し、顧客データをAIモデルの学習に使用しない方針も示されています。
また、数分へ短縮されるのは主に設計からプログラミングまでの前工程であり、対象者募集、実査、集計、分析までが数分で終わるわけではありません。工程ごとの期間は「Konovoの市場調査が早い理由と調査期間の考え方」で解説しています。
(出典:Konovo「Survey Studio発表資料」)
回答者の本人確認と回答品質を確認する
回答者の管理では、本人確認、医療資格の照合、継続的な回答行動の監視を実施するとKonovoは説明しています。
実査時には、重複回答、位置情報、Proxy・TOR・BOT、不自然な回答速度、矛盾した回答、意味をなさない自由回答などを、自動判定と人による確認を組み合わせて監視する方針です。
依頼前には、対象者の本人確認方法、専門資格の照合、無効回答の基準、再回収の条件、有害事象報告の手順を確認しましょう。
公表情報だけでなく自社条件で見積もりを取る
日本国内の医師パネル数、職種別の稼働人数、標準料金は公表されていません。日本を含む調査では、対象国、診療科、疾患、必要サンプル数、回答条件、調査言語、納期を個別に照合する必要があります。
Konovoの公式サイトには担当者の返信速度や実査管理を評価する顧客コメントがありますが、第三者による口コミは限られています。公開情報の読み方と比較時の注意点は「Konovoの口コミ・評判と依頼前の確認ポイント」をご覧ください。
見積もりを比較する際は、次の条件を各社へ同じように伝えることが大切です。
- 対象国、職種、診療科、疾患
- 役職、治療経験などの参加条件
- 必要回答数と質問数
- 定量調査、インタビューなどの調査方法
- 翻訳、分析、報告書などの依頼範囲
- 希望納期と予算
条件をそろえることで、費用、対象者の確保可能数、回答回収の期間、支援範囲を比較しやすくなります。
自社案件に必要な機能と概算費用を確認したい場合は、Konovoの医療市場調査について日本語で無料相談することができます。
まとめ:Konovoの3つの機能は対象者選定から分析まで支援する
Konovoは、医療市場調査を実施する「Intelligent Platform」、条件に合う医師や患者を選定する「Custom Audiences」、調査設計から分析までを支援する「Strategy & Services」を提供しています。
3つを組み合わせることで、対象者の選定、調査票の作成、回答収集、品質確認、データ分析までを一貫して依頼できます。一方、対象者募集のみ、実査のみ、分析まで含むフルサービスなど、必要な工程に絞って依頼することも可能です。
さらに、Survey Studioによる調査票作成の効率化や、Rare Patient Voiceの買収による患者・家族介護者パネルの拡充も進められました。ただし、実際の期間と費用は対象条件、回答数、調査方法、支援範囲によって変わります。
Konovoの3機能と医師・患者パネルを含むサービス全体を比較したい方は「Konovoとは?医療市場調査の特徴・サービス・相談方法」をご覧ください。
