INSIGHTS4 PHARMA / 編集部特集
目的・料金・特徴で英語学習を選ぶ
TOEIC対策、ビジネス英会話、英語コーチングなど、 英語学習サービスは目的や予算、 学習スタイルによって選び方が変わります。 Insights4 Pharmaでは、 主なサービスの料金・特徴・学習方法を比較し、 自分に合った英語学習を探せる 比較ページをご用意しています。
英語学習サービスを比較する- 「英語を活かして製薬会社で働きたい」
- 「外資系製薬会社に転職したい」
- 「自分の英語力で、どのような仕事を目指せるのだろう」
製薬業界には、研究開発、臨床開発、薬事、海外事業、経営企画など、英語を使う仕事があります。ただし、英語力が高ければ、どの職種にも転職できるわけではありません。求められる専門知識や実務経験、英語を使う場面は仕事によって異なります。
この記事では、製薬業界で英語力を活かせる仕事、実際の求人票に記載された英語の応募条件、業界未経験・第二新卒の可能性、英語に強い転職エージェント・サイトを紹介します。
製薬業界への転職全般については、製薬業界の転職総合ガイドで解説しています。一方、これから英語力を高めたい方や、職種別に求められる英語力を知りたい方は、製薬会社で求められる英語力と学習方法を参考にしてください。
ここでは、すでに身につけた英語力や、これから習得する英語力を、どのような仕事・キャリア・転職につなげられるのかという視点から解説します。
- 英語力を活かせる製薬会社の職種と具体的な求人
- 業界未経験・第二新卒から英語を活かす可能性
- 英語に強い転職エージェント・サイトの選び方
製薬業界で英語力を活かせる仕事とは?

製薬会社で英語を使う仕事は、海外勤務や外国人との会議だけではありません。研究論文を読む、海外拠点の業績を管理する、海外企業との提携を検討するなど、英語の使い方は多様です。
大切なのは、英語力と専門経験を組み合わせて考えることです。この章では、英語を使う職種や求人の具体例を紹介します。
- 英語力を活かせる製薬会社の職種と仕事内容
- 外資系と日系製薬会社で英語を使う仕事の違い
- 実際の求人票で見る英語力と専門経験の応募条件
- 英語力は年収・キャリアアップにどう役立つ?
- 英語を活かせる製薬会社の求人の探し方
英語力を活かせる製薬会社の職種と仕事内容

製薬業界には、専門分野によって異なる英語の使用場面があります。
| 職種 | 英語を使う主な仕事 |
| 研究・創薬 | 英文論文の読解、海外研究者との共同研究、研究成果の発表 |
| 臨床開発 | 国際共同治験の資料確認、海外開発チームとの連携 |
| 薬事 | 海外申請資料や規制情報の確認、グローバルチームとの調整 |
| メディカルアフェアーズ | 海外の医学情報の収集、医学・科学的な議論 |
| 事業開発・ライセンス | 海外企業との提携検討、契約資料の作成、条件交渉 |
| 経営企画・海外事業 | 海外子会社の業績管理、事業計画、現地法人との会議 |
| 経理・財務・人事 | 海外拠点との報告・調整、グローバルな制度や業務の運用 |
例えば、研究職では英文論文を正確に理解する力が重要です。一方、海外事業やライセンス関連では、英語で意見を述べ、相手と条件を調整する力が求められることもあります。
すべての職種で同じ水準の英会話力が必要というわけではありません。自分の専門経験を活かせる職種を探し、その仕事で必要な英語力を確認してください。
職種ごとの英語使用場面やTOEICの考え方については、製薬会社で求められる英語力と学習方法で詳しく解説しています。
外資系と日系製薬会社で英語を使う仕事の違い

英語を活かしたい場合、外資系製薬会社だけに転職先を絞る必要はありません。
外資系では、海外本社や地域統括組織との会議、グローバル方針に沿った業務などで英語が必要になることがあります。ただし、日本国内の業務が中心で、日常的には日本語を主に使う職種もあります。
一方、日系製薬会社でも、海外で研究開発や販売を展開している企業には、海外子会社の管理、国際共同研究、海外提携先との調整などの仕事があります。
「外資系だから英語を使える」「日系だから英語を使わない」と判断せず、実際の担当業務で比較することが重要です。国内勤務で海外と連携したいのか、海外赴任も希望するのかによっても、検討する求人は変わります。
実際の求人票で見る英語力と専門経験の応募条件
製薬会社が求める英語力は、実際の募集要項を見ると具体的に理解できます。英語が必須条件となる職種もあれば、歓迎条件として位置付けられる職種もあります。
例えば、エーザイの公式募集要項では、海外子会社の経営管理職と連結決算担当で、求められる英語力に違いが見られました。
| 募集職種 | 英語に関する条件 | 専門経験との関係 |
| 海外子会社経営管理 | TOEIC700点以上、英文メール・レポート・会議など | 経営企画・管理会計・海外子会社管理などの経験 |
| 連結決算担当 | 英文メール・契約書の確認が必須。口頭説明・議論は歓迎 | 会計資格や連結決算などに関する経験・知識 |
同じ企業でも、仕事内容によって英語の使用場面は異なります。読み書きが中心の仕事もあれば、海外拠点との会議まで求められる仕事もあります。
また、英語力だけでなく、その英語を使って担当する専門業務の経験が重要であることも読み取れます。TOEICの点数だけではなく、必須条件と歓迎条件を分けて確認しましょう。
英語力は年収・キャリアアップにどう役立つ?

英語力は、担当できる仕事の幅を広げる要素の一つです。国内業務の経験を活かして海外拠点との連携を担当する、国際的なプロジェクトに参加する、グローバルな管理職を目指すといった選択肢が考えられます。
ただし、英語ができるという理由だけで年収が上がるとは限りません。年収や役職は、専門性、実績、担当業務の責任、企業の報酬制度などによって決まります。
英語力そのものよりも、英語を使って担当できる仕事や責任が広がることが、キャリアアップにつながる可能性があります。
実務で使える英語の重要性や、その価値については、製薬業界で英語を実務で使うメリットと課題でも詳しく解説しています。
英語を活かせる製薬会社の求人の探し方
求人を探す際は、企業の公式採用ページや転職サイトで、希望職種と英語の使用場面を組み合わせて確認してください。外資系企業に限定せず、海外事業を展開する日系製薬会社の採用情報にも目を向けると、候補を広げられます。
例えば、「臨床開発 グローバル」「海外事業 経営企画」「薬事 英語」など、仕事内容を含めて探すと候補を絞りやすくなります。求人票では、英語力が必須条件なのか歓迎条件なのか、実際にどの業務で英語を使うのかを確認しましょう。
具体的な募集条件は企業や職種によって異なります。転職活動全体の進め方については、製薬業界の転職総合ガイドから関連する解説をご覧ください。
英語力があれば製薬業界未経験でも転職できる?
製薬業界で働いた経験がなくても、英語力を活かして転職できる可能性はあります。ただし、英語ができることだけで採用が決まるわけではありません。
異業種で培った専門経験が応募先に合っているか、希望する職種の必須条件を満たしているかが重要です。また、「未経験」は業界未経験と職種未経験に分けて考える必要があります。
- 製薬業界未経験でも英語力を活かせる仕事
- 第二新卒・20代前半でも製薬会社に転職できる?
- 業界未経験と職種未経験で転職の難しさはどう違う?
- 英語力と組み合わせて評価される経験・スキル
- TOEICの点数や英会話力が不足していても応募できる?
製薬業界未経験でも英語力を活かせる仕事
異業種からの転職を考える場合、まずはこれまで担当してきた仕事を製薬会社でも活かせるか確認しましょう。
| これまでの経験 | 検討できる製薬業界の仕事 |
| 海外子会社の経営管理 | 海外事業管理・経営企画 |
| 外資系企業での人事 | グローバル人事・HR関連 |
| 連結決算・国際会計 | 経理・財務・グローバル会計 |
| ITプロジェクト管理 | IT・デジタル関連部門 |
| 海外企業との提携・契約 | 事業開発・ライセンス関連 |
これらは転職先の候補例であり、応募資格を保証するものではありません。英語を使った実務経験と、希望職種に関連する経験を組み合わせて考えることが重要です。
例えば、海外子会社の経営管理であれば、製薬業界以外で培った経営企画や管理会計の経験が活かせる可能性があります。製薬業界での勤務経験がなくても、関連する専門経験が評価される求人はあります。
第二新卒・20代前半でも製薬会社に転職できる?

第二新卒や20代前半でも、製薬会社に応募できる可能性はあります。ただし、卒業後の状況や採用区分によって対象となる求人は異なります。
特に、既卒者向けの新卒採用と、社会人経験者を対象とした第二新卒・中途採用は区別して考える必要があります。
例えば、武田薬品工業の新卒採用では、一部の採用区分に卒業後一定期間内の既卒者を対象とする例があります。ただし、卒業後の年数や就業経験の条件は、募集年度・職種によって異なります。
社会人として働いた経験がある場合は、若手向けの中途採用や、必要な経験年数が比較的少ない求人も確認しましょう。英語力は強みになり得ますが、これまでの業務経験や応募先で活かせるスキルも評価の対象となります。
特に研究開発や薬事などの専門職では、第二新卒であっても学歴・専門知識・資格などの条件が設けられる場合があります。
応募できるかどうかは、武田薬品工業の採用情報などで、それぞれの企業の公式募集要項を確認してください。
業界未経験と職種未経験で転職の難しさはどう違う?
製薬業界は未経験でも、希望する職種の実務経験があれば、応募先との接点を見つけやすくなります。
例えば、他業界で海外子会社の経営管理を担当していた人が、製薬会社の海外事業管理を目指すケースです。英語を使った実務経験と管理業務の経験を合わせて説明できます。
一方、業界も職種も未経験の場合は、応募できる求人が限られる可能性があります。研究開発や薬事など、専門知識や経験が必要な職種では、英語力だけで必須条件を補うことは難しいでしょう。
求人票では、製薬業界の経験が求められているのか、職種の専門経験が求められているのかを分けて確認してください。
英語力と組み合わせて評価される経験・スキル
製薬会社への転職で英語を強みにするには、英語力と専門経験を組み合わせて伝えることが重要です。
例えば、「英語が得意です」という説明だけでは、担当できる仕事が十分に伝わりません。
一方、「海外チームとの定例会議で進捗を説明し、日程や担当範囲を調整した」という説明なら、仕事で英語をどう使ってきたかが具体的になります。
応募先には、英語の資格やスコアだけでなく、使用した場面、担当した業務、自分の役割、得られた成果を伝えましょう。
英語を活かした転職を検討する際には、今までの仕事の何を、英語を使う環境でも任せてもらえるかという視点が役立ちます。
TOEICの点数や英会話力が不足していても応募できる?
応募できるかどうかは、求人票に記載された必須条件と歓迎条件によって異なります。
TOEICの点数が必須条件として明記されている場合は、その要件を確認する必要があります。一方、歓迎条件であれば、スコアだけで応募を諦める必要はありません。
また、TOEIC L&Rは主に「聞く・読む」力を測る試験です。会議で話す力や英文資料を作成する力については、別に評価されることがあります。
英会話への不安だけで応募先を外す前に、英語を使う場面を確認しましょう。英文メールや資料の読解が中心の職種と、英語でのプレゼンテーションや交渉を担当する職種では、必要な準備が異なります。
TOEICの目安やビジネス英語の学び方については、製薬業界で求められる英語力と学習方法の特集記事で詳しく紹介しています。
英語を活かす転職におすすめのエージェント・サイト

英語力を活かして製薬会社への転職を考える場合、相談先には2つの視点があります。一つは製薬業界の職種や求人に詳しいこと、もう一つは外資系企業やグローバルな仕事で求められる英語力を理解していることです。
どちらか一方だけで選ぶのではなく、自分が目指す職種や企業に合った転職エージェント・サイトを検討しましょう。
- 英語に強い転職エージェントを選ぶポイントとは?
- 製薬業界に強いエージェントとの使い分け
- 英語を活かした転職におすすめのエージェント・サイト
英語に強い転職エージェントを選ぶポイントとは?
英語に強い転職エージェントを選ぶときは、外資系企業の求人を扱っているかだけでなく、製薬業界で希望する職種を理解しているかを確認してください。
例えば、海外事業管理を希望する人と臨床開発職を希望する人では、相談先に求める専門性が異なります。
また、TOEICの点数だけでなく、英文資料の作成、海外会議、交渉などの実務経験を踏まえて求人を紹介してくれるかも判断材料になります。
製薬業界に強いエージェントとの使い分け

製薬業界に詳しいエージェントは、職種や専門経験、製薬会社の採用動向について相談する際に役立ちます。
一方、外資系・グローバル企業に強いエージェントは、英語を使うポジションや海外本社との関係、国際的な業務経験が評価される求人を検討する際に役立つ可能性があります。
自分の英語力と専門経験の両方を理解してくれる相談先を選ぶことが大切です。
製薬業界の転職エージェント全般については、製薬業界の転職エージェントおすすめ10選で比較しています。
英語を活かした転職におすすめのエージェント・サイト
英語を使う製薬会社の仕事を検討する際には、次のような転職サービスが候補になります。
| サービス | 検討したい人 |
| JAC Recruitment | 外資系・グローバル企業、専門職・管理職への転職を考える人 |
| Robert Walters | 英語を使う専門職や外資系企業への転職を考える人 |
| en world | 外資系・グローバル企業でのキャリアを検討する人 |
| リクルートエージェント | 製薬業界以外も含めて求人の選択肢を広げたい人 |
| ビズリーチ | 専門経験や英語力を活かし、企業・ヘッドハンターからの提案を検討したい人 |
※サービスごとの求人保有状況、対応職種、利用条件は変更される場合があります。上記は相談先を考えるための参考であり、特定の求人紹介を保証するものではありません。
どのサービスが適しているかは、英語力だけでなく、年齢、専門経験、希望職種、希望年収などによって変わります。
特に製薬業界未経験者や第二新卒の場合は、ハイクラス向けのサービスだけに絞らず、現在の経験に合った求人を扱っているか確認しましょう。
各社の詳しい特徴は、英語を活かした転職に強いエージェント比較で確認できます。
まとめ|英語力をキャリアの選択肢につなげる
製薬業界では、英語力を活かせる仕事が研究開発や海外事業だけでなく、経営企画、人事、経理などにも広がっています。
ただし、英語ができるという理由だけで希望する会社や職種に転職できるわけではありません。自分の専門経験と英語力を、応募先でどのように活かせるかを考えることが重要です。
- 英語を活かせる仕事は、外資系・日系の両方にある
- 求人では英語力と専門経験の組み合わせが重要になる
- 業界未経験や第二新卒にも選択肢はあるが、応募資格の確認が必要
- 英語だけでなく、製薬業界や希望職種に詳しい転職サービスを選ぶ
まずは、現在の専門経験を活かしてどのような仕事ができるかを考え、実際の求人票で英語の使用場面を確認してみてください。
転職を具体的に進めたい場合には、製薬業界の転職総合ガイドが参考になります。また、これから英語力を高めたい方や、学んだ英語を仕事に活かしたい方は、製薬会社で求められる英語力と学習方法から、自分に合った学習目標を検討してください。
英語力を高めることは、それ自体が最終的な目的ではありません。自分が担当できる仕事や、キャリアの選択肢を広げるための手段です。
掲載した企業の求人条件は2026年10月に確認した募集例です。募集の継続状況、応募資格、選考条件については、応募時に必ず各社の公式採用情報をご確認ください。