住友ファーマは、2005年に大日本製薬と住友化学から独立して誕生し、2022年に社名を「住友ファーマ」に変更しました。同社は、「オンコロジー」、「ニューロサイエンス」、「再生・細胞医薬」を重点領域としています。海外売上比率は約60%で、北米市場でブロックバスターに成長した「ラツーダ」が同社の業績を牽引しています。2000億円(21年)の売上があるラツーダの北米市場での「パテントクリフ」が迫っており、ラツーダの売上減少を補う医薬品を開発が課題です。
2021年の住友ファーマの売り上げは5600億円で、国内の製薬会社の売上ランキングとしては7位でした。なお、平均年収は901万円で国内の年収ランキングでは17位です。
住友ファーマの重点領域は「オンコロジー」、「ニューロサイエンス」、「再生・細胞医薬」、海外でのビジネスも積極的で、海外売上比率は約60%です。
海外での買収も含めて海外事業を積極的に行っています。2016年、アメリカの子会社サノビオンが買収した中枢神経領域の医薬品研究開発を行うカナダのバイオベンチャー企業「シナプサス」から獲得したパーキンソン病治療薬「キンモビ」は、同病を対象にアメリカ、カナダで承認された唯一の舌下投与フィルム剤となっており、欧州やアジアでもプロモーションを展開する予定をしています。
2017年に、がん領域と血液疾患領域の医薬品開発を推進するアメリカのバイオベンチャー企業「トレロ」を買収、急性骨髄性白血病(AML)の治療薬「alvocidib」をパイプラインに追加した
北米市場でブロックバスターに成長した統合失調症治療薬「ラツーダ」が、海外の売り上げを2021年には2000億円超えを記録するなど同社の業績を強く牽引しています。
「ラツーダ」が大きな売上を示す中で、てんかん対象「アプティオム」と糖尿病治療薬「トルリシティ」が好調な売り上げを示しています。「トルリシティ」は、糖尿病対象の治療薬で週1回の投与のGLP-1受容体作動薬で利便性が高く、同領域で売り上げ首位を達成しています。
住友ファーマの課題としては、ラツーダの北米市場での「パテントクリフ」が迫っており、ラツーダの売上減少を補う医薬品を開発する必要がある点が挙げられます。いくつかの誤算があった。
ラツーダの日本での販売は2020年と遅く、これは、日本における治験で期待した結果が得られなかったことが理由とあげられます。また、2012年に買収したアメリカのボストン・バイオメディカルの抗がん剤「ナパブカシン」の第3相談会の治験が失敗し、すべての治験も中止となった。ポスト・ラツーダとしてオンコロジー分野での大型の新薬として期待されていた。
引き続き、同社は、新たな医薬品のパイプラインの確保に注力しています。特に、バイオ医薬品企業マイオバント社から獲得した前立腺がん治療剤「オルゴビクス」や子宮筋腫治療薬「マイフェンブリー」は今後の適応拡大で大型製品への成長が見込めるため、ラツーダの特許切れ後の住友ファーマを牽引するグローバル製品として期待されています。
ユーロバント社から獲得した「ジェムテサ」は、アメリカ市場で10年ぶりに登場した過活動膀胱治療薬であり、前立腺肥大症および過敏性腸症候群による疼痛の治療薬としても治験が進んでいる。ピーク時売り上げは世界市場で500億円と見込まれています。
[acf field=”name”]: 会社概要
| 会社名(英語表記) | [acf field=”name_e”] |
| 国 | [acf field=”country”] |
| 本社住所 | [acf field=”hq_address”] |
| 本社サイト | [acf field=”hp_url”] |
| グローバルでの売上 | [acf field=”sales”] |
| 日本法人社名 | [acf field=”registered_name_in_japan”] |
| 日本法人本社住所 | [acf field=”address_in_japan”] |
| 設立 | [acf field=”established_in_japan”] |
| 代表 | [acf field=”ceo”] |
| 資本金 | [acf field=”capital”] |
| 上場 | [acf field=”stock_market”] |
[s_ad]
[acf field=”name”]:主力製品(売上順)
| 医薬品名 | 対象領域 | 売上高 |
| ラツーダ | 非定型抗精神病 | 2,089 億円 |
| エクア / エクメット | 糖尿病 | 401 億円 |
| トルリシティ | 糖尿病 | 339 億円 |
| メロペン | 尿路感染症 | 299 億円 |
| ブロバナ | 慢性閉塞性肺疾患(COPD) | 291 億円 |
| アプティオム | てんかん | 257 億円 |
| オトレリーフ | パーキンソン病 | 162 億円 |
| リプレガル | ファブリー病 | 138 億円 |
出典:同社ホームページ(21年3月期)
[acf field=”name”]:売上・従業員数・年収・採用情報
| 日本での売上 | [acf field=”sales_in_japan”] |
| 従業員数 | [acf field=”employees”] |
| 平均年収 | [acf field=”average_salary”] |
| 平均年齢 | [acf field=”average_age”] |
| 平均勤続年数 | [acf field=”average_year”] |
| 公式採用情報へのリンク | [acf field=”job_url”] |
[acf field=”salary_source”]
ランキング・カテゴリー情報
| 世界売上ランキング *1 | [acf field=”ranking_in_the_world”] |
| 日本企業売上ランキング *2 | [acf field=”sales_ranking_in_japan”] |
| 日本国内での売上ランキング *4 | [acf field=”sales_ranking_in_japan_market”] |
| 日本国内年収ランキング *3 | [acf field=”salary_ranking”] |
参照
*1:世界売上高100億ドルを超える製薬会社25社の業績(2021年12月期、一部の日本企業は22年3月期、豪CSLは21年6月期)を集計した世界の製薬会社売上ランキング・出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】製薬会社世界ランキング」
*2:東証プライム上場の主要製薬企業41社(製薬が本業でない企業が手がける医薬品事業を含む)の直近の決算を集計(22年3月期を中心)した製薬企業の売上ランキング。出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】国内製薬会社ランキング」
*3: 有価証券報告書を公表した国内の製薬会社。新薬メーカー、後発品メーカーやOTCメーカー、バイオベンチャーら85社対象。出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】製薬会社年収ランキング」
[acf field=”additional_info”]
