失敗しない転職【製薬業界】

協和キリン株式会社は、2019年に協和発酵キリン株式会社から社名変更し、誕生しました。協和発酵キリン株式会社は、2008年に協和発酵工業株式会社と「キリンファーマ株式会社」が合併してできた会社です。現在、同社は「がん」「腎臓」「中枢神経」「免疫疾患」を研究・開発の重要領域とし、それらに特化した「抗体医薬品の開発」に注力しています。

2021年の売り上げは3,522億円で、日本の製薬会社のランキングでは10位に位置づけます。海外売上高比率が高く、約50%を占めています。

2019年に日本で発売となったFGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症治療剤「クリースビータ」は、適応拡大と販売国の拡大による患者数の増加が見込まれるため、国内外で売り上げを大きく伸ばすことが期待されています。2021年には、885億円の売上を上げています。

一方で、クリースビータを除く国内の製品ラインナップは陰りが見え始めています。腎性貧血治療薬「ネスプ」は特許切れを迎えており、減収傾向から、成長が期待できる製品もありますが、ネスプの特許切れとバイオシミラーとの競合による売上減少を補うには至っていません。

協和キリン: 会社概要

協和キリン：主力製品（売上順）

出典：同社ホームページ（21年3月期）

協和キリン：国内での後期開発品

2023年３月現在。新規化合物等の開発品で、効能・剤形追加等の開発品は含みません

協和キリン：売上・従業員数・年収・採用情報

2023.08.05

【必読】転職エージェントは「得意分野」で選ぶ｜製薬業界の転職に使える５つのタイプを徹底解説

製薬業界で転職エージェントを選ぼうとしている人必見の記事です。成功する転職ための転職エージェントの選び方があります。たくさんある中で自分にぴったりの転職エージェントを選ぶには転職エージェントをタイプで絞り込むのが便利です。本記事では、製薬業界の転職で活用するべきエージェント５つのタイプを解...

ランキング・カテゴリー情報

参照

*1：世界売上高100億ドルを超える製薬会社25社の業績（2021年12月期、一部の日本企業は22年3月期、豪CSLは21年6月期）を集計した世界の製薬会社売上ランキング・出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】製薬会社世界ランキング」

*2：東証プライム上場の主要製薬企業41社（製薬が本業でない企業が手がける医薬品事業を含む）の直近の決算を集計（22年3月期を中心）した製薬企業の売上ランキング。出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】国内製薬会社ランキング」

*3： 有価証券報告書を公表した国内の製薬会社。新薬メーカー、後発品メーカーやOTCメーカー、バイオベンチャーら85社対象。出典は、製薬業界特化の転職サイト・エージェントの「アンサーズ」が運営するメディアアンサーズニュースの「【2022年版】製薬会社年収ランキング」