- はじめての転職、不安でこわいけど、失敗したくない。なにをすればいいの?
- 製薬業界の転職ってむずかしい?転職サービス活用や手順で注意することはある?
- まだ転職をするかどうか決めていないけど、いまからでもするべきことはある?
はじめて転職を考える方々にとって、不安や疑問がつきもの。
製薬業界での転職で成功するには、製薬業界ならではの転職のポイントやコツをおさえることが必要です。
私は、25年以上外資系調査会社のコンサルタントとして製薬会社で実際に転職でキャリアップをしている多くの方々と仕事をしてきました。
転職でキャリアアップをしている人たちを見てきた中で、成功している人がおさえている共通するポイントがあります。
この記事では、製薬業界の転職で成功している人たちが実践している5つのポイント解説します。製薬業界での転職は決して難しいものではなく、不安や怖さを感じることなく、具体的で実践的な転職の方法を始めることができます。
製薬業界の転職におすすめ転職エージェント3選 |
製薬業界の転職とは?
製薬業界の転職は、医薬品や医療機器などの製品やサービスに関連する会社間、もしくは他の業種から製薬業界の会社に移ることを指します。
製薬業界の転職は、他の業種とは異なる特徴があります。いくつかを整理して説明します。
- 求人数は決して多くない
- 極めて専門性の高い求人が多い
- 平均年収は他業種より高い傾向
- 他業種から未経験の人材の流入は少ない
- 規制産業である
製薬業界と他の業界の求人数を比較した場合、製薬業界の求人数は決して多くないことが言えます。そのうえで、極めて専門性の高い求人が多いことが大きな特徴です。
平均年収は他業種と比較して高い傾向です。製薬業界の高い専門性から、その分給与水準も高めの傾向があります。
その専門性のため、他業種から未経験の人材の流入は少ないことも特徴と言えます。ただ、職種の多様性や、未経験でも医師や薬剤師の資格を活かせる求人も増えており、一定数の流入は今後も続くと予想されます。
製薬業界は医薬品の製造や販売に関する規制が厳しい規制産業として知られています。これは業界内での仕事や転職に影響を与える要因の一つです。
製薬業界は、業界自体のグローバル化や外資系製薬会社の日本への積極的な進出などもあり、転職市場も活性化しています。
一般的に転職においては、厚生労働省の調査結果によると35.9%の人が転職によって年収が上がったと回答しているものの、年収が変わらない、下がったという人もいます。(出典:厚生労働省の令和2年上半期雇用動向調査結果「転職入職者の賃金変動状況」)
そのため、しっかりとした準備や転職に対する傾向と対策をしっかりとすることが大切です。
それでは、製薬業界の転職で、成功しているは人が実践しているポイントをそれぞれ詳しく解説します。
- 転職エージェントを「効果的」に活用している
- 「時間」がかかることを認識している
- 製薬業界の情報を徹底的に収集している
- 有利なスキルである「高い英語力」を活用
転職エージェントを「効果的」に活用している
他の業界の転職同様に、製薬業界でも転職エージェントの活用は非常に重要です。そのような中で、製薬業界の転職で成功するためにいくつかのポイントがあります。
製薬業界で転職エージェントを利用する場合、まず「業界で実績のある」転職エージェントを選ぶことが不可欠です。その上で、転職エージェントの「得意分野・タイプ」を考慮し、自分の強みを生かせる「複数」の転職エージェントに登録することが重要です。
製薬業界で「実績のある」転職エージェントを活用する
製薬業界で転職で失敗しないためには、実績のある転職エージェントを活用することが不可欠です。
なぜなら、製薬業界は専門性が高く、製薬業界での実績があり、専門性と経験のある転職コンサルタントのサポートが必要だからです。
求人数が多いから、テレビでよく宣伝されているからといって、そのエージェントやコンサルタントが製薬業界の転職に強いとは限りません。
製薬業界の転職では、業界の転職でしっかりと実績がある転職エージェントの活用がとても重要です。別記事で、製薬業界で実績のあるおすすめの転職エージェントを紹介しているのでご活用ください。
転職エージェントの得意分野・タイプで効果的に使い分ける
製薬業界の転職で転職エージェントを選ぶ際に、そのエージェントがどの分野に強いのか得意分野やタイプを把握することが大切です。
製薬業界の転職で主に活用されるいくつかのタイプをまとめています。
タイプ | 代表的なエージェント | 特徴 | おすすめな人 | 詳細記事 |
製薬業界特化 | アンサーズ MRBiz | 業界の求人情報多数 専門のコンサルタント 非公開求人多数 | 製薬業界で転職希望の人 | 詳細記事 |
ハイクラス型 | ビズリーチ モランダ ランスタッド | 高年収の求人情報多数 スカウト型併用も | 管理職、これから管理職を目指す人 | 作成中 |
英語につよい 外資系につよい | JACリクルートメント ロバート・ウォルターズ エンワールド・ジャパン | 英語を使う求人多数 ネイティブの コンサルタント | TOEIC高得点取得済み 800点以上 | 詳細記事 |
総合型 | Doda | 求人数が多い 全国対応 知名度が高い | 20代 第2新卒 | 作成中 |
自分の目標と経験、さらには年齢などの条件によって最も効果的な転職サポートをしてくれるエージェントをタイプで絞り込むことで、効果の高い転職エージェントを選択することが出来ます。
例えば、強い英語力を活かした事を希望する場合、英語型や外資系につよい転職エージェントの活用がおすすめです。
なぜなら、英語型の転職エージェントには、英語を使う求人、国際業務関連の求人が多く集まる傾向があります。英語を活用する機会が高い求人を紹介される可能性が高くなります。
転職エージェントの得意分野、タイプと選び方に関しては別記事で更に詳しく解説しています。
複数の転職エージェントを活用する
製薬業界で転職でキャリアップをするには、転職エージェントの「複数登録」が効果的です。
製薬業界に強く食い込んでいる「製薬業界特化」のエージェントに加えて、外資系製薬会社で実績のあるエージェント、ハイクラスでスカウト型のエージェント、未経験の資格保持者につよいなど、それぞれの特徴や強みを活かして効果を高めることが可能です。
自分が希望する仕事や、つよみ、そして適正などをしっかりと把握、最も効果が高いと考える転職エージェントに複数登録しましょう。このことで、転職で求める結果により効率よく近づくことが出来ます。
なお、複数登録はおすすめですが、エージェントへの登録が多すぎる、強みを活かせるエージェントもコンサルタントとの相性が合わないなど、注意点もあります。複数登録をする際には、しっかりと方法と注意点を踏まえて登録を進めましょう。
複数登録に関する注意点も含めた効果的な活用方法は、別途記事で詳しく解説をしています。
製薬業界の転職には時間がかかることを把握している
製薬業界での転職は、大きくわけると3つの段階に分けられます。
情報収集やセキュリティ対策から転職エージェントへの登録の「準備段階」、必要な書類の作成から希望の求人への「応募段階」、内定、条件交渉を経て退職手続きや引き継ぎをする「内定から入社段階」です。
この3つの段階に加えて、求職者と企業側の「マッチング期間」があり、この期間はどのくらいかかるかが不確実です。
製薬業界の目安 | 他の業界の目安 | |
1.準備段階 | 2週間から1ヶ月 | 2週間から1ヶ月 |
マッチング期間 | 1ヶ月〜6ヶ月 | |
2.応募段階 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
3.内定から入社段階 | 1ヶ月〜3ヶ月 | 1ヶ月〜3ヶ月 |
かかる時間 | はやくて3ヶ月 6ヶ月から1年もあり得る | 通常は3ヶ月 ながくて6ヶ月 |
業界の求人は専門性が非常に高い事と求人数が決して多くないのが特徴。そのため、十分な経験やスキルがある人でも希望する適切な求人がない場合もあり、マッチングまでに時間がかかる場合があります。
製薬業界の転職では時間をしっかりと準備することが重要、焦りは禁物です。
20年以上製薬業界特化でトップエグゼクティブの転職支援をしているモランダ社CEOのフィリップ・カリガン氏は、以下のように製薬業界の転職には時間がかかることを述べています。
転職まで1年かかったというのはよくあるケースです。必ずしも、転職エージェントへの登録したときが、転職のタイミングとはかぎらないんです。
【インタビュー】モランダCEOのフィリップ・カリガンさん
それでは、それぞれの段階でどのような転職活動が必要なのか解説します。
1.準備段階
製薬業界で転職を考えた段階、まだ転職をするか決めてはいない時期です。事前の準備とセキュリティ対策をしっかり整えましょう。
キャリアプランと自己分析
キャリアプランでは、自分にとっての理想的な転職先やその職種、キャリアアップの方向性を考えます。
自分が得意とする分野や興味を持っている分野、今後挑戦したいことなどをしっかりと整理します。
自己分析では、客観的にスキルや適性を分析します。
将来の転職先で求められるスキルとの適合度を確認、転職先での自分の役割や業務内容をイメージ、そのために必要なスキルや資格、知識などを分析します。
基本的なセキュリティ対策
転職活動には「スマホ」「パソコン」「Eメール」「クラウドファイル」などは必須のツールです。必要に応じて個人のものを準備することや、社内での作業や会社支給のものは使わないなど十分な注意が必要です。
うっかりすると転職活動をしていることが、同僚や会社にバレてしまうリスクがあります。
会社研究・転職情報の収集
準備段階だからこそ、情報収集はしっかりとしましょう。
製薬業界の中にいても、他の会社に関しては意外と情報がわからないこともあります。転職サイトなどで実際の求人情報を見るだけでも、年収の相場感や人気のある職種などもわかります。
セミナーや説明会、転職のイベントへの参加や転職エージェントへの相談でも有益な情報が得られます。面接時の志望動機はもちろん、年収の交渉などでも持っている情報はとても重要です。
中でも、人気のある情報は、年収情報や働きやすさの情報です。転職会議など口コミサイトでは生の口コミ情報に加えて、働きやすさや製薬会社の年収情報も収集できます。
転職エージェントへの登録
準備段階で転職エージェントへの登録は「早い」と思う人もいますが、転職エージェントのもつ幅広い情報は準備段階でも活用する価値があります。
大切なのが、エージェントに対してまだ転職をすることを決定していないことをしっかりと伝えることです。その上でしっかりサポートしてくれるエージェントを活用しましょう。
また、製薬業界で実績のある転職エージェントを活用しましょう。製薬業界は専門性が高い求人が多く、専門外や製薬業界で実績がすくないコンサルタントでは、希望の求人としっかりとマッチングできない場合があります。
2.応募段階
情報収集やセキュリティ対策も万全にし、実際に転職をすることを決めた後、実際に希望する求人へ応募する段階となります。
この段階での転職の手順としては、いかのような流れとなります。
- 履歴書と職務経歴書の作成
- 求人と自身の希望とのマッチング
- 面接対策
- 求人への応募
- 面接
製薬業界の転職では、実際に希望する求人がすぐにない場合もあります。そのため、応募したい求人を見つけるまで時間がかかる場合があります。あせらないことも重要です。
準備段階を終えると、面接や職務経歴書の作成、面接といった直接応募した企業との接触が始まります。自己アピールが重要な、具体的な転職活動の段階に入ります。
3.内定から入社段階
転職の手順も「内定から入社」の最終段階となりますが、この段階でもするべきことがあります。内定を得ることが、転職の最終目標ではありません。
転職の手順として、入社の意思を伝える段階や、退職手続きや引き継ぎのことも踏まえることが大事です。
- 内定をもらう
- 条件交渉
- 条件の受諾
- 離職と業務引継ぎ
- 新しいキャリアのスタート
内定をもらった段階には大切な条件交渉となります。転職エージェントを活用している場合には、エージェントが窓口となって交渉をしてくれます。
転職の最終段階、新しいキャリアのスタートに向けて離職手続きと業務の引継ぎを丁寧に行うことが非常に重要です。
離職手続きもきちんと行いましょう。退職届の提出や雇用条件の確認、残業代や休暇の精算、社員証や業務用の機器の返却などが含まれます。
離職手続きを怠ると、後々トラブルの原因になる可能性があるため、しっかりと対応することが重要です。
さらに、職場を離れる際には、担当業務の引継ぎを適切に行いましょう。担当業務やプロジェクトの状況や進捗の報告、関連する文書やデータの整理・共有、後任者やチームメンバーへの指導やサポートなどが含まれます。
良い引継ぎを行うことで、職場の雰囲気や業務の効率性を維持し、後任者やチームに負担をかけずに円滑な移行を図ることができます。
以上、製薬業界での転職の手順を開始の準備から新しいキャリアの開始まで説明しました。
高い英語力を活用している
求められるスキルや専門性が非常に高いのが製薬業界。多くの人が、高い学位をもち、論文も多く発表するなど高いスキルを有します。
そのような中でも共通のスキルとして求められるのが「英語力」。製薬会社では、英語を活用する職種も多く、英語スキルに対する需要は高く、製薬業界で転職には高い英語力は、キャリアアップの武器となります。
転職で武器となるスキル「英語力」
製薬業界でキャリアップのために、英語力を高める努力をしている人が多いのですが、それはなぜでしょうか?
製薬業界では、業務上英語を使う機会が多いことや、海外の取引先のみならず、国内外の同僚や部下、上司がネイティブスピーカーであること場合もあります。
別途記事で詳しく「製薬業界での英語学習のメリット」を書いておりますが、転職という面でも以下のようなメリットがあります。
- 海外勤務や国際業務に就ける
- 昇給の可能性につながる
- 求められる取引先、上司、同僚、部下との英語でのコミュニケーション
- 国際的な場での講演、プレゼンテーション、発表の機会が増える
転職でも有利な高い英語力ですが、製薬会社の人が英語学習をするのには、他にも理由があります。
英語学習は「今からでも遅くはない」だれでも伸ばせるスキルであることと、TOEICなど世界で活用されている公式な試験があり、客観的にスキルレベルを示せることも大きな理由としてあります。
【参考記事】製薬会社で高い英語力が必要な理由
TOEIC800超で転職はかなり有利に?
実践的な英語力が最も大切ですが、これからキャリアップを目指す人はまずはTOEICで800点を目指すのが効果的です。
TOEICのスコアは客観性もあり、全世界で活用されており、800点を超えるスコアを獲得することで「高い英語力を持つ人材」として認識されます。社内での評価や転職での応募の書類でも確実に効果が期待できます。
ハイクラスの転職:英語は「スキル」
高い英語力をもつ人材は、活用するエージェントも異なります。
英語に強い転職エージェントには、外資系製薬会社をはじめ、英語を活用しなければならないポジションの求人が集まります。
このような転職エージェントにはネイティブのコンサルタントが求職者の担当をするなど英語力の高い人材を積極的にリクルートしています。
さらに、英語の活用は部門によって差はありますが、マネージメントクラスになればなるほど高い英語力が求められると言えます。
トップエグゼクティブの転職を多く製薬業界内で実現してきたモランダ社の代表フィリップさんは、インタビューでハイレベルの転職において英語は強みではなく、当たり前に持っているべきスキルであると言っています。
高い英語力を持つことで、キャリアアップのレベルを更に一段上げることが出来ると言えます。
製薬業界で英語力を活かせる転職エージェントは?
製薬業界研究
製薬業界の転職においても成功するためには「情報」がカギの一つであることに間違いはありません。高い専門性が求められる業界で、求人内容も高い専門性や経験が求められ、求人数も決して多くありません。
以下にして自分のキャリアップにつながる情報を得るのかが大事です。
それでは、成功する人が使っている情報を見てみましょう。
日本と世界の製薬会社と業界動向がわかる情報を活用
製薬業界のキャリアアップを実現している人は、徹底して製薬業界や転職先の製薬会社の分析をしっかりとしています。
希望する製薬会社の業界内でのポジションや将来性をしっかりと把握、自分の専門性と経験を生かせるのかをチェックすることが大切です。
業界に精通することで、自分と企業が求める人材のミスマッチを防ぎ、自分にとってふさわしいキャリアにアプローチすることが出来ます。
製薬会社それぞれの将来性を正確に把握することは難しいものの、現在の開発品の動向や国際戦略なども踏まえて応募する製薬会社を選びましょう。
例えば、ランキング記事などで、客観的にそれぞれの会社の相対的なポジションや強みを把握することも企業研究としては有効です。
製薬業界のランキングをまとめました。製薬業界研究にご活用下さい
業界の転職トレンドを把握
多様性が進み職種は更に専門性と種類が増える傾向にあり、他業種からの人材の流入も以前よりは増えています。
一方で、外資系大手製薬会社の日本市場への参入や、日本の製薬会社の積極的な海外戦略から人材のグローバル化や転職市場の流動化が進んでおり新たな職種も増えています。
多様性が進む製薬会社の職種
世界と日本の製薬業界、製薬会社の将来性を把握する
海外の市場調査会社による将来のびる製薬企業や医薬品の売上予測などは、今後の業界動向を知るうえで参考になるので積極的に活用しましょう。
同じランキング情報でも、過去、現在の医薬品や製薬会社の売上は現状の把握には非常に便利ですが、海外の調査会社のように将来予測をしている会社は、将来予測も公開しているのでそのような情報も将来性の把握にはとても有効です。
業界の研究は、希望する製薬会社を選ぶときに加えて、転職活動中でも役に立ちます。
転職活動にはかならず面接があり、十分な業界や企業の研究をすることで、より優位に転職を進めることが出来ます。
面接の際には、業界や企業研究から得られた「企業の将来性」や「自分の専門性の価値とのマッチング」など、より具体性をもったキャリアプランを面接官にしっかりつ伝えることができるでしょう。
製薬会社や業界研究をしっかりすることは、転職でキャリアップをより確実にするための情報と自信を提供することでしょう。
調査会社による将来予測も情報収集に便利
毎日の業界ニュースの収集
日本市場と海外市場の動きには、タイムラグがありますが、その時差はどんどん減ってきています。多くの大手外資系企業は日本も含めて自社で臨床試験を世界で実施し、もっとも売上があがるように上市戦略を組み、日本市場もその一つです。
日本市場のより詳細な把握には、海外市場でなにが起きているのかの把握も非常に重要です。
特に、開発動向や企業同士の提携などは日本以上に多くの情報が日々海外では起きています。このような情報をいち早く、正確に把握するには、海外の製薬特化のメディアやニュースを活用することが非常に有効です。
なお、クイック株式会社が運営、日本で最も読まれている製薬業界向けのウエブメディア「アンサーズニュース」では、定期的にロイター社の海外の業界ニュースも日本語で解説ているので、特にホットなトピックの把握にはとても便利です。
海外ニュースにアンテナを張って情報収集
製薬業界のキャリアアップのために実践するべきポイントのまとめ
製薬業界のキャリアアップのために実践するべきポイントを解説しました。
キャリアップとはスキルや経験をつむことで能力を高め、キャリアの経歴をあげることを指します。
昇進などによるポジションアップや、責任や管理する組織の規模が増えたり、管理する予算が大きくなったりすること、給与のアップなどがキャリアップといえます。
なお、最近はキャリアップが転職に近い意味でつかわれる場合が多いものの、かならずしも転職とキャリアップは同義ではなく、おなじ会社での昇給、昇進もキャリアップと言えます。
転職で年収やポジションを上げる人が統計で約3割ですので、転職を機会にキャリアップをする人がいることがわかります。
転職によって、キャリアップにつなげるようにしっかりとした準備やコツを押さえることが重要です。
製薬業界でキャリアップしている人が実践している方法として以下の3つを解説しました
- 徹底して企業、業界研究をしている
- 正しい転職エージェントを適切に活用
- 英語力を活かす
- 手順を把握してしっかりと準備をする
- 時間を確保する
キャリアップを実践している人は、製薬業界の研究をすることで、自分の価値と求められる会社とのマッチングをしています。
会社による海外戦略や開発戦略を踏まえ、希望する会社の将来性なども成功するための大切な要素と言えます。
業界研究は、実際に転職で面接の際にも便利ですので、キャリアアップを目指す人は業界に関する研究をしましょう。
転職でキャリアップを成功している人は、ただしい転職エージェントを効果的に活用をしています。
製薬業界は専門性が高い業界ですので、実績のあるエージェントを選ぶことが重要です。また、転職には、エージェントの複数登録が有効ですが、製薬業界では製薬特化の転職エージェントを軸にすることも成功のためには有効です。
スキルや専門性が高いのが製薬業界だが、英語力はキャリアップに有利なスキルです。
部門での需要の相違はあるものの、グローバル化もすすみ高い英語力への需要は今後も高いことが考えられます。
キャリアップで英語力を使うにはTOEICなどの客観性の高いスコアなどを活用しましょう。
また、すでに英語力がある人は、活用できる転職エージェントでも英語に強い転職エージェントを活用することで、さらに英語を活用する転職に利用できます。
なお、英語を活用する理由として、将来的に管理職やマネージメントを目指す人にとって英語力は必須のスキルであることも、キャリアップを目指す人が英語力を高める理由の一つであることも言えます。