世界のワクチン市場は年平均7%で成長、2024年には584億ドル市場に

グローバルワクチン市場:有病率の高さ、予防接種への注目の高まりが市場を牽引

世界的な市場調査会社であるMarkets and Markets社の最新のレポートでは2024年までに世界のワクチン市場は584億米ドルに達すると予測しています。これは2019年には417億ドルである市場が2024年までに年平均で7%もの成長率で拡大する見込みです。
成長が最も高い地域はアジア地域で、7.9%と最も高い成長率で市場拡大を牽引します。なお、もっとも大きな市場は、全世界の45%を占める北アメリカ地域です。

同社の予測によるとこの成長を促進している要素として以下を挙げています。

  • 感染症の高い罹患率
  • 研究開発に対する投資の増加
  • 各国政府のワクチン開発への援助
  • 予防接種活用の高まり

当レポートでは、ワクチンの世界市場について調査し、セグメント別の市場動向、2024年までの成長予測、地域別での動向、および市場に参入する企業のプロファイルなどについてまとめています。なお、本調査対象のワクチンは肺炎球菌、インフルエンザ、DTP、ロタウイルス、TT、ポリオ、MMR、水痘、デング、結核、帯状疱疹、狂犬病に対するものです。

各種セグメント別、地域別動向の動向は?

ワクチン市場は、患者タイプ別に小児および成人の患者に分割されます。
小児患者セグメントは、2018年の世界のワクチン市場で最大のシェアを占めています。
疾患の蔓延の増加により予防接種に対する政府の取り組みの強化が大きな要因と言えます。

ワクチンは、コンジュゲートワクチン、不活化ワクチン、生ワクチン、組換えワクチン、トキソイドワクチンに分類されます。2018年には、コンジュゲートワクチンが世界のワクチン市場の最大シェアを占めています。

このセグメントの大きなシェアは、政府の支援の増加とコンジュゲートワクチンの開発への投資の増加により後押しされてきています。

投与経路別では、筋肉内および皮下投与、経口投与、および他の投与経路に分類され、筋肉内および皮下投与セグメントが、2018年の世界のワクチン市場の最大のシェアを占めていますが、2024年までの予測期間中にも投与経路セグメントでも最も高い年成長率を達成すると予測されています。

地域別では、北米が2018年のワクチン市場で最大のシェアを占めており、世界のワクチン市場における北米の大きなシェアは、感染症の蔓延とワクチン開発のための政府および非政府組織による投資の増加が大きな要因としてあげられます。

一方、アジアの市場は、予測期間中に最も高い成長率を記録すると予測されています。医療費の増加や可処分所得の増加、政府の取り組み、多数の患者の存在などの要因が、アジアにおけるワクチン市場の成長を牽引しています。

ワクチン市場における主要企業

世界のワクチン市場の主要企業として、GlaxoSmithKline社、Pfizer社、Merck & Co社、Sanofi社が大手の主要企業として挙げられます。また、ワクチン市場におけるその他の鍵となるプレーヤーとして、CSL Limited (豪州)、Emergent BioSolutions,Inc.(米国)、Johnson & Johnson(米国)、Serum Institute of India (インド)、AstraZeneca(英国)、Bavarian Nordic (デンマーク)、田辺三菱製薬株式会社(日本)、第一三共株式会社(日本)が挙げられ、本分析レポートにおいて各社の化合物、製品に関する考察が加えられています。

参照の英文報告書

タイトル:【英文報告書】ワクチンの世界市場:技術、疾患、投与経路別、患者、タイプ別 – 2024年までの予測
Title:Vaccines Market by Technology (Live, Toxoid, Recombinant), Disease (Pneumococcal, Influenza, DTP, Rotavirus, TT, Polio, MMR, Varicella, Dengue, TB, shingles, Rabies), Route (IM, SC, ID, Oral), Patient (Pediatric, Adult), Type – Global Forecast to 2024
発行月:2020年1月29日
発行会社:Markets and Markets社

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