【アップデート】世界の製薬ニュース:「承認申請」ニュースのまとめ一覧

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※目次
■  医薬品、申請から承認へのながれ。新薬承認のインパクトとは?
【アップデート】最新の承認申請ニュース
【アーカイブズ】医薬品の承認申請ニュース一覧

医薬品、申請から承認へのながれ。新薬承認のインパクトとは?

医薬品は私達の健康のために活用され、命を助けることが目的ですが、医薬品の効き目が期待される一方で、生命に関わるものでもあります。そのため、医薬品として承認は有効性と安全性をしっかりと確保する必要があります。新しいおくすりの候補品は、長い研究開発で得られたデータや成果を申請資料を、承認取得のための申請をし、承認されることで医薬品として患者のもとに届きます。もちろん承認されないとおくすりとして利用はできません。

医薬産業政策研究所がまとめた2015年から2019年までの発表資料(日米欧の新薬承認状況と審査期間の比較)によると、日本で年間に承認される医薬品は100から130品目、その中でも全くの新規化合物であるNME( (New Molecular Entity)は、たったの20から50品目に限られます。新しい医薬品を世に出すことは狭き門であることがわかります。

医薬品が承認されるまでは長い時間と大きな投資と技術力が必要ですが、実際に承認になった場合のインパクトは非常に大きいことが言えます。全世界で販売されている医薬品の中には、1年の売上が1兆円を超えるおくすりもあります。(出典:世界の製薬会社ランキング推移で見る製薬業界の5年間|Insights4

医薬品の申請から承認までは、申請書の提出から信頼性の調査、審査専門員とも面談や製品製造所の調査(GMP調査)などの流れがあり、最終的に承認となります。日本では、品目にもよりますが、審査から承認までに9ヶ月から12ヶ月かかります。

医薬品は各国や地域で権限のある機関による審査と承認が必須です。日本では、承認の権限は厚生労働省にありますが、審査の実務は独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が担っています。各国や地域でも医薬品の審査、承認は政府機関である米国ではFDA、欧州ではEMA(イギリスはEU離脱後の承認管轄はMHRA)が行っています。

承認ニュースが注目されるのにはいくつか理由があります。製薬会社にとっては、自社で多くの時間とコストをかけた研究開発の結果ということでもありますし、競合他社の場合、自社品のシェアや売上に大きな影響を及ぼします。また、潜在的にパートナー企業として協業の可能性もあります。

新薬の承認ニュースは株価にも大きな影響がありますので、株式市場や株主は注目しないわけにはいきません。そして、新しい医薬品は、新しい医療オプションとして患者さんに投与されます。そのため、利益を享受できる可能性のある患者さんが新薬の承認へ大きな関心をもってます。

この記事では、そのような関心の高い方はもちろんのこと、多くの方に世界で発信されている新薬の承認関連ニュースをご提供します。定期的に世界の新薬の承認関連のニュースをまとめていますのでご活用ください。なお、この情報を含め、Insights4の記事はメルマガでも配信しておりますので、無料メルマガ「1分でわかる製薬ニュース」もご利用ください。

最新の承認申請ニュース

Acadia社のレット症候群薬Daybue(trofinetide、トロフィネチド)を米国が承認

[2023-03-11 BioToday]2018年のNeuren Pharmaceuticals社との提携でAcadia Pharmaceuticals社が北米での権利を有するレット症候群薬Daybue(デイブ;trofinetide、トロフィネチド、NNZ-2566)が米国FDAに承認されました。 5段落, 320文字

片頭痛を治療するPfizerの点鼻薬Zavzpret(ザブズプレット)を米国が承認

[2023-03-11 BioToday]片頭痛を治療するPfizerの点鼻CGRP受容体遮断薬Zavzpret(ザブズプレット;zavegepant、ザベゲパント)が米国FDAに承認されました。 3段落, 188文字

Sage/Biogen社の抗うつ薬zuranolone承認申請の諮問委員会は今のところ予定なし

[2023-03-09 BioToday]抗うつ薬zuranolone(ズラノロン、GABA-A受容体調節薬)の承認申請の専門家検討会(諮問委員会)の開催は今のところ予定されていないと米国FDAがSage Therapeutics/Biogenに通知しました。 3段落, 228文字

Mesoblast社の移植片対宿主病薬remestemcel-Lの再承認申請を米国FDAが受理

[2023-03-09 BioToday]Mesoblast社の移植片対宿主病(GvHD)薬remestemcel-L(レメステムセル-L)の再承認申請を米国FDAが受理しました。 3段落, 171文字

Ionis社のアミロイド症薬eplontersenの承認申請を米国FDAが受理

[2023-03-09 BioToday]Ionis Pharmaceuticals社の神経炎多発トランスサイレチンアミロイド症(ATTRv-PN)薬eplontersen(エプロンテルセン)の承認申請を米国FDAが受理しました。 3段落, 223文字

RocheのPolivyによるリンパ腫初治療の価値を米国FDAが疑問視している

[2023-03-09 BioToday]Rocheの微小管破壊剤付抗CD79b抗体Polivy(Polatuzumab vedotin)込みのびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)初治療の第3相試験(POLARIX)での無増悪生存(PFS)はいくらか(modest)ましな程度で、患者の身になるかどうかは疑わしい(questionable whether this rate of difference is clinically meaningful)と米国FDAが言っています。 4段落, 429文字

5歳未満小児へのBioMarin社の低身長薬Voxzogo使用承認申請を米国FDAが受理

[2023-03-08 BioToday]BioMarin Pharmaceutical社の軟骨無形成症薬Voxzogo(ボックスゾゴ;vosoritide、ボソリチド)の5歳未満小児への使用の承認申請が米国FDAに受理されました。 4段落, 345文字

BioMarin社の血友病A遺伝子治療Roctavian承認申請の米国審査が案の定3か月延長

[2023-03-08 BioToday]BioMarin Pharmaceutical社の血友病A遺伝子治療Roctavian(ロクタビアン;valoctocogene roxaparvovec)承認申請の米国FDA審査が果たして3か月延長されました。 2段落, 210文字

Eisaiのアルツハイマー病薬の承認を不動にするための申請を米国FDAが受理

[2023-03-07 BioToday]Eisai(エーザイ)/Biogenのアルツハイマー病薬Leqembi(レケンビ;lecanemab、レカネマブ)の米国での取り急ぎの承認を不動にするための申請が優先審査扱いでFDAに受理されました。 2段落, 183文字

Veru社のCOVID-19薬sabizabulinを米国FDAが認可せず

[2023-03-04 BioToday]米国フロリダ州マイアミのVeru社の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)薬sabizabulin(サビザブリン、VERU-111)が米国FDAの取り急ぎの認可(EUA)を逃しました。 4段落, 276文字

リウマチ性多発筋痛症へのRegeneron/SanofiのKevzara使用を米国が承認

[2023-03-03 BioToday]プレドニゾンなどのコルチコステロイド(CS)の効果不十分かCS漸減がままならないリウマチ性多発筋痛症へのRegeneron Pharmaceuticals/SanofiのIL-6伝達阻害剤Kevzara (ケブザラ;sarilumab、サリルマブ) 使用を米国FDAが承認しました。 2段落, 303文字

GSKのRSVワクチンもFDA招集専門家一堂が支持

[2023-03-02 BioToday]GSKが承認申請した60歳以上高齢者へのアジュバント成分AS01E込み呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンRSVPreF3 OA(GSK3844766A)は有効で安全と米国FDA招集専門家一堂(Advisory Committee/AdComm)が水曜日に判断しました。 3段落, 216文字

Sarepta社の筋ジストロフィー遺伝子治療SRP-9001承認申請の専門家検討会省略

[2023-03-02 BioToday]米国に承認申請したデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)遺伝子治療SRP-9001の専門家検討会が不要になったとSarepta Therapeutics社が2022年4Q/通年の決算報告の席で発表しました。 5段落, 307文字

Reata社のフリードライヒ運動失調症薬Skyclarysを米国FDAが承認

[2023-03-01 BioToday]Reata Pharmaceuticals社のフリードライヒ運動失調症薬Skyclarys(スカイクラリス;omaveloxolone、オマベロキソロン)が米国FDAに承認されました。 2段落, 137文字

PfizerのRSVワクチン・RSVpreFを米国FDA諮問委員会が支持

[2023-03-01 BioToday]米国FDAが招集した専門家一堂(VRBPAC)が60歳以上高齢者へのPfizerの呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンRSVpreF(PF-06928316)の効果や安全性の裏付けは十分と判断しました。 2段落, 129文字

Cytokinetics社の心不全薬omecamtiv mecarbilを米国FDAが承認せず

[2023-03-01 BioToday]Cytokinetics社の心不全(HF)薬omecamtiv mecarbil(オメカムチブ メカルビル)を米国FDAが承認しませんでした。 3段落, 325文字

【増補版】Merckのコロナ薬ラゲブリオを欧州が却下 Free!

[2023-03-01 BioToday]Merck & Co(メルク)がRidgeback Biotherapeutics社と組んで開発している新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」)治療薬Lagevrio(ラゲブリオ、molnupiravir)への逆風は収まらず、欧州連合(EU)の医薬品審査の実質的な最終意思決定の場・欧州医薬品評価委員会(CHMP)が同剤を承認すべきでないと判断しました。 10段落, 1202文字

アルツハイマー病不穏治療薬の承認申請に必要な情報をFDAがAxsome社に伝えた

[2023-02-28 BioToday]昨秋10月に発売された抗うつ薬AXS-05(NMDA受容体遮断薬)の別の用途・アルツハイマー病患者不穏(アジテーション)治療の承認申請に含めるべき情報を米国FDAがAxsome Therapeutics社に伝えました。 6段落, 539文字

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Merck & Coのコロナ薬Lagevrioの承認を欧州が却下

[BioToday 2023-02-25]Merck & Coの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬Lagevrio(ラゲブリオ、molnupiravir)の承認を欧州が拒みました。 4段落, 211文字

Sanofiの血友病A治療薬Altuviiioが米国で承認された

[BioToday 2023-02-25]Sanofiの静注の血友病A治療薬Altuviiio(Antihemophilic Factor, Fc-VWF-XTEN Fusion Protein-ehtl、efanesoctocog alfaを米国FDAが承認しました。 2段落, 160文字

Tevaの1日1回投与ハンチントン病/遅発性ジスキネジア薬Austedo XRを米国承認

[BioToday 2023-02-23] Teva Pharmaceuticalの頼みの綱のVMAT2阻害剤deutetrabenazineの1日1回投与経口錠剤Austedo XRが米国FDAに承認されました。 3段落, 274文字

貧血薬非承認へのAkebia社の異議申し立ての米国FDA検討がまだ終わっていない

[BioToday 2023-02-22]昨春2022年3月に米国FDAが下した貧血薬Vadadustat(バダデュスタット)非承認への異議申し立てへの2回目の途中回答をAkebia Therapeutics社が受け取りました。 2段落, 189文字

アステラス製薬の閉経症状治療薬fezolinetantの米国FDA承認審査3か月延長

[BioToday 2023-02-22]アステラス製薬の閉経症状治療薬fezolinetant(フェゾリネタント)の米国FDA承認審査が3か月延長されて今春5月23日までとなり、9700万ドル(131億円)相当の優先審査権利を使用して目指した早めの承認は叶いませんでした。 3段落, 247文字

Travere社のIgA腎症薬Filspariが米国で承認された

[BioToday 2023-02-18] IgA腎症(IgAN)を治療するTravere Therapeutics社のエンドセリン受容体阻害剤Filspari(フィルスパリ;sparsentan、スパルセンタン)を米国FDAが承認しました。 5段落, 334文字

Apellis社の眼疾患・地図状萎縮治療薬Syfovreを米国FDAが承認

[BioToday 2023-02-18]加齢黄斑変性症(AMD)に続発する地図状萎縮を治療するApellis Pharmaceuticals社の補体阻害剤Syfovre(サイフォブレ、pegcetacoplan、ペグセタコプラン)を米国FDAが承認しました。 3段落, 221文字

Chiesi社のαマンノース症治療薬Lamzedeを米国FDAも承認

[BioToday 2023-02-18]酵素αマンノシダーゼの欠乏で生じるリソソーム蓄積症の一つ・αマンノース症を治療するイタリアのChiesi社のαマンノシダーゼ補充薬Lamzede (velmanase alfa) を米国FDAも承認しました。 3段落, 226文字

Emergent社のオピオイド過剰投与治療薬の店頭販売に米国FDA諮問委員会が賛成

[BioToday 2023-02-17]オピオイド過剰投与かそれらしい(known or suspected opioid overdose)人を取り急ぎ治療するEmergent BioSolutions社のナロキソン点鼻薬・Narcan(ナルカン)の処方不要の店頭販売(OTC)を米国FDA諮問委員会が支持しました。 2段落, 218文字

Soligenix社のリンパ腫薬HyBryteの承認申請を米国FDAが受理せず

[BioToday 2023-02-15]Soligenix社の皮膚T細胞リンパ腫(CTCL)薬HyBryte(SGX301)の承認申請の受け取りを米国FDAが拒否しました。 3段落, 202文字

対照群なし試験2つの結果を頼りにGSKがJemperliの結腸癌用途承認申請を目指す

[BioToday 2023-02-11] 米国FDA諮問委員会に背中を押され、対照群なしの独走(single-arm)試験2つの結果を頼りに結腸癌への抗PD-1抗体Jemperli(dostarlimab、ドスタルリマブ)使用の米国承認をGSKが目指します。 4段落, 422文字

未熟児網膜症へのRegeneron社のEyleaの使用を米国FDAが承認

[BioToday 2023-02-10]Ph3試験2つ・FIREFLEYEとBUTTERFLEYEでレーザー治療との非劣性が示せなかったにもかかわらず未熟児網膜症(ROP)の早産児へのRegeneron Pharmaceuticals社のEylea (アイリーア;aflibercept、アフリベルセプト)使用を米国FDAが承認しました。 3段落, 396文字

直腸癌へのGSKの抗PD-1抗体Jemperliの試験計画がFDA諮問委員会で検討される

[BioToday 2023-02-9]GSKが提案している対照群なしの試験(single-arm trials)の完全寛解の結果が直腸癌への抗PD-1抗体Jemperli(dostarlimab、ドスタルリマブ)の取り急ぎの承認の拠り所となりうるかどうかが米国で木曜日9日開催のFDA諮問委員会で話し合われます。 4段落, 468文字

Appili社の抗生物質メトロニダゾール経口液剤の承認申請を米国FDAが受理

[BioToday 2023-02-9]Appili Therapeutics社の抗生剤・ATI-1501の承認申請が米国FDAに受理され、その審査結果が今年2023年9月23日までに判明します。 3段落, 281文字

都合よく変えたPh3試験結果頼りのAldeyra社のドライアイ薬承認申請をFDA受理

[BioToday 2023-02-8]場当たり的に主要転帰を1つ外した第3相試験で残りの主要転帰の改善を達成したAldeyra Therapeutics社のドライアイ薬reproxalap(レプロキサラップ)の承認申請が米国FDAに受理されました。 3段落, 181文字

先立つ治療を経た転移性HR+/HER2-乳癌へのGilead社のTrodelvy使用を米国承認

[BioToday 2023-02-4]乳癌診断のおよそ7割を占めるHR+/HER2-乳癌患者へのGilead Sciencesのトポイソメラーゼ阻害剤付きTrop-2標的抗体Trodelvy(トロデルビィ;sacituzumab govitecan)の使用が米国FDAに承認されました。 3段落, 274文字

透析患者へのGSKの貧血薬Jesduvroq (daprodustat) 使用を米国FDAが承認

[2023-02-03 Biotoday]AstraZeneca/FibrogenやAkebia Therapeutics/大塚製薬が手にできなかった貧血薬の米国FDA承認の知らせがGSKに届きました。 4段落, 419文字

Pfizerの乳癌薬Ibranceが閉経の区別なくアロマターゼ阻害剤と併用可能になった

[2023-02-03 BioToday]HR+/HER2-転移性乳癌(mBC)の初っ端の内分泌治療としてアロマターゼ阻害剤(AI)を使う閉経前の女性もPfizerのCDK4/6阻害剤Ibrance(イブランス;palbociclib)をそのAIと併用することを米国FDAが去年12月に承認しました。 3段落, 264文字

巨大軸索ニューロパチー遺伝子治療の更なる投与が必要とFDAがTaysha社に通知

[2023-02-02 BioToday]アステラス製薬が気に入れば手に入れうる巨大軸索ニューロパチー(GAN)遺伝子治療TSHA-120の第2相試験後の話し合いで米国FDAがプラセボ対照試験での更なる投与が承認申請前に必要とTaysha Gene Therapies社に通知しました。 3段落, 243文字

argenx社の筋無力症薬efgartigimod皮下注射剤の米国審査3か月延長

[2023-02-01 BioToday]Bayerにおよそ1億ドルも払って手に入れた優先審査権利・PRVの使用の甲斐なくargenx社の全身型重症筋無力症(gMG)薬efgartigimod(エフガルチギモド)皮下注射剤の米国FDA承認審査が3か月延長されました。 4段落, 258文字

Menarini社の乳癌薬Orserduを米国FDAが承認

[2023-01-31 BioToday]エストロゲン受容体1遺伝子(ESR1)変異乳癌を治療するイタリアMenarini Groupのエストロゲン受容体分解剤(SERD)Orserdu(オルセルデュ;elacestrant、エラセストラント)を先週末27日に米国FDAが承認しました。 3段落, 359文字

病期IB~3A非小細胞肺癌手術後患者へのMerck & CoのKeytruda使用を米国が承認

[2023-01-28 BioToday]病期IB(T2a 4 cm以上)~3Aの非小細胞肺癌(NSCLC)を手術で切除して白金化学療法を受けた患者へのMerck & Coの抗PD-1薬Keytruda(キイトルーダ;pembrolizumab、ペムブロリズマブ)使用を米国FDAが許可しました。 2段落, 247文字

マントル細胞リンパ腫を治療するLillyのBTK可逆的阻害剤Jaypircaを米国が承認

[2023-01-28 BioToday]先立つ治療が2回以上の再発/治療抵抗性(r/r)マントル細胞リンパ腫(MCL)の治療薬としてEli Lillyのブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)非共有結合(可逆的)阻害剤Jaypirca(ジェイピルカ;pirtobrutinib、ピルトブルチニブ)が米国FDAに取り急ぎ承認されました。 3段落, 404文字

Cidara社のカンジダ感染症治療薬rezafungin承認を米国FDA諮問委員会が支持

[2023/1/26 BioToday]Cidara Therapeutics社の週1回投与で事足りるカンジダ感染症(カンジダ血症/侵襲性カンジダ症)治療薬rezafungin(レザフンギン)の承認を米国FDA諮問委員会が支持しました。 4段落, 275文字

抗PD-1/L1薬の皮下注射化~どうやらRocheのTecentriq皮下注射剤が一番乗りする Free!

[2023/1/26 BioToday]今のところ静注の抗PD-1/L1薬Keytruda(pembrolizumab)の複製品締め出し期間の延長をMerck & Coにもたらしうるその皮下注射剤の米国承認申請の拠り所となるPh3試験(MK-3475-A86)結果がもうすぐ判明します。 4段落, 485文字

金策はさておきAxcella社がLong COVID薬のPh2b/3試験開始を米国FDAに申請

[2023/1/24 BioToday]金策が必要なことはさておきAxcella Therapeutics社が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)長患い(Long COVID)治療薬AXA1125のPh2b/3試験開始を米国FDAに申請しました。 4段落, 254文字

TheracosBio社の糖尿病薬Brenzavvyを米国FDAが承認

[2023/1/24 BioToday]2型糖尿病(T2D)を治療するTheracosBio社のSGLT2阻害剤Brenzavvy(ブレンザビィ;bexagliflozin、ベキサグリフォルジン)経口錠剤を米国FDAが承認しました。 3段落, 177文字

生理指標頼りの取り急ぎ米国承認を目指すBiogen社ALS薬の諮問委員会が3月開催

[2023/1/24 BioToday]SOD1変異による筋萎縮性側索硬化症(SOD1-ALS)患者が参加したPh3試験(VALOR)で主要目標未達成のBiogen社のSOD1抑制剤tofersen(トフェルセン)の米国FDA承認申請の諮問委員会が3月22日に開催されます。 3段落, 317文字

大腸癌へのSeagen社のHER2阻害経口薬Tukysa使用を米国FDAが承認

[2023/1/21 BioToday]大腸癌患者へのSeagen社のHER2チロシンキナーゼ阻害経口薬Tukysa(ツキサ;tucatinib)使用を米国FDAが取り急ぎ承認しました。 3段落, 219文字

慢性リンパ性白血病へのBeiGene社のBTK阻害Brukinsaの使用を米国FDAが承認

[2023/1/21 BioToday]BeiGene社のBTK阻害Brukinsa (ブルキンサ;zanubrutinib、ザヌブルチニブ)の新たな用途・慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)治療を米国FDAが承認しました。 2段落, 198文字

Eli Lillyのアルツハイマー病薬ドナネマブを米国FDAが取り急ぎ承認せず Free!

[2023/1/20 BioToday]Eli Lillyのアルツハイマー病薬donanemab(ドナネマブ)が米国FDAの取り急ぎの承認を逃しました。 3段落, 208文字

Intercept社の脂肪肝薬obeticholic acidの再承認申請を米国FDAが受理

[2023/1/20 BioToday]Intercept Pharmaceuticals社の非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)治療薬obeticholic acid (オベチコール酸;OCA) 再承認申請を米国FDAが受理しました。 3段落, 283文字

2型糖尿病成人をNovo社のGLP-1薬Rybelsusで治療し始めることを米国が承認

[2023/1/14 BioToday]先立つ糖尿病治療経験がない2型糖尿病(T2D)成人をNovo Nordisk社の経口のGLP-1受容体活性化剤Rybelsus(semaglutide)で治療し始めることを米国FDAが承認しました。 2段落, 199文字

必要に応じて使うAstraZenecaの喘息悪化予防2成分合剤Airsupraを米国が承認

[2023/1/12 BioToday]AstraZenecaの喘息薬Airsupra (エアスプラ;PT027、albuterol/budesonide、アルブテロール/ブデソニド) を米国FDAが承認しました。 2段落, 131文字

Phathom社の不純物検出胃酸抑制剤のFDA承認審査は予定日までに決着しない

[2023/1/8 BioToday]びらん性食道炎を治療するPhathom Pharmaceuticals社の胃酸分泌抑制剤vonoprazan(ボノプラザン)の承認審査は残念ながら予定日の今月11日までに決着しません。 3段落, 263文字

エーザイがアルツハイマー病薬Leqembi米国承認を不動にするための申請を提出 Free!

[2023/1/7 BioToday]アルツハイマー病薬Leqembi(レケンビ;lecanemab、レカネマブ)が米国でひとまず取り急ぎ承認(accelerated approval)された6日にエーザイが間髪入れずに同剤のその承認を不動(full approval)にするための申請を提出しました。 5段落, 411文字

エーザイのアルツハイマー病薬Leqembiを米国が承認~1年分の値段26,500ドル Free!

[2023/1/7 BioToday]病期が軽度認知障害(mild cognitive impairment)か軽度認知症段階(mild dementia stage)で脳にアミロイドβ(Aβ)病変を有するアルツハイマー病患者が使い始めることができるエーザイ/BiogenのAβ低減薬Leqembi(レケンビ;lecanemab、レカネマブ)を米国FDAが取り急ぎ承認しました。 4段落, 363文字

AstraZenecaのRSV感染症予防抗体nirsevimabの承認申請を米国が受理

[2023/1/6 BioToday]AstraZenecaの呼吸器合胞体ウイルス(RSV)下気道疾患予防抗体nirsevimab(ニルセビマブ)の承認申請を米国FDAが受理しました。 2段落, 165文字

統合失調症薬承認申請受取拒否の撤回はないことをMinerva社がFDAと会って確認

[2023/1/3 BioToday]Ph3試験失敗統合失調症薬roluperidone(ロルペリドン)承認申請の受取拒否の撤回はないことをMinerva Neurosciences社が米国FDAと面会して確認しました。 2段落, 138文字

Intercept社がFXR活性化剤の脂肪肝治療用途を米国FDAに再承認申請した

[2023/1/2 BioToday]2年半前にダメ出しを食らったファルネソイドX受容体(FXR)活性化剤obeticholic acid (オベチコール酸;OCA) の用途・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)治療をIntercept Pharmaceuticals社が米国FDAに再承認申請しました。 3段落, 411文字

SpringWorks社の類腱腫薬nirogacestatの手狭な用途の米国FDA承認申請完了

[2023/1/2 BioToday]Pfizerから仕入れた4剤を手に5年ほど前の2017年9月末に発足したSpringWorks Therapeutics社のその1つnirogacestat (ニロガセスタット) の手狭な用途・類腱腫治療の米国FDAへの承認申請が完了しました。 6段落, 439文字

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