今週の製薬ニュースまとめ: 世界で注目の製薬ニュース5選[2022年11月21日~11月25日]

week5

世界の製薬ニュースの一週間のまとめをお届けします。今週もっともグローバルの製薬業界で注目された製薬ニュースをまとめて日本語でお届けいたします。

今週の「世界で注目の製薬ニュース5選」
■ GSK社Blenrepの災難
■ uniQure社/CSL社 高額な初のヘムB遺伝子治療薬Hemgenixが新たな薬価基準になるか
■ ASHのレイトブレーカーが発表される
■ 米メルク社 Imago BioSciences社を買収
■ Mirat社iのM&Aに関する憶測

今週の製薬ニュースまとめ

GSK社Blenrepの災難

GSK社は、最近発表された第3相(検証的)試験データの結果が良好でなかったことを受け、骨髄腫治療薬Blenrepの米国市場からの撤退を決めました。この撤退により、同社の研究開発戦略やワクチン事業以外の成長見通しに対する見方は一層厳しくなるものと思われます。またGSK社の近年のメインフォーカスである卵巣がん治療薬のZejulaは、最近FDAによってセカンドラインで使用できる患者グループを狭められてしまい、オンコロジー分野で足踏み状態となっています。

uniQure社/CSL社 高額な初のヘムB遺伝子治療薬Hemgenixが新たな薬価基準になるか

uniQure社/CSL社のHemgenixはFDAに承認され、米国市場で上市された初の血友病B遺伝子治療薬となりました。Hemgenixの価格は350万ドルで、世界で最も高額な医薬品となりました。処方される可能性はあるのでしょうか?

医師が採用するにはまだ時間がかかり、より長期の耐久性データを待ってからになるものと見られています。バイオマリン社は、FDAが遺伝子療法に慣れてきたことを示唆し、現在FDAの審査を受けている血友病A治療薬ロクタビアンを、今後は諮問委員会の対象外とすることを今週発表しています。

ASHのレイトブレーカーが発表される

12月ニューオーリンズで開催予定の米国血液学会(ASH)の最新アブストが発表され、注目すべき製品としてノバルティス社のiptacopanとBeiGene社のBrukinsaが紹介されました。

ノバルティス社は、経口標的B因子阻害剤であるiptacopanの第3相試験(APPLY-PNH)の詳細データを発表します。iptacopanは、現在輸液および皮下補体阻害剤が優勢である発作性夜間血色素尿症(PNH)市場に挑みます。

BeiGene社は、慢性リンパ性白血病(CLL)および小リンパ球性リンパ腫(SLL)を対象にBrukinsaとアッヴィ社/J&J社の競合BTK阻害剤Imbruvicaを比較した第3相ALPINE試験から詳細データを報告する予定となっています。BrukinsはこれまでにImbruvicaと比較して良好な有効性と安全性を示しており、現在CLLおよびSLLを対象にFDAの審査を受けており、1月20日に回答期限を迎えます。

米メルク社 Imago BioSciences社を買収

米メルク社(メルク・アンド・カンパニー)は14億ドルを投じてImago BioSciences社を買収し、血液学ポートフォリオを拡大する予定です。この買収は一部の投資家が求めるような大規模なものではないものの、メルク社の後期パイプラインの拡大という戦略に沿ったものだと、アナリストは指摘しています。Imago社を買収することで、骨髄増殖性新生物用に開発中のLSD1阻害剤、bomedemstatを得ることになります。

Merck Announces $1.35 Billion Acquisition of Imago BioSciences

Mirat社iのM&Aに関する憶測

Bloombergによれば、Mirati Therapeutics社は、買収候補者からの関心を集めているようです。Mirati社は、同社初の製品であるKRAS阻害剤adagrasibが非小細胞肺がん(NSCLC)に対する治療薬として12月にも米国で承認される見通しとなっています。adagrasibは、米メルク社のPD-1阻害剤キイトルーダとの併用により、NSCLCのファーストライン治療薬として開発されたもので、買い手の購買意欲をかきたてるアセットと見られています。同併用試験の結果は、12月開催の欧州腫瘍学会(ESMO)で発表される予定です。

Cancer Drugmaker Mirati Draws Fresh Takeover Interest

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Insights4 Pharma編集責任者&情報コンシェルジュ 前田静吾

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