ロシュグループの次期CEOにトーマス・シネッカー氏。23年3月に就任へ。診断部門での業績が高評価

Thomas Schinecker

ロシュ社が、新CEOに来年3月15日付でトーマス・シネッカー氏が就任し、現CEOのセヴリン・シュヴァン氏は会長に異動することを7月21日、四半期業績発表と同時に発表した。同氏は、現ロシュ・ダイアグノスティックスCEOであるが、Covid-19のパンデミックの中での診断部門での業績が評価された。この発表に対して、ロシュグループの中外製薬も関係強化と発展を強調するコメントを発表した。

本記事のポイント
■ ロシュグループの次期CEOがトーマス・シネッカー氏に指名.限部門での診断薬の業績が高評価
■ 開発戦略には大きな変更はない模様
■ ロシュグループの中外製薬も関係強化と発展を強調

ロシュグループの次期CEOにトーマス・シネッカー氏。23年3月に就任へ

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ロシュ社が、新CEOに来年3月15日付でトーマス・シネッカー氏が就任し、現CEOのセヴリン・シュヴァン氏は会長に異動することを7月21日、四半期業績発表と同時に発表した。シュヴァンは、2014年から同職を務めてきた現会長のクリストフ・フランツ氏が再選を目指さないことを決定したため、その後任となる。

2008年からロシュ率いてきたシュヴァン氏は、取締役会がロシュの新CEOにシネッカーを任命したことを大変うれしく思うと述べ、シネッカー氏が20年間にわたり世界中のロシュでリーダーシップを発揮してきた非常に優秀な後継者であることを強調した。

新CEOのシネッカー氏は現在、2019年に就任した同社の診断薬部門を率いており、特にCOVID-19のパンデミックに対応した同部門の業績が高く評価されています。シュヴァン氏は、コロナウイルス流行時の「素晴らしい、優れた実績」を反映したのが、シネッカー氏の昇進であると述べています。

戦略やプランに大きな変更は予定はないだろう

コンサルティング会社であるジェフリーズ社のアナリストは、ロシュがCEOを新たに任命されたことについて、ロシュのユニークな医薬品の開発に注力していることを考えると、多くの人が驚くだろうとしたが、シュヴァン氏の新CEO就任にもかかわらず、会社の戦略やプランに大きな変化はないだろうとの見方を示しました。

シュヴァン氏は、現状の戦略は継続し、医薬品と診断薬の両方の事業を進化させたいとと述べ、シネッカー氏のCEO就任によって、戦略的なレベルでの構造的またはその他の変化があるとは思えないとのています。

中外製薬の奥田CEO、今後も関係強化、発展を強調

同日、中外製薬の奥田修社長CEOは東京都内で22年度第2四半期決算説明会に臨み、「ロシュとは非常に強固なWin-Winの関係をこれまで築いてきた。中外製薬のR&Dの能力が向上していることについてロシュから大きな評価を得ている。さらに、この関係が強化・発展していくのではないかと期待し、そのように見込んでいる」と強調した。

参照記事

Roche: Change in the Board of Directors and Corporate Executive Committee in Spring 2023 [GlobeNewswire]

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