中国に拠点を置くケルン製薬(Kelun Pharmaceutical)が、米メルク社とがんプロジェクトに関してのライセンス契約締結を発表をした。最大で14億ドルの取引とのことであるが、詳細はまだ明らかにされていません。
この発表はは16日月曜日に深圳証券取引所で公開され、メルクは「高分子オンコロジープロジェクト」の中国での権利に対して、4700万ドルの一時金を渡すとされている。ケルン社は12品目/プロジェクト以上のオンコロジーのアセットを持ち、11品目が臨床試験中で、3プロジェクトが前臨床試験中です。今回の取引において、具体的に何が交換されるかはまだ不明です
ケルン社が発表した中国語から翻訳された情報開示ですが、メルク社が1700万ドルの一時金を支払い、契約が正式に締結された後に3000万ドルを追加で支払うとされています。ケルン社は、マイルストーンで最大13億6000万ドルを獲得することができるとしています。
ケルン社は、以前にもHarbour BioMedとオンコロジー領域でライセンス契約を結んでいます。2018年に、最大3億5000万ドルで同社で開発中のPD-L1抗体のライセンス契約を契約を締結しています。
中国Harbour BioMed社とKelun-Biotech社が癌免疫療法で提携 抗PD-L1抗体A167の開発と商業化を目指す
米メルクは、大規模なM&Aを検討していると伝えられております。現在のバイオテクノロジー市場は弱含みの市場ではあるものの、買収の対象としてMirati Therapeutics、Strand Therapeutics、Arcturus Therapeuticsを候補として上げています。
参照リンク
Kelun Pharmaceutical
Merck to pay up to $1.4B in cancer deal with Kelun, but details are scarce
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