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新型コロナウイルス感染症
COVID-19ワクチン4回接種の抗体ではオミクロン株感染を防げそうにない
2022年1月18日
4回目としてPfizer/BioNTechかModernaの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンを接種したイスラエルの病院Sheba Medical Center職員の感染阻止抗体は3回接種止まりに比べて増えましたが、オミクロン(Omicron)株感染を防げるほどではなさそうです。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98303
安く作れる抗体似の小蛋白質TriSb92の点鼻でマウスのコロナウルス感染を防げた
2022年1月18日
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)スパイク蛋白質受容体結合領域(RBD)の一徹領域(highly conserved region)に取り付く安上がりな抗体似の小蛋白質TriSb92をヘルシンキ大学の研究チームが開発し、マウスへの点鼻で8時間は感染を防ぐことができました。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98302
オンコロジー
急性骨髄性白血病(AML)細胞は脱リン酸化酵素SCP4なしでは生きられない
2022年1月17日
これまで最も得体の知れなかったホスファターゼ(脱リン酸化酵素)の一つSCP4の触媒作用を頼りに急性骨髄性白血病(AML)細胞は生きており、一方正常な造血前駆細胞はSCP4が無くても平気なことが明らかになりました。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98300
自己免疫性疾患
ダウン症候群患者に生じやすい自己免疫疾患は免疫の早すぎる老化によるらしい
2022年1月18日
ダウン症候群患者に生じやすい1型糖尿病などの自己免疫疾患は免疫系の早すぎる老化によるらしいことが示されました。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98306
商談
AstraZenecaがAI創薬BenevolentAIとの提携を拡大して新たに2疾患の標的を探す
2022年1月17日
AI創薬会社BenevolentAIとの提携をAstraZenecaが拡大し、全身性エリテマトーデス(SLE)と心不全(HF)の治療標的を協力して見つけることに取り組みます。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98301
代謝性疾患
食欲抑制剤を開発するEraCal社の探索技術頼りの抗肥満薬検討をNovo社が試みる
2022年1月18日
チューリッヒ大学とハーバード大学をルーツとする前者の国スイス拠点のバイオテックEraCal Therapeutics社のゼブラフィッシュ幼生利頼りの表現型スクリーニング技術による抗肥満薬一揃いの検討にNovo Nordisk社が取り組み、摂食調節や他の代謝調節に与る薬剤標的の同定を試みます。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98304
中枢神経系疾患
マイクログリアをなだめる抗マラリア薬が多発性硬化症患者の歩行悪化を抑制
2022年1月18日
幾種類かある多発性硬化症(MS)の中で最も難儀で体の不自由さが日を追って悪化していく一次性進行型MS(PPMS)にマイクログリア活性化の持続が寄与していると示唆されています。
https://www.biotoday.com/view.cfm?n=98305