製薬業界の最新ニュースと解説

海外がん医療情報リファレンスは、有志の翻訳者、監修者の協力のもと、日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT)が運営をしています。
がんに関わるすべての人に、海外の最新がん情報を翻訳してお届けしております。

高リスクのルミナルB型乳がんに、ホルモン療法+CDK4/6阻害薬は化学療法と同等の効果
高リスクのルミナルB型乳がんに、ホルモン療法+CDK4/6阻害薬は化学療法と同等の効果

高リスクのルミナルB型乳がん患者に対して術前に行うサイクリン依存性キナーゼ(CDK)4/6阻害薬リボシクリブ(販売名:キスカリ)およびアロマターゼ阻害薬であるレトロゾール(販売名:フェマーラ)併用治療は、多剤併用化学療法と同等の奏効率を示した。このSOLTI-1402/CORALLEEN試験の結果は、12月10~14日開催のサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)で発表された

乳がんHER2阻害薬ツカチニブとT-DXdに関する2試験
乳がんHER2阻害薬ツカチニブとT-DXdに関する2試験

新規分子標的薬が進行HER2陽性乳がん患者を対象とした2つの臨床試験で有望な結果を示し、結果はサンアントニオ乳がんシンポジウムおよびThe New England Journal of Medicine(NEJM)誌で発表された。ダナファーバーがん研究所の医師が主導した試験において、ツカチニブおよびトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)による病勢進行の抑制が認められた。

急性リンパ性白血病小児患者は頭部放射線治療を受けなくてよい
急性リンパ性白血病小児患者は頭部放射線治療を受けなくてよい

急性リンパ性白血病(ALL)小児患者は、腫瘍が脳で再発するのを予防するための放射線療法がおそらく不要であることが新たな研究でわかった。同研究によれば、腫瘍再発リスクが最も高い小児であっても放射線治療は受けなくてよい。

がんゲノムデータ利用の拡大―患者自身の経験談を共有
がんゲノムデータ利用の拡大―患者自身の経験談を共有

個人のゲノムデータ使用の拡大により、以下のような疑問が生じています。どの患者がゲノム検査を受けるべきか。誰が個人のゲノムデータを管理するか。研究者や家族とゲノムデータを共有する際の、利点とリスクの可能性は何か。このような疑問について探るため、NCIは9月にメリーランド州ベセスダの米国衛生研究所(NIH)キャンパスでゲノムデータワークショップを開催、研究者や臨床医だけでなく、がん患者やサバイバー、患者の支援者も参加しました。

膵がん患者に対する遺伝子検査の義務化で多くの変異が発見|海外がん医療情報リファレンス
膵がん患者に対する遺伝子検査の義務化で多くの変異が発見|海外がん医療情報リファレンス

ダナファーバーがん研究所主導の新しい研究によると、消化器腫瘍専門医らが体系的な遺伝子スクリーニング+カウンセリングを実施したところ、膵臓がん患者で多くの遺伝子変異が発見された。

HER2抗体薬物複合体T-DXdは、T-DM1他治療歴のある乳がんに有望【SABCS】|海外がん医療情報リファレンス
HER2抗体薬物複合体T-DXdは、T-DM1他治療歴のある乳がんに有望【SABCS】|海外がん医療情報リファレンス

治験中のHER2標的抗体薬物複合体(ADC)である[Fam-] トラスツズマブ‐deruxtecan(T-DXd:トラスツズマブ デルクステカン)は、トラスツズマブ エムタンシン(T-DM1)(販売名:カドサイラ)や他のHER2標的薬剤による濃厚な治療歴のあるHER2陽性乳がん患者に対し、持続的奏効が 認められた。

FDA:転移尿路上皮がんにエンホルツマブ ベドチンを迅速承認|海外がん医療情報リファレンス
FDA:転移尿路上皮がんにエンホルツマブ ベドチンを迅速承認|海外がん医療情報リファレンス

2019年12月18日、米国食品医薬品局(FDA)は、抗PD-1抗体薬または抗PD-L1抗体薬による治療歴があり、術前または術後化学療法として、あるいは局所進行または転移した状態において白金製剤による治療歴のある局所進行または転移尿路上皮がんを有する成人患者に対して、エンホルツマブ ベドチン[enfortumab vedotin-ejfv](販売名: PADCEV、Astellas Pharma US, Inc.社)を迅速承認した。

術後内分泌療法へのS-1追加でルミナル乳がんの転帰が改善|海外がん医療情報リファレンス
術後内分泌療法へのS-1追加でルミナル乳がんの転帰が改善|海外がん医療情報リファレンス

術後における経口フッ化ピリミジン系薬剤であるS-1とホルモン療法 の併用によって、ホルモン受容体(HR)陽性HER2陰性乳がん患者における浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)が有意に延長され、5年iDFS推定値が改善された。この第3相試験の結果は、12月10日から14日に開催されたサンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS2019)で発表された。

AYAがん患者の転帰に影響する特有の要因|海外がん医療情報リファレンス
AYAがん患者の転帰に影響する特有の要因|海外がん医療情報リファレンス

がんの免疫療法の開発および普及 に尽力する欧州のプラットフォーム、欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2019年免疫腫瘍学会が12月11日から14日までスイスのジュネーブで開催される。この学会は、急速に進展するこの分野全体の概観を、最新の進歩から計画段階のものに至るまで 、基礎研究、トランスレーショナル研究、臨床研究の各研究者や、免疫学者、腫瘍内科医に向けて発信するものである。学会のプログラムには、以下のような免疫腫瘍学分野の最新テーマに関する興味深いセッションが多数予定されている。

がん治療としての運動プログラムの処方|海外がん医療情報リファレンス
がん治療としての運動プログラムの処方|海外がん医療情報リファレンス

米国スポーツ医学会が招集した専門委員会が、がんの予防とサバイバーシップにおける身体活動と運動の役割に関する最新のガイダンスと推奨事項を発表。委員会では、身体活動とがんに関する科学的なエビデンスについて包括的なレビューが行われた。この談話では、ACSMの前会長であるSchmitz博士が、身体活動とがんの予後改善を結び付けた研究結果と、これらの新しいガイドラインが医療従事者やがんサバイバーにとってどのような役割を果たすかという点について議論している。

  • 1
  • 2