循環器系疾患
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アジスロマイシンと処方後5日間の心血管疾患死亡リスク上昇が関連
抗生剤アジスロマイシン処方患者は処方から5日間に心血管疾患(CVD)でより死にやすいことが示されました。 4段落, 225文字
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雌ラットは雄に比べて腎臓の抗炎症T細胞をより増やして血圧上昇を阻止する
ラットの雌は雄に比べて腎臓の抗炎症調節性T細胞(Treg)をより増やして血圧上昇を食い止めると分かりました。 2段落, 117文字
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小胞体蛋白質MANFは心臓発作後の蛋白質折り畳みを手伝って心筋細胞を守る
心臓発作で生じる虚血/再潅流は小胞体(ER)蛋白質の折りたたみを害し、折りたたみ不全蛋白質に取り組む転写因子ATF6を活性化…
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アデノウイルスはギャップ結合蛋白質Cx43を妨げて心筋細胞間通信の途絶を招く…
iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った心筋細胞を使った研究の結果、アデノウイルス5型(Ad5)がギャップ結合タンパク質・コ…
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USPSTFが2015年と変わらない高血圧症検診手順をひとまず示した
18歳以上の成人の高血圧症を見つけるのにまずは診察時に血圧を測定し、治療を始める前に家での血圧測定や持続血圧測定で診断…
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深刻な大動脈弁狭窄の初代Portico人工弁治療は他に比べて安全性に難あり
米国とオーストラリアでの無作為化試験(PORTICO IDE)の結果、Abbott(アボット)の初代Portico人工弁で治療した深刻な大動…
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腸の不埒な細菌を減らす環状ペプチドが高脂肪食マウスの動脈硬化を食い止めた
腸の不埒な細菌を減らす環状ペプチドが高脂肪食マウスのコレステロールを減らし、動脈硬化を食い止めました。 2段落, 103文字
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酸化活性炭がSOD様に働いて、脳卒中等の超酸化物レベル異常疾患を治療しうる
酸化活性炭がスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)様の働きを担い、脳卒中などの超酸化物レベル異常を伴う疾患を治療しうると…
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妊婦の49の血中RNAを調べることで妊娠34週前の妊娠高血圧腎症を見つけうる…
妊婦の血中の49のRNAを調べることで妊娠34週前(early onset)の妊娠高血圧腎症を85-89%の精度で同定しうることが示されまし…
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頻呼吸や胸部陥凹肺炎小児へのアモキシシリン投与の検討~WHO方針は依然妥当
世界保健機関(WHO)の5歳未満小児の肺炎治療ガイドラインでは、頻呼吸に加えて2週間未満の咳か呼吸困難を伴う場合には3日間…
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有酸素運動も筋トレも必要量している人の死亡率はそうでない人より40%低い
米国の成人50万人近く(479,856人)を9年ほど追跡調査した結果、ガイドラインで必要とされる運動量・週にゆるめなら少なくと…
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CD44と抗血管新生因子FKBPLの比が妊娠高血圧腎症と関連
CD44とそれを恐らく頼りに血管新生を阻害するイムノフィリン・FKBPLの比が妊娠高血圧腎症(preeclampsia)と関連することが示…
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75歳以上の高齢者のスタチン使用と死亡リスク低下が関連
スタチンを新たに使い始めた75歳以上の高齢者はスタチン非使用に比べて死亡率が25%、心血管(CV)による死亡率が20%低いこと…
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動脈硬化と関連するトリメチルアミンを減らす腸内細菌酵素の働きが判明
腸内細菌Eubacterium limosumが作る酵素MtcBは動脈硬化病変の血栓と関連する有毒なトリメチルアミン(TMA)生成に加担しない…
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経口抗凝固薬使用患者の出血予防/治療薬を開発するVarmX社が3200万ユー…
深部静脈血栓症(DVT)の予防や心房細動(AFib)に伴う脳卒中を防ぐ抗凝固治療として第Xa因子経口阻害剤(FXa DOAC)を服用し…
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Cytokinetics社が最大2億5000万ドルの投資確保~中国企業に心筋…
Cytokinetics社がニューヨーク拠点の投資会社RTW Investmentsから最大2億5000万ドルの投資を確保し、RTWが支援する上海の製薬…
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アルブミン/クレアチニン比をいつもの尿検査からそこそこ確かに予想しうる
死亡、腎不全、心血管一大事と関連するアルブミン尿の第一の指標・尿中アルブミン/クレアチニン比(ACR)を尿中タンパク質/ク…
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虚血性脳卒中/TIAへのAstraZenecaの抗血小板薬BRILINTA第…
軽度~中等度(NIHSSスコア5以下)虚血性脳卒中か要注意な一過性脳虚血発作(TIA)発症後すぐからのAstraZeneca(アストラゼ…
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出血増加の犠牲なく血栓を防ぐペプチドを効率よく届けるナノ粒子が仕上がった
出血を生じ易くすることなく血栓を防ぐインテグリン由来ペプチドを効率よく血小板に届けるナノ粒子が作られ、出血を増やすこ…
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Merck/Bayerの心不全薬vericiguat承認申請を米国FDAが優…
Merck & Co/Bayerの心不全(HF)薬vericiguat (ベルイシグアト) の承認申請を米国FDAが受理して医薬品優先審査(priority rev…
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体重が軽いかだいぶ高齢の患者への低用量プラスグレルはチカグレロルに劣らず
急性冠症候群(ACS)患者およそ4000人が参加したISAR-REACT 5試験のサブグループ解析の結果、体重が軽い(軽量)かだいぶ高齢…
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抗凝固薬活性解消薬の欧州とその他2か国の権利をAMAG社がNorgine社に…
抗凝固薬活性解消薬Ciraparantag(シラパランタグ)の欧州、オーストラリア、ニュージーランド権利をAMAG Pharmaceuticals社…
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心筋梗塞は内臓脂肪組織のマクロファージを死なせてインスリンを効かなくする
心筋梗塞は内臓脂肪組織のマクロファージを死なせてインスリン抵抗性を誘発することがマウス実験で示されました。 2段落, 98…
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PI3KC2α阻害剤で出血を誘発することなく血栓形成を防ぎうる
PI3KC2α阻害剤は血小板が血流変化に応じて活性化して血栓を形成するのを出血誘発なしで防ぎうることが細胞や動物実験で示され…
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マクロファージのCaMKIIγを減らすsiRNAで動脈硬化巣を治療しうる
動脈硬化巣マクロファージのCaMKIIγを狙うsiRNAナノ粒子で動脈硬化巣を落ち着かせうることがマウス実験で示されました。 2段…
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マウスの糖尿病や脂肪肝を安全に解消するTXNIP阻害低分子化合物を同定
カルシウムチャネル阻害剤verapamil(ベラパミル)によるTXNIP阻害が1型糖尿病発症したての患者に有益なことが示された事を背…
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Lilly/BoehringerのJardianceで駆出率低下心不全患者の…
駆出率低下心不全(HFrEF)患者をEli Lilly/Boehringer IngelheimのSGLT2阻害剤Jardiance(ジャディアンス;empagliflozin、…
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先天性心疾患関連肺動脈性肺高血圧症の治療に老化細胞除去剤が役立ちそう
左→右シャント(左右短絡)を伴う先天性心疾患(CHD)と関連する肺動脈性肺高血圧症(PAH)はしばらくは可逆的でシャント閉鎖…
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LMNA変異に伴う拡張型心筋症がスタチン・ロバスタチンで改善しうる
核膜蛋白質・ラミンAとCの遺伝子LMNAの変異と拡張型心筋症(DCM)の関連に機械的刺激への対応に携わる転写因子・KLF2(Kruppe…
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SGLT2阻害剤カナグリフロジンとの恐らく相互作用によるロスバスタチン筋毒性…
5年以上ロスバスタチン(rosuvastatin)を服用している3つの持病(冠動脈疾患、慢性腎疾患、2型糖尿病)もち高齢(76歳)女性…
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酸欠への細胞順応を促す超酸化物はNa+/Ca2+交換輸送体を介した反応で作ら…
真核細胞の殆どはミトコンドリアでの酸化的リン酸化(OXPHOS)機構による酸素消費を介してエネルギーを作ります。OXPHOSでの…
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吸入imatinibによる肺高血圧症治療を開発するAerovate社が726…
開発の足枷となった全身の有害事象が生じ難くなるように経口ではなく吸入imatinib(イマチニブ)による肺動脈性肺高血圧症(P…
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心房細動(AF)患者の死亡は減少し、AFでない人との生存の差が2年に縮まった…
米国マサチューセッツ州フラミンガムの住人を長きに渡って観察しているFramingham Heart Studyの記録を解析した結果、過去45…
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マウス網膜の毛細血管を包む周皮細胞間を繋ぐトンネル様の細管が見つかった
マウス網膜の毛細血管を包む周皮細胞が別の毛細血管を包む離れた周皮細胞とカルシウムイオン(Ca2+)をやり取りするトンネル…
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米国で虚血性心疾患死の減少と並行して心不全や高血圧性心疾患による死が増加
米国の2018年までの20年間のデータを調べたところ、虚血性心疾患による死亡の減少と並行して心不全や高血圧性心疾患による死…
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透析血管狭窄のパクリタキセル溶出バルーン治療で開存がより維持できた
無作為化試験の結果、血液透析用血管(hemodialysis fistula)の狭窄をパクリタキセル溶出バルーンで治療した場合の6か月時点…
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心不全治療として有望なVEGF-A発現底上げ低分子化合物を同定~RNAが標的…
VEGF-A発現を増やすことは心不全の治療として有望です。 3段落, 217文字
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カナグルで下肢切断を生じ易くなるのは主に心血管持病持ちの65歳以上患者
Johnson & Johnson(J&J)のSGLT2阻害剤INVOKANA(カナグル;canagliflozin、カナグリフロジン)で下肢切断を生じ易くなるの…
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閉塞性肥大型心筋症患者の約4割にMyoKardia社の心筋ミオシン調節薬が有…
閉塞性肥大型心筋症(閉塞性HCM)患者をMyoKardia社の心筋ミオシン調節薬mavacamten(マバカムテン)で治療して目標を達成し…
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長期の抗凝固薬服用を要する持病がないTAVR患者にはアスピリン単独がより良好…
欧州の17箇所での無作為化試験POPular TAVIコホートAの結果、経カテーテル大動脈弁置換(TAVI/TAVR)後の3か月間のアスピリン…
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駆出率低下心不全のJardiance治療で心血管死/心不全入院率が25%低下…
駆出率低下心不全(HFrEF)患者をEli Lilly/Boehringer IngelheimのSGLT2阻害剤Jardiance(ジャディアンス;empagliflozin、…
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心房細動の早めの洞調律回復治療で一大事・心血管死, 脳卒中, 入院が減少
欧州11か国135施設での無作為化試験EAST-AFNET 4の結果、診断から1年以内の心房細動(AF)患者の洞調律回復治療(抗不整脈薬…
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低用量エドキサバンが重大出血を増やすことなく超高齢な心房細動患者に有効
日本でのプラセボ対照試験ELDERCARE-AFの結果、標準用量の抗凝固薬が不向きな超高齢(80歳以上)の非弁膜症性心房細動患者の…
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80歳以上の非ST上昇心筋梗塞患者も侵襲治療の方が非侵襲治療より生存が良好
英国のおよそ2000人の観察データを解析したSENIOR-NSTEMI試験の結果、超高齢(80歳以上)の非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)患者の…
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SGLT2阻害剤dapagliflozinとempagliflozinは駆出…
SGLT2阻害剤FARXIGA(フォシーガ;dapagliflozin)を調べたDAPA-HF試験と別のSGLT2阻害剤Jardiance(ジャディアンス;empagli…
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慢性冠疾患患者の心血管死、心筋梗塞、脳卒中、冠血行再建がコルヒチンで減少
プラセボ対照試験LoDoCo2 の結果、慢性冠動脈疾患患者の心血管一大事・心血管死、心筋梗塞、脳卒中、冠血行再建が抗炎症薬コ…
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急性冠症候群PCI後の抗血小板薬エフィエント用量を1か月後に減らす治療が有効…
韓国での無作為化試験(HOST-REDUCE-POLYTECH-ACS)の結果、急性冠症候群(ACS)の経皮冠動脈インターベンション(PCI)後の…
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Servierの抗狭心症薬トリメタジジンでPCI後の転帰改善せず
無作為化試験ATPCIの結果、狭心症や非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)の経皮冠動脈インターベンション(PCI)がうまくいった患者にS…
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手術後の新たな心房細動は尾を引く~一過性脳虚血発作や脳卒中を生じ易くなる
手術後の新たな心房細動(AF)は尾を引くらしく、一過性脳虚血発作(TIA)や脳卒中を生じやすくし、さらには死にやすくなるこ…
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Insmed社の経口剤brensocatibのPh2で気管支拡張症悪化減少~…
気管支拡張症患者が繰り返し被る悪化は好中球性炎症と関連すると考えられており、気管支拡張症患者の痰の好中球セリンプロテ…