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開発は最終段階に―経口GLP-1受容体作動薬は糖尿病治療の新たな道を開くのか|DRG海外レポート

開発は最終段階に―経口GLP-1受容体作動薬は糖尿病治療の新たな道を開くのか|DRG海外レポート

「DRG海外レポート」ノボノルディスクは、2型糖尿病治療薬セマグルチドの経口剤を開発している。同薬はグルカゴン様ペプチド1(GLP-1)受容体作動薬で、注射剤としてはすでに販売中。消化管経由でもバイオアベイラビリティを確保するため、経口剤にはEmisphere TechnologiesのEligenテクノロジーが使われている。2015年8月、ノボは臨床第2相(P2)試験の良好な結果を受け、経口セマグルチドをP3試験に進めると発表した。

米メルク社 LantusのバイオシミラーをFDAが仮承認

米メルク社は20日、サノフィ社の糖尿病治療薬Lantus(insulin glargine)のバイオシミラーLusduna Nexvueが、FDAより仮承認(tentative approval)を得たと発表しました。同バイオシミラーは韓Samsung Bioepis社が資金提供し、メルク社が開発した薬剤です。メルク社の糖尿病・内分泌・女性の健康分野の臨床研究責任者の1人であるSam Engel氏は、「今回のFDAの仮承認はLusduna Nexvueが患者の手元に届く日がさらに近まったことを意味する、当社にとって大きな一里塚である」とコメントしました。

J&J社 糖尿病治療薬Invokanaで心血管リスク低下も下肢切断リスク増加

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社はSGLT2阻害剤Invokanaの心血管疾患の病歴を有する2型糖尿病患者を対象とした心血管アウトカムCANVAS試験および CANBAS-R試験の結果、プラセボとの比較で心血管リスクが14%低下したと発表しました。
一方で下肢切断リスクは約2倍に増加したとの結果が出たものの、同社の同試験責任者は高リスクの糖尿病患者の大多数に対して正味の臨床的有用性は示されたとしています。

米メルク社/ファイザー社 経口SGLT-2阻害剤の2型糖尿病第3相試験成功

米メルク社とファイザー社は2型糖尿病に対する経口SGLT-2阻害剤ertugliflozinの2つの第3相試験において、主要評価項目を達成したと発表しました。
2つの異なる用量いずれにおいても、2-3ヶ月の試験期間で平均血糖値の統計的に有意な減少が示されたということです。

サノフィ社/Lexicon社 1型糖尿病治療薬の第3相試験で主要目標達成

サノフィ社とLexicon社は1型糖尿病の患者に対しインスリン療法に加えSGLT1/2阻害剤のsotagliflozinを投与する第3相試験において主要目標を達成したと発表しました。
同社の臨床試験責任者Garg氏は今回の試験結果から、sotagliflozinは1型糖尿病患者の血糖管理を改善させるために有効な初めてのインスリン補助薬となるかもしれないとコメントしました。