製薬業界の最新ニュースと解説

癌患者の静脈血栓塞栓症再発予防アピキサバン治療は低分子ヘパリンに劣らず

【BioToday 2020-03-30】下肢近位の深部静脈血栓症(DVT)か全身性塞栓症を被った癌患者の静脈血栓塞栓症再発(下肢近位DVT、有症の上肢DVT、全身性塞栓症)予防効果を調べた無作為化試験(Caravaggio)の結果、Pfizer/Bristol-Myers Squibb(BMS)の経口抗凝固薬ELIQUIS(エリクイス;apixaban、アピキサバン)は低分子ヘパリン・ダルテパリン(dalteparin)皮下注射に劣らず、重大出血の発現率は同程度でした。 5段落, 490文字

高血圧患者の腎神経除去で24時間収縮期血圧が5 mm Hgほど低下

【BioToday 2020-03-30】診察時の収縮期血圧150 mm Hg以上で24時間の収縮期血圧平均が140 mm Hg以上の高血圧患者を募って331人が参加した無作為化試験SPYRAL Pivotalの結果、腎動脈神経除去(renal denervation)群の降圧薬なしでの血圧低下が偽手術(Sham)群に勝りました。 3段落, 269文字

下肢血行再建後のイグザレルト治療で下肢虚血が減り、重大出血が増える

【BioToday 2020-03-29】無作為化試験VOYAGER PADの結果、末梢動脈疾患(PAD)患者の下肢血行再建後のアスピリン+経口抗凝固薬Xarelto(イグザレルト;Rivaroxaban、リバーロキサバン)治療はアスピリン単独に比べて急な下肢虚血を減らしましたが(3年間推定発現率5.2% vs 7.8%)、重大出血をよりもたらしました(5.9% vs 4.1%)。 2段落, 271文字

代償不全後間もない心不全患者の心血管死や心不全入院がvericiguatで1割減少

【BioToday 2020-03-29】代償不全を経験して間もない要注意な心不全患者の心血管が原因の死亡(心血管死)や心不全による入院(心不全入院)の割合がMerck & Co/Bayer(バイエル)の可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)活性化剤vericiguat (ベリシグアト) で1割ほど低下した第3相試験結果が論文になりました。 4段落, 379文字

不整脈の出処を図示する超音波手法EWIの正確さが無作為化試験で確認された

【BioToday 2020-03-29】医師に馴染みの標準的な心エコーのデータに基づいて心臓の活動を立体図で表して不整脈の出処を色で知らせる手法EWI(Electromechanical Wave Imaging)がばらつきの大きい心電図(ECG)医師解釈より正確なことが無作為化試験で示されました。 3段落, 245文字

重症COVID-19患者へのRocheの血栓溶解剤アルテプラーゼ試験が米国で始まる

【BioToday 2020-03-28】呼吸不全に寄与する血栓症が中国やイタリアの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に認められていることや外傷/敗血症後の呼吸不全患者へのプラスミノーゲンアクチベータ(ウロキナーゼやストレプトキナーゼ)の有望な試験報告等を背景にして、重症のCOVID-19患者にRoche/Genentechの血栓溶解薬Activase(アルテプラーゼ;tPA)を静注や気道に直接流し込む試験がマサチューセッツ州とコロラド州の3病院で実施されます。 5段落, 541文字

動脈硬化/それ相応/HeFH患者のLDL-CがNovartisのInclisiranで低下したPh3論文

【BioToday 2020年3月19日】目一杯の用量のスタチンにも関わらずLDLコレステロール(LDL-C)濃度が高い動脈硬化疾患またはそれ相応に不健康な患者のLDL-C濃度がNovartisのPCSK9生成抑制剤Inclisiran(インクリシラン)半年に1回投与でおよそ半減した第3相試験2つ・ORION-10とORION-11の結果が論文報告されました。

Esperion社がベンペド酸とエゼチミブの合剤NEXLIZETの米国FDA承認も手にした

【BioToday 2020年2月29日】LDLコレステロール(LDL-C)低下薬NEXLETOL(bempedoic acid;ベンペド酸)の米国FDA承認を先週手にしたEsperion社が、同剤の成分と別のLDL-C低下薬ezetimibe(エゼチミブ)を一つにした1日1回経口服用錠剤NEXLIZET(bempedoic acid / ezetimibe)のFDA承認も物にしました。