製薬業界の最新ニュースと解説

ゾレアに効能変化再算定の特例、キイトルーダ・リクシアナには特例拡大再算定

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は1月22日、4月の2020年度薬価改定で17成分52品目に再算定を適用し、薬価を引き下げることを了承した。昨年12月に花粉症への適応拡大が承認されたノバルティスファーマの抗IgE抗体「ゾレア」には、20年度薬価制度改革で新設される効能変化再算定の特例を適用。MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」と第一三共の抗凝固薬「リクシアナ」は特例拡大再算定が適用される。通常の市場拡大再算定は、利尿薬「サムスカ」(大塚製薬)や高尿酸血症・痛風治療薬「フェブリク」(帝人ファーマ)など14成分40品目が対象となった(詳しくはトピックスで)。

【2020年に発売が見込まれる新薬2】GLP-1受容体作動薬に経口薬、アトピーには外用JAK阻害薬…HIF-PH阻害薬は3品目発売へ

【2020年に発売が見込まれる新薬2】GLP-1受容体作動薬に経口薬、アトピーには外用JAK阻害薬…HIF-PH阻害薬は3品目発売へ

2020年に発売が予想される新薬を領域別に2回に分けて紹介します。2回目は「腎」「糖尿病」「呼吸器」「皮膚」「眼科」とその他の領域です。腎・糖尿病においてはHIF-PH阻害薬3品目が発売、経口GLP-1が、皮膚科においてはアトピーに初のJAK阻害薬が、眼科において加齢黄斑変性には新規抗VEGF抗体が予定されている。心不全へのネプリライシン阻害薬/ARB、先駆け指定のHAE治療薬も期待される。

AstraZenecaの魚油薬Epanovaの心血管転帰Ph3中止~Vascepaとの差が縮まらず

【BioToday 2020年1月14日】Amarin社の魚油から作るω3脂肪酸薬Vascepa (icosapent ethyl) が第3相試験で心血管一大事を減らしたのとは対照的にAstraZenecaの同種薬Epanova (omega-3 carboxylic acid)の第3相試験STRENGTHはその効果が認められそうになく中止が決まりました。

【AnswersNews】2019年に読まれた記事ランキングTOP15

【AnswersNews】2019年に読まれた記事ランキングTOP15

AnswersNewsで2019年に公開した100本あまりの解説記事の中から、よく読まれた記事トップ15を紹介します。1位は、【花粉症】抗アレルギー薬 市場は混戦…「ビラノア」「ルパフィン」一気に販売増へ 「デザレックス」拡大狙う矢先の自主回収、でした。

駆出率低下心不全へのAstraZenecaのFARXIGA投与の承認申請をFDAが優先審査

【BioToday 2020年1月6日】駆出率低下心不全(HFrEF)成人の心血管死や心不全悪化予防を目的としたAstraZeneca(アストラゼネカ)のSGLT2阻害剤FARXIGA(dapagliflozin、ダパグリフロジン)使用の承認申請が米国FDAに受理され、医薬品優先審査(priority review)対象となりました。

Amarinの魚油起源ω3脂肪酸薬Vascepaの心血管疾患予防用途を米国FDAが承認|BioToday

Amarinの魚油起源ω3脂肪酸薬Vascepaの心血管疾患予防用途を米国FDAが承認|BioToday

魚油のEPAを成分とするAmarinのVascepa (バスセパ;icosapent ethyl) が心血管疾患(CVD)を生じる恐れが大きい成人がそのリスクを下げるのに使うことでFDAが承認。同剤は米国人1500万人もが属する巨大市場に進出する。同社は同剤の今年の売り上げ予想を最大4億2500万ドル(約465億円)、来年は最大7億ドル(約765億円)と上方修正し、やがては数十億ドルの年間売り上げに達すると予想しています。
Vascepaは今後10年で米国の心血管疾患予防市場の12%を捉え、2030年までに最大年間売り上げ32億ドルに至るとのRoth Capital Partnersのアナリスト予想がReutersのニュースで紹介されています。

フラボノイド・ルテオリンはmiR-8080亢進により去勢抵抗性前立腺癌を封じる

えごま、セロリ、ピーマン、パセリに含まれる抗炎症/抗酸化フラボノイド・ルテオリン(Luteolin)がマイクロRNA・miR-8080発現を増やしてリガンド結合領域欠損アンドロゲン受容体(AR-V7)発現を抑制して去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)の増殖を防いだりやCRPCのXTANDI(イクスタンジ ;enzalutamide、エンザルタミド)治療効果を改善しうることが名古屋市立大学のチームによるマウス等を用いた研究で示されました。