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胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見

JMAT202010

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【海外がん医療情報リファレンス 2020/10/19】 現在のところ胃がんおよび食道がん患者の生命予後は不良であるが、免疫療法がこれらに有益であることを示す新しいデータが2020年欧州臨床腫瘍学会年次総会(ESMO 2020)で発表された(1~3)。

免疫療法は治療を大きく変えることになるだろう。というのも、欧米諸国では早期治療としての免疫チェックポイント阻害薬はまだ承認されていないためである。3つの試験によるエビデンスが明らかになったが、これらは異なる患者集団を対象とし、また一次治療として用いられる免疫チェックポイント阻害薬も異なっている。

CheckMate 649試験(1)は、一次治療としてのニボルマブ+化学療法と化学療法単独とを比較したものである。対象患者は、HER2陽性ではない進行胃がん、進行胃食道接合部がん、または進行食道がんである(いずれも組織型は腺がん)。その結果、PD-L1複合陽性スコア(CPS)が5以上の腫瘍の患者では、ニボルマブ+化学療法の併用により全生存期間と無増悪生存期間が改善されることが実証された。PD-L1 CPSが1以上の腫瘍の患者および全患者集団でも改善が認められた。

出典: 胃・食道がんに免疫チェックポイント阻害薬が有益との新知見
発行元:海外がん医療情報リファレンス (一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT・ジャムティ)
発行日: 2020/10/19

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