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直腸がんの予後予測にはTNM分類より、血管侵襲と腫瘍デポジットのほうが精度が高い

JMAT202010

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【海外がん医療情報リファレンス 2020/10/23】 【ロイター】直腸がん患者において、MRIの画像評価によるリンパ節ではない腫瘍結節(腫瘍デポジット、mrTDs)や壁外静脈侵襲(EMVI)は、腫瘍の大きさやリンパ節転移(mrLNMs)よりも精度の高い予後予測因子であると研究者らは述べている。

「MRI検査でリンパ節腫大が認められた場合、現在の直腸がんの標準治療は放射線治療である」と、王立マーズデン病院(英国ロンドン)のGina Brown医師はReuters Health誌に電子メールで述べた。しかし、「腫瘍の静脈侵襲やその関連したデポジットなどの因子を使用するべきである」と述べた。
「リンパ節ではない腫瘍結節は、リンパ節転移と比較するとMRIで明瞭に認められる。また、予後に重大な影響があるが、化学放射線療法の使用によりその予後は大きく変わりうる」とBrown医師は述べた。



この研究により「治療が変わる」可能性があると同氏は加えて言う。「以前は『高リスク』であると考えられていた患者は実際にはそうではない可能性があり、その逆もありうる」。

出典: 直腸がんの予後予測にはTNM分類より、血管侵襲と腫瘍デポジットのほうが精度が高い
発行元:海外がん医療情報リファレンス (一社)日本癌医療翻訳アソシエイツ(JAMT・ジャムティ)
発行日: 2020/10/23

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