先週はCNS系のニュースが賑やかに報道された週でした。
今週の注目領域はどこに、、、なんてリリースを探っていると
珍しい情報がありました。
ノバルティス社が発表した第三相CANTOS治験の結果です。
治験対象薬カナキヌマブは、抗IL-1β抗体でイラリスとして
日本でも承認されている炎症性疾患治療薬です。
今回は循環器系疾患のリスク軽減をしらべるために、
1万人以上に実施した第三相の試験。
循環器系の疾患リスクの軽減の結果よりも驚いたのが、
肺癌の発生率と死亡率の軽減にも効果があったということです。
炎症性疾患治療薬としてすでに販売されている医薬品が、
循環器系疾患リスクを下げ、
肺癌にも効果があるということですが、おそらくすごく珍しいのではないでしょうか??
ノバルティス社、抗IL-1β抗体のカナキヌマブが、循環器系疾患のリスク軽減に加え、肺癌の死亡率も下げる効果を第三相CANTOS治験の結果として発表
ノバルティス社は循環器系の学会ESCで、この結果を発表。
同日、循環器系のニュース、オンコロジー関連のニュースと2つのリリースを発表しています。。。
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Novartis announces analysis published in The Lancet showing ACZ885 reduced lung cancer mortality by 77% in the CANTOS study with further studies planned
前田
リリースを見れば製薬業界がわかります。
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