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アストラゼネカ社、MedImmuneの関連会社EthrisとmRNA治療分野での提携。SNIMプラットフォームを活用し、喘息、COPD、IPFなどの呼吸器疾患分野での新たなターゲットを探索へ

MedImmuneの関連会社Ethrisが、アストラゼネカ社とmRNA治療分野での提携したと8月21日発表をしました。Ethris社は、同社のSNIMプラットフォームをアストラゼネカ社に排他的に提供する条件で、この技術を用いてmRNA治療のためのターゲットを探索、将来的に、喘息、COPD、IPFなどの呼吸器疾患分野での新たな治療薬の開発につなげるとのことです。

MedImmune社の副社長Bahija Jallal氏は、「我々は、ここ10年間で、mRNA治療分野を、より治療の方法として確実なものに近づけることに注力をしてきました。このパートナーシップを加えることで、現状の治療薬、開発品では達成できないアンメットニーズに応える治療薬の開発を加速することができる。」と発表しております。

アストラゼネカ社はこの契約で2,500万ユーロのアップフロントを支払い、Ethrisはその都度のマイルストーンを受け取るという条件です。またアストラゼネカ社が排他的に全世界での新薬としての販売権もこの契約に含まれています。

アストラゼネカ社は、mRNA治療分野と呼吸器治療分野に注力をするアライアンスを組んでおります。
mRNA治療に関しては、2013年にModerna Theraputics社と呼吸器、内分泌、腎臓疾患、オンコロジー領域での開発のアライアンスを組んでいます。最近では8月にModerna Theraputics社の持ち株比率を9%に引き上げたばかりです。
呼吸器治療分野においては、今年初旬にPieris Pharmaceuticals社と共同で新薬の開発をする戦略的提携を締結しています。また、Circassia Pharmaceuticals社とはCOPD治療薬Tudorza (aclidinium)とDuaklir (formoterol/aclidinium)の米国での共同開発と販売の提携を発表しています。