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一分でわかる製薬「時事英語」・2017年3月20日

今日のおさえたい製薬時事英語

  • euphoria:陶酔感、幸福感
  • rate of death:死亡率
  • venous thromboembolism(VTE):静脈血栓塞栓症

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イーライリリー社はホルモン受容体陽性のHER2陰性進行性乳がんに対するCDK4/6阻害剤abemaciclibの第3相試験において、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)について有意な延長が認められたと発表しました。
イーライリリー社は同試験で好結果を得たことから、今年Q3にもFDAへの承認申請を行いたいとしています。

ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)社とCytomX Therapeutics社は2014年に締結したがん治療薬創薬の提携契約に、標的とするがんの種類を新たに8つ加えることで合意したと発表しました。
この契約のもとBMS社はCytomX社に一時金2億ドルを支払い、また標的腫瘍ごとにマイルストン支払いを合計最大で4億4,800万ドル支払うことで合意しました。

Nektar Therapeutics社はオピオイドによる治療歴のない中等度から重度の慢性腰痛患者に対するNKTR-181の第3相試験で主要評価項目を達成したと発表しました。
同社によると、μオピオイド受容体完全拮抗薬であるNKTR-181は副作用の陶酔感を低く抑えた鎮痛剤であるということです。

アストラゼネカ社は2型糖尿病患者に対するSGLT-2阻害剤「フォシーガ」の治療が、他の糖尿病治療薬による治療と比較して、入院リスクを39%減少したと発表しました。
心不全による入院また総死亡のリスクを評価したCVD-REAL試験によると、「フォシーガ」の治療で総死亡率が51%減少したことも明らかになりました。

ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社とバイエル社は「イグザレルト」を静脈血栓塞栓症(VTE)患者に使用したところ、血栓発生抑制効果がアスピリンより優れているとの研究結果を発表しました。
J&J社によるとアスピリンのVTE患者に対する効果はないも同然だということです。

出典:FirstWord Plus, FirstWord Pharma Daily Round-Up