武田薬品社とOvid社 希少小児てんかん治療薬の開発で提携発表

武田薬品工業社とOvid Therapeutics社は武田社の小児難治てんかん治療薬TAK-935の開発において提携したと発表しました。
この契約においては、開発・製品化にかかる費用を折半するとともに、開発が成功した場合には利益も折半し、武田薬品はOvid社の株式を取得するとともに、TAK-935の進捗に基づくマイルストンを受領する権利を獲得する可能性があります。

武田薬品が、 日本における販売権を有するとともにアジアおよび他の 地域における販売にかかるオプション権を有します。 Ovid社は、本薬の開発を主導するとともに、米国、欧州、カナダ、イスラエルでの販売権を獲得します。 本契約に関するその他の経済的条件については開示していません。

TAK-935の臨床第1相試験の良好な結果を受け、今後、アンメットメディカルニーズの高い希少てんかん性脳症を対象に臨床第1b/2a相試験が開始される予定とのことです。今後、中枢神経系の別の希少疾患の適応追加についても開発する可能性があります。

両社は、ドラベ症候群、レノックス・ガストー症候群、結節性硬化症などの希少てんかん性脳症を対象に2017年に本薬の臨床第1b/2a相試験を開始することを見込んでいます。これらの希少てんかんは、幼児期に発症することが多く、生涯にわたって患者さんやご家族を苦しめます。てんかんの治療薬があるにも関わらず、これらの特異的な疾患に対する治療オプションはほとんどなく、新規治療薬の開発に対する高い医療ニーズが存在します。

<TAK-935について>
TAK-935は、希少小児てんかんを対象として開発中の治療薬で、強力で選択性の高いファースト・イン・クラスのコレステロール24ヒドロキシラーゼ(CH24H)阻害薬です。CH24Hは、主に脳内に発現し、脳のコレステロール・ホメオスタシスにおいて中心的な役割を担っています。CH24Hは、コレステロールを脳内で24S-ヒドロキシコレステロール(24HC)に変換し、その後24HCは脳から血漿循環に移行します。最近の論文では、CH24Hは、てんかんなどの中枢神経系疾患の原因となっている可能性が指摘されています。TAK-935は、CH24H阻害の作用機序を有する、臨床試験段階にある唯一の治療薬です。

<Ovid社について>
Ovid Therapeutics Inc.は、ニューヨークを本拠とした非上場のバイオ医薬品企業であり、BoldMedicineTMのアプローチを利用し、希少神経疾患の患者さんの生活の向上に大きな変化をもたらす治療薬の開発を行っています。詳細については、http://www.ovidrx.com/をご覧下さい。

出典:武田薬品工業プレスリリース

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