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胃がん・食道がん | ランドスケープ&フォーキャスト|主要7カ国

胃・食道がんの薬物療法の選択肢は限られています。標的療法は胃がん及び胃食道接合部(GEJ)腺がんでハーセプチンとサイラムザの2剤に過ぎず、いずれも食道がんでは承認されていません。チェックポイント阻害剤ではオプジーボ(日本のみ)、キイトルーダ(米のみ)の2剤がサードライン以降の胃がん及び胃食道接合部腺がん治療薬として承認されています。後期パイプラインは堅調で今後患者の予後が改善される可能性があります。

概要

胃・食道がんの薬物療法の選択肢は限られており、調査を実施した主要市場において、標的療法は胃がん及び胃食道接合部(GEJ)腺がんで承認された2剤に過ぎず、いずれも食道がんでは承認されていません。ロシュ/ジェネンテック/中外製薬のハーセプチンはHER2-陽性転移性がん患者の標準ファーストライン治療として、イーライリリーのサイラムザはフルオロピリミジン及びプラチナ製剤による治療後に進行したがんの治療薬として承認されています。

この他PD-1阻害薬、ブリストル・マイヤーズ スクイブ/小野薬品のオプジーボ(日本のみ)、メルクのキイトルーダ(米のみ)の2剤がサードライン以降の胃がん及び胃食道接合部腺がん治療薬として承認されています。

こうした承認にもかかわらず、胃がん・食道がん市場は開発者にとっては大きな機会がいまだに残っています。後期パイプラインは堅調で、多様なクラスの薬剤が、深刻なニーズが存在する多岐にわたる胃食道がんの患者群を対象としています。こうした治療薬によって、近い将来患者の予後が改善される可能性があります。

調査におけるキーポイント

  • 食道がん、胃がん、胃食道接合部がんという部位別に現在の治療法はどう異なっているか?
  • 各地域で最も大きな治療機会をもたらすのはどの患者タイプか?
  • ハーセプチン、サイラムザ、キイトルーダ、オプジーボ及び化学療法に対するKOLの見解は?
  • 未だ満たされていない臨床ニーズとは?
  • どのような機会を商業的成功につなげることが可能か?
  • その他の免疫チェックポイント阻害薬 (バベンチオ、ヤーボイ、tislelizumab)はどの疾患ステージで承認されることが予想されるか?これらは現在確立された治療法とどのように競えるか?
  • フェーズIIIで評価されている新規作用機序を持つ薬剤は、どの患者群を対象としているか、胃食道がん市場にどのような影響をもたらすか?