コロナ禍により、2020年の医学系学会は中止・延期が相次ぎました。開催数や開催時期について、実際にどのような影響があったのか、また2021年の開催予定はどうなりそうかについて、株式会社医薬情報ネットの「学会情報データベース(学会DB)」の登録データを用いて集計し考察を試みました。
株式会社医薬情報ネットでは、過去20年以上にわたって1,000件以上の医学系学会開催情報を提供する「学会手帳」を制作してきました。現在「学会手帳」は「学会DB」へと進化し、より多くの機能を有する新たなサービスとして展開しています。「学会DB」へのシステム移行は2019年に行われましたが、開発コンセプトは「学会手帳」とは全く異なっていたことから、2018年以降の開催データを使用する仕様となりました。
今回、「学会DB」に登録された学会開催データを用いて、2018年から2020年の医学系学会開催状況と2021年の開催予定を集計し、過去の年間開催数や開催推移、今後の開催状況など、コロナ禍による影響について若干の考察を加えました。