同種幹細胞移植は、高齢の骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善

【海外がん医療情報 2021/12/21】 同種幹細胞移植は、高齢の高リスク骨髄異形成症候群(MDS)患者の生存率を改善できるという、これまでで最も有力な証拠が新たな臨床試験結果で示された。ダナファーバーがん研究所の研究者らが、第62回米国血液学会(ASH)バーチャル年次総会で報告する。

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移植は現在、骨髄異形成症候群(MDS)に治癒をもたらす唯一の治療法であり、若年患者に広く使用されているにもかかわらず、高齢患者集団での有益性が証明されていないため、一般的に高齢患者には提供されていない。血液・骨髄移植臨床試験ネットワークによって実施された今回の新しい試験は、このことを変える可能性があると研究主任らは言う。全米34の医療センターで384人の患者が参加した本試験により、適合するドナーから造血幹細胞を移植することで50〜75歳の患者の生存率がほぼ2倍となることが示された。
「この患者群では、これまで移植が十分に活用されてきませんでした。私たちの調査結果によると、すべての患者は少なくとも移植センターに紹介されるべきです。そうすれば、移植を受ける条件を満たし、かつ適合するドナーのいる人は移植を受け、よりよい生存期間を得ることができます。移植センターが最初から適合するドナー探しに取り組めるように、これらの患者を早期にセンターに紹介することが重要です」と、研究の統括著者であるダナファーバーがん研究所のCorey Cutler医師(王立カナダ内科大学フェロー、公衆衛生学修士)は述べた。

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