認知症対策に「筋トレ」が効果的?認知症になるメカニズムを聞いて納得!|共二兼好

前回社会的につながっていることが長寿に関連しているという話をしましたが、ネットでつながっている場合はどうなのか?という論文もありました。これによると友達申請して受諾することなどは長寿と関連するようです。

ただ写真を投稿するようなface-to-faceの関係だと長寿に関連し、単なるメッセージの送受信だけの関係では寿命には影響しないそうです。

長寿に一番強く関連したのは、オフラインでの友情が最高レベルであり、かつオンラインでも適度なレベルで交流がある場合でした。

健康で長生きで意識するのは癌と認知症の予防

健康で長生きしたい。そのために日頃から意識しているのは、癌の予防と認知症の予防です。

先日もテレビを見ていて驚いたことがありました。それは「軽度の認知症(MCI)になっている人がキツめの筋力トレーニングをすると元に戻る」というものでした。以前、2012年09月26日に放送されたNHKの「ためしてガッテン」で「まさかコイツが原因!? アルツハイマー新予防」では、大分県宇佐市安心院で、認知症18人中16人が診断検査で「正常」と診断されるほどに回復したという番組がありました。

毎週1回集まって食事内容を討論して役割分担して準備をし、食べた後に脳を活性化させる有酸素運動をして解散というのを続けただけでした。この内容は半分信用していなかったのですが、今回は信じました。

さらに上記の「安心院けんこうクラブ」にここ13年参加してきた人のうち、認知症で生活に困っている人は一人もいないという結果も、こういう事実を突きつけられると信じざるを得ません。

メカニズムを聞いて納得。MCIの人は、その感覚神経の機能が衰えていることが多い

さて、今回驚いた話ですが、メカニズムを聞いて納得しました。認知症になる場合、手足や五感で得られた情報が脳に感覚神経を通じて送られているのですが、MCIの人は、その感覚神経の機能が衰えていることが多く、痛みや疲れを感じにくかったり、味や匂いがわからなくなったりするようです。

そのために認知症の人の作る料理は味がおかしいとか、いくら歩いても疲れていないという状態になるようです。

元に戻った時に、手に持った1グラムや1キログラムの重量の違いを認識することができるように、強めに反復して負荷をかけ、足や腕など鍛える筋肉に注意を向けて意識を集中させて行うのが大事だそうです。

3か月~半年程度はかかるようですが、これによって次第に痛みや疲労を感じるようになり、それに合わせて認知機能も向上することが多いそうです。

行っていた筋肉トレーニングは本山式でした。

そういえば、脳を使っていると言いながら同じことばかりやっていても認知症は進行すると言いますね。新しいことにチャレンジしていると認知症になりにくいということも納得できます。

薬の開発が全てではなく、ホリスティック医療も大事

こういう報告を見ると、薬の開発が全てではなく、ホリスティック医療も大事なのだろう、という感じになりますね。

薬を開発してきた者としては何ともいえない感じですが・・

ちなみに都道府県別の患者率、14個の説明要因の危険率、予防率が報告されている。東京以外の関東は患者率が低いようです。

認知症になってからやろうと思っても、「忘れている」かもしれないので、今のうちに始めるのがいいのかもしれませんね。

共二兼好(ともにけんこう)です。製薬関連の仕事についておりますので、私は健康であることを重視しています。健康であることは、仕事で成果をあげるために大切。いくら高いモチベーションやビジネススキルがあったとしても、健康でなければ成果がでないからです。私のブログでは、最新の論文の発表情報も紹介しつつ、私のペンネームのようにみなさんと一緒に健康であるために出来ることを「徒然に」綴ってまいります。

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