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ヤンセンファーマ、CAR-T免疫療法JNJ-68284528の再発性/難治性多発性骨髄腫対象でフェーズ1b/2試験の開始を発表

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ジョンソン&ジョンソングループのヤンセンファーマ、昨年Legend Biotech社から導入したCAR-T免疫療法JNJ-68284528の再発性/難治性多発性骨髄腫の患者を対象としたフェーズ1b/2試験を開始すると発表した。CAR-T免疫療法であるJNJ-68284528(LCAR-B38M)は、B細胞成熟抗原(BCMA)を標的するCAR-T免疫療法で、現在中国においても治験が進められている。

ジョンソン&ジョンソンは、Legend Biotechが中国で先に実施している臨床試験も参照しつつ、今回開始する第Ib相治験では、JNJ-68284528による安全性の評価をし、治療に対する最適な用量を確定することも目的にしていると説明した。フェーズⅡ治験の部分では、国際骨髄腫作業部会(International Myeloma Working Group:IMWG)で適宜付けられている基準を用いた全奏効率を主要評価項目として治療の有用性を評価する。

この発表に際して、ヤンセンファーマのPeter Lebowitz氏は、「私たちは、JNJ-68284528の開発にコミットしており、BCMAを標的するこのCAR-T免疫療法をさらに評価するためJNJ-68284528のグローバルな臨床開発プログラムを開始することをとても嬉しく思います。我々は多発性骨髄腫の治療法の確率に努力しており、このCAR-T免疫療法であるJNJ-68284528がこの疾患の治療において重要な役割を果たすことに期待しています。」と述べた。ジョンソン&ジョンソンは、本治験薬の導入の際に、3億5,000万ドルのアップフロントペイメントを含むライセンス契約をしている。

LCAR-B38MはBCMAを標的するCAR-T免疫療法で、患者自身の血液からT細胞を取り出し、遺伝子を組み換えたキメラ抗原受容体(CAR)をT細胞に発現させ、再び患者自身の体内に戻すことでT細胞が腫瘍細胞を認識し標的とすることで抗腫瘍効果を発揮する。同じBCMA細胞を標的とするCAR-T免疫療法であるbluebird社のbb2121であるが、2018年3月に、bluebird社はセルジーン社と米国における再発性/難治性多発性骨髄腫治療を対象としたbb2121の共同開発のライセンス契約に合意、締結している。

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