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Targovax社、腫瘍切除後の膵臓癌を対象としたTG01とゲムシタビン・アジュバント(GM-CSF)の第I/II相ESPAC4治験でにおいて2年間の全平均生存期間平均値においてさらに良好な結果を発表

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【Insights4オンコロジー会員限定記事】ノルウェーのオスロを拠点とするTargovax社が、膵癌切除患者を対象にRASペプチドを製剤化したがんペプチドワクチンTG01とゲムシタビン/アジュバント(GM-CSF)併用の第I/II相ESPAC4治験の臨床データを発表、2年間の生存率において第1コホートに続き第2コホートでは更に有意な生存データが得られたと発表した。同社はは、TG01が既存の膵癌治療の有効性を高めることができることを示しているとしている。

TG01は、RAS変異を標的とするがんペプチドワクチンである。このワクチンは、免疫応答を誘導するために7つの変異RASペプチドを含む。 体内に注入されたペプチドはキラーT細胞を誘導し、腫瘍を攻撃して破壊する。

第I/II相ESPAC4治験では、切除後の膵臓癌患者32人を対象にTG01と化学療法を併用投与し、全生存期間中央値は、33.4ヶ月であった。標準的化学療法では27.6ヶ月であり、約6ヶ月の有意な生存データが得られた。

最初のコホートの19名の患者に対して、アジュバント化学療法の間もしくは後にTG01の投与をした。2017年に発表されたこの臨床データでは2年間の生存率は68%(13/19人)および全生存期間中央値は33.1ヶ月であった。

第2のコホートの13名の患者に対しては、アジュバント化学療法の間ではなく投与前もしくは後に容量を減らしたTG01を投与、このコホートでの2年間の生存率は最初のコホートよりもさらに高い77%(10/13人)であった。ゲムシタビン単剤投与の過去の臨床データでは2年間の生存率は30-53%である。なお、2018年5月末時点での第2コホートの全生存期間中央値はまだ算出されていない。手術後1年間、94%の患者(30/32)が生存、手術後2年でも72%の患者(23/32)が生存していた。対象となった患者の90%(29/32)が変異RASへの特異的免疫活性化を示している。

これらのデータは、TG01が既存の膵癌治療の有効性を高めることができることを示唆している。
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